こんにちは。おまかせ事務代行YPP五味渕です。
渋谷に本社をおく株式会社パークジャパンさまと、YPP広報担当 鴻池奏さんが出会ったことによって生まれた企画『渋谷きれいな駐車場プロジェクト』が無事全日程を終了しました。
このプロジェクト。もともとは奏さんが8年前に、当時経営していたベリーダンススタジオ&ショップが入ったビルの周辺「ファイヤー通り」をたった一人で掃除し始めたことがきっかけでした。
その通りは、どこの渋谷商店街からも管轄外の場所。JRと渋谷区と東京都がそれぞれ道を三分割する形で所有しており、誰も掃除する人がいないおかげで、巨大なゴミ箱になっていたそうです。
フェンスにはゴミの入ったビニール袋がいたるところに吊り下げられ、植え込みにも道路にも大量のゴミが散乱していました。その量は、一つの植え込みのゴミだけで30ℓのゴミ袋がいっぱいになってしまうほど。
それを奏さんが一人で黙々と掃除するうちに、家族が協力して親子で掃除するようになり、やがて地域の人も協力するようになり、、、
今では『渋谷きれいなプロジェクト』として、地元の学校や商店街、商工会議所や企業など多くの団体が参加するようになりました。
そして今年の夏、パークジャパンの安西雅博専務と鴻池奏さんが出会ったことで、特別企画『渋谷きれいな駐車場プロジェクト』が生まれました。
パークジャパンさまも「駐車場はゴミを捨てられやすい場所。自分たちが管理する駐車場は、他社よりきれいな駐車場を目指そう!」と美化運動に力を入れていたので、意気投合。4回にわたって渋谷区内の各地をボランティアの方々と一緒に、自社管理だけでなく、ライバル社の駐車場も含めて、どんどん綺麗にしていきました。
私も初日と最終日に参加してみました。
植え込みから出てくる・出てくる、吸い殻、お菓子の袋、使いかけのライターや、朽ちかけて拾うのが難しいくらいボロボロのビニール(でも絶対土に帰らない人工物たち)。
奏さんは「最初はこういう小さなゴミはあきらめざるを得ないぐらいだったのに、今は皆でこんな細かなゴミも拾えるぐらいに綺麗になって…」と8年間続けてきた結果に、感慨深い様子でした。
一人でなら心折れてしまう量のゴミでも、約30人が力を合わせると、たった一時間で大量のゴミを集めることができ、協力しあって物事を進めるパワーを私も改めて感じました。(とはいえ一人で始めてからの8年間という歳月は想像して余りあるものを感じます)
きちんと分別しながら集めた大量ゴミは、最後はパークジャパンさまの車で回収・破棄くださいました。
奏さんが常々「ゴミ拾いは社会の縮図。勉強になるし、面白い」と言われていた意味も、実際に参加してみて分かりました。
最初は一人からのスタート。それが次第に大きな輪になって、いろんな人が集まる場に変わっていく。
ゴミ拾いだけではなく、色々な「世の中をよくするための活動」の基本を見た思いがするプロジェクトでした。
ゴミを出さない暮らし方、なかなかの難題ですが、忘れずに少しずつでも工夫したいなと思います。
2022年夏の楽しい思い出になりました。
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