2020年 9月 の投稿一覧

9月に読んだ本

こんにちは。
おまかせ事務代行YPP 五味渕です。

読書の秋ですねえ。

本を読む時間がある、というのは本当に幸せです。

私の場合「読む」というより
「すがりつく」という行為があっているような気がするときもありますが(笑)。

今月は、facebookでふと目にして衝動買いしたものや
知り合いから薦められたものなど、様々です。

まだ読んでいる途中の本もありますが
ご紹介します。

 

はじめてのkintone 現場のための業務ハック入門 沢渡あまね・高木咲希著

共感することが多い沢渡あまねさんの著書。沢渡さんは事務カフェにおいでいただいたこともあり、ご活躍が嬉しいです。業務ハッカー、ぜひ増やしたい!!!

共感することが多い沢渡あまねさんの著書。沢渡さんは事務カフェにおいでいただいたこともあり、ご活躍が嬉しいです。業務ハッカー、ぜひ増やしたい!!!

 

分林保弘の「仕組み経営」で勝つ 村田博文著

創業時にM&Aの実績が1本もなかった、という分林氏。顧客の為、フロー図を何枚も書いたというエピソードに、我が意を得たり!と思いました。フロー図を書くことは業務理解のスタートですから。

驚いたのは、分林氏には創業時にM&Aの実績が1本もなかった、というエピソード。顧客の為、フロー図を何枚も書いたという話には、我が意を得たりと思いました。フロー図を書くことが業務理解のスタートですから。

 

人生を変える幸せの腰痛学校 伊藤かよこ著

家族が体を痛めていた折、ピラティスレッスンの先生から推薦された一冊。足腰の痛みに悩む方は手に取ってみてはいかがでしょうか。

家族が体を痛めていた折、ピラティスレッスンの先生から推薦されて読んだ本。足腰の痛みに悩む方だけでなく、心の痛みを抱える方にも有用な「幸せになろうと決めること」の大切さを伝えてくれる一冊です。

 

新富裕層のための戦略的不動産投資 杉山浩一著

その道の専門家の方が「社会全体を豊かにすることが、長期的な真の豊かさにつながる」と次代のリーダーである新富裕層向けに、惜しみなくノウハウを書いている一冊です。この手の本は、出たらすぐ読むべし。すごく実践的です。

その道の専門家の方が「社会全体を豊かにすることが、長期的な真の豊かさにつながる」と次代のリーダーである新富裕層向けに、惜しみなくノウハウを書いている一冊です。この手の本は、出たらすぐ読むべし。すごく実践的です。

 

4冊中2冊は、実際に著者にお目にかかったことがあり
著者を身近に感じながら読み進める時間も、また幸せなひと時です。

10月も、本を通じた新たな世界との出会いが楽しみです。

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9月事務カフェ【番外編】『経理が苦手な方向け 貸借対照表の見方・作り方』開催報告

こんにちは。おまかせ事務代行YPP 五味渕です。

9月の事務カフェは“番外編”として無料のオンライン講座で
『経理が苦手な社長のための貸借対照表の見方・作り方』をお届けしました。

超初心者向けのテーマなので
参加される方がいらっしゃるかな、、、と心配もしつつ
とはいえ
実際は、経理のどういう仕訳から貸借対照表の数字が出来上がっているか
ご存じない社長さんもおられるので、このテーマにしてみました。

蓋を開ければ
初参加の方々に交じって、常連の方、久しぶりにお会いできた方など
9名にお集まりいただき
オンラインとはいえ、いつもの少人数でじっくりの勉強会となりました。

また開催後は
『実学、わかりやすかったです』
『改めてじっくり聞いて色々気づかされました』
『決めかねていた事項の背中を押してもらえました』など嬉しいご感想をいただきました。

 

日程があわなかったけれど
実は興味がある、とブログを訪ねてくださった方に
講義内容の一部をご紹介したいと思います。

 

そもそも、、、貸借対照表を勉強する以前に

正規の簿記=複式簿記で「仕訳日記帳と総勘定元帳」をつけないと
100万円以下の罰金になることが会社法で定められているのですが、
それもあまり知られていないかもしれません。

まず貸借対照表を知る前に
今回の事務カフェでは
『複式簿記で日々の取引を記録すること』から勉強しました。

左(借方)と右(貸方)に勘定科目と金額を書いて、日付順に記録したものが「仕訳日記帳」で、この1行ごとを「仕訳」といいます

左(借方)と右(貸方)に勘定科目と金額を書いて、日付順に記録したものが「仕訳日記帳」で、この1行ごとを「仕訳」といいます

9月1日 仕入 1,000円/現金 1,000円 ←このように日付と勘定科目を用いて『何を買ったか・何で買ったか(現金か預金なのか、掛けなのか?)』を記録します

このような記録(1レコードずつ)の蓄積が
『貸借対照表と損益計算書』に繋がっていきます。

仕入れた時は、現金が減って、費用が増える

仕入れた時は、現金が減って、費用が増え、利益が減る。

 

単純な話、
売上は全部現金でもらい、購入するときは全部現金で払って
その支払ったものがすべて「費用」になっていれば
「売上(収益)」 - 「費用」 = 「利益」 で、手元の現金と利益は一致します。

ところが実際には、仕事で必要な買い物をしたけれど
「費用」とはみなされず「資産(=お金があるのと同じ)」となるものがあり、
購入したものの一部は『損益計算書』ではなく『貸借対照表』に記録されていきます。

またこの時に減った現金や預金も、損益計算書では記録されず
『貸借対照表』で数字が動きます。

資産の名称(勘定科目)がかわるだけで、資産全体は減っていない

資産の名称(勘定科目)がかわるだけで、資産全体は減っていない

損益計算書「売上」 - 「費用」 = 「利益」 の計算に“入らない出費”
お金は払ったけれど、会社には財産として存在している記録が『貸借対照表』に蓄積されていくので
手元の「現金」と、損益計算書で算出される「利益」は一致しませんし、
現金以外にも会社で「お金(資産)」とみなされているものがある、ということ
その『お金が動く度に、どこにどう記録されているか』を知ることが、大事です。

また実際には、
現金でやりとりすることは少なく
掛けで売っている場合、掛けで買っている場合は(つまり請求書を発行・受領していると)
なおさら、今手元にある現金のうち、
『まだもらっていないお金(売掛金)』と、『これから払う予定のお金(買掛金)』があるので
帳簿にある利益と、手元の現預金に違いが生じるだけでなく
本来あるべき現預金と、手元にある現預金は常に異なります。

 

例えば今、水道をひねって水がジャーと出た瞬間
現金そのものは減っていませんが、会社としては
「費用(水道光熱費)」がジャーと発生し、その分「負債(未払金=あとで払うお金)」もジャーと増えています。

お金が動く・もしくは、これから動くことが決まった時点【取引が決定・成立したとき】に
貸借対照表と損益計算書の“どこ”と“どこ”に“どの科目”で記録するかをイメージできるようになると
日々の取引から数字が蓄積されることが、わかってきます。

 

また、実際の貸借対照表にある「資産=お金とみなされているもの」のうち、
本当に金額どおりの価値があるものばかりとは限りません。

購入時より価値が下がった資産(土地や商品)もあれば
入ってくる予定のお金(売掛金)と思っていたけれど回収不能になったものも
現実には往々にして発生します。

不良資産が隠れているのに
書いてある数字だけみて、計算していたら
会社の安全性や健全性を見誤ることもあるわけです。

なので、現物・現場をしっかり確認して
(商品ならしっかりとした棚卸し。売掛金なら個別の回収チェック)
取引がおこなわれた都度、頭の中では(まずはトレーニング気分で)
貸借対照表と損益計算書のどこが動いたかをイメージすると
会社の数字に強くなっていく一歩が踏み出せるでしょう。

このイメージ力を持つことは
社長や経理担当者に限らず、本来はどのポジションの人が感じていてもよい
ものすごく大事な“商売の基礎知識”だと常々思っています。

 

貸借対照表には、前述したように「現金」以外に
「これから払わなくてはいけないお金」も
「これから入ってくるであろうお金」も
「入ってこないのにお金とみなされているもの」が書いてあります。

そして
『創業から今までトータルで、いくらの利益を計上してきたか』が
利益剰余金(いわゆる内部留保といわれるものです)として書いてあります。

内部留保は、その言葉から「いま会社に保管されているお金」だと思うと
とんでもない誤解で、
乱暴にいってしまえば、手元にある現金とは関係ありません。

簿記や会計の知識を深めていって
会社のお金の“意味あい”や、“歴史”を理解できるようになると、
仕事に対して、長期で物事を考える視点も養えるように思います。

 

今回の事務カフェの参加後に
簿記の知識をさらに深めたいとの決意を伝えてくださった方もいて、嬉しい限りです。

世の中で一人でも多くの人が、きちんとした経理の知識を身に付けて
数字に強くなりながら
しっかりと長期で仕事をする視点が持てると
その国のGDPに良い影響があるんじゃないかと本気で思います。

類は友を呼ぶ。

勉強熱心な方々とご一緒しながら、
今の時代に必要なことを貪欲に学んでいきたいと思います。

 

しばらくはオンラインによる開催となりそうですが
新たなテーマと講師の方が決まり次第、次の事務カフェをご案内させていただきます。

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【第1回YPPワンデイブートキャンプExcel編『もっと使いこなしたい。Excelの時短術』開催報告】

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みなさんこんにちは!
うだるような暑さですが元気にお過ごしでしょうか?
暑すぎて外もなかなか出歩けないので、溜まりに溜まった家の物の断捨離を始めてみました…がなかなか捗らず、、^^;
物を1つ買うごとに1つ捨てることから始めよう!と意気込んでいる今日この頃です☆
(ピカピカミニマリストへの道は程遠い…苦笑)

さて、学びの場プロジェクトはYPPで2019年よりスタートし、
「日々の生活、仕事に追われながらも何とか勉強時間を捻出し、自分のスキルを上げたい!」というメンバーさんを応援したい…!
そんな想いを胸にこのプロジェクトが生まれました。
そのプロジェクトの一環として、1日完結型のワンデイブートキャンプを今回初めて開催いたしました。

そもそも『ブートキャンプって何!?』と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
数年前に流行ったビ〇ーズブートキャンプを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ブートキャンプ(boot camp)とは、『技能を身につけるための短期集中トレーニング講座』であり、今回はExcelの講座を開催いたしました。
前置きが長くなりましたが、先日開催されたワンデイブートキャンプの様子をお伝えいたします^^


■第1回YPPワンデイブートキャンプExcel編
『もっと使いこなしたい。Excelの時短術』
■開催日時:2020年8月27日(木) 10:00~12:00


今回はYPP事務カフェプロジェクトの名物講師である
東京メトロポリタン税理士法人副代表の榎本孝史先生をお迎えし、
『初心者でも明日から使えるExcelの小技』
『基本ショートカットキーをいきなり応用編にするポイント』
『関数を覚えなくてもできるピボットテーブル』
など、 事務効率アップに欠かせないExcelに関する基礎知識、ちょっとした応用を余すことなく勉強いたしました。
榎本先生もZoomでの講座は初めてとのことで少し緊張されつつ、講座がスタートしました☆*
講座はパワーポイントで分かりやすく説明してくださり、榎本先生が準備してくださったExcelのシートを共有し、実際にExcelで小技を個々で試しつつ行いました。
このブログを読んでくださっているみなさまに、特別に!いくつか抜粋してご紹介したいと思います^^♪

 

 

■これだけは必ず覚えて欲しい!重要度Aのショートカットキー

・「Ctrl」+「C」 コピー
・「Ctrl」+「Z」 戻る
・「Ctrl」+「V」 貼り付け
・「F2」 編集モード
・「Ctrl」+「PgUp」「PgDn」シートの切り替え
・「Ctrl」+「1」セルの書式設定

誰でも頻繁に使う基本操作である上記のショートカットキー。
ショートカットは覚えれば覚えるほど時短につながり、ポイントは『マウスを使わないこと』とおっしゃっていました。
ショートカットキーを覚えて手が追いつくまでは、マウスの方が早く作業できるかもしれない。
でもだんだんそれが逆転するときが必ず来る、そのときまではマウスを使うのをぐっとこらえて、ショートカットキーを思い出しながら作業していくことが大切である…と。
ショートカットキーによる効率化を実感できるまで極められたら、かなりの時短につながりそうです^^

 

■コピペだけではショートカットのメリットを感じにくい。大切なのは範囲選択とアクションのW使い

「範囲選択」の例
セル
セル複数
行選択
列選択
複数行選択
複数列選択
全セル選択

「アクション」の例
・コピー(C)
・貼り付け(V)
・削除(D)
・挿入(I)
・表示(U)非表示(H)
・太字(B)
・塗りつぶし
・罫線


範囲選択&アクションの例
コピー&ペーストはショートカットキーでやっているけれど、その先がなかなか入って来ずマウスで…という方が多いそうです(私もです…^^;)
マウスの動作が途中に入ると作業ペースが落ちる、だからショートカットキーのみで終わらせた方がペースアップ!
もちろんこれらの全てを覚えなければいけないのではなく、自分に合ったショートカットキーを覚え効率よく作業していくことが大切だそうです。

列選択(Ctrl+Space)し、アプリケーションキーを押して、削除(D)
行選択(Shift+Space)し、太字にする(Ctrl+B)

など、覚えてしまうと意外と簡単にできることが分かり、驚きました!

 

■クイックアクセスツールバーを自分流にカスタマイズすることでストレスフリーの時短作業を

<設定方法>
①左上部(緑色の部分)、リボンタブの▽マークをクリックする
②その他のコマンドをクリックする
③コマンドを選びカスタマイズする

『これだけは絶対にやっておいた方が良い!』と榎本先生が強くお勧めされるクイックアクセルツールバー。
自分がよく使うコマンドを選択し、ショートカットで出来ない作業を登録する。
そして「Alt」+数字で実行。

Excelで実践しながら行いましたが…便利すぎる!と驚きました。
繰り返しやる作業は、最初に環境を整えておくことが後々ストレスフリーの時短作業につながることを実感しました。
とっても便利な機能なので、よく使う作業をぜひみなさんもカスタマイズしてみてください^^*


基本のショートカットキー~ピボットテーブルまでを教わり、Excel初心者の方も中級者の方もご満足いただける勉強会になったのではないでしょうか^^
ショートカットを制する者はExcelを制する!
Excelが苦手で、簡単な表くらいなら少し時間をかけてでもWordで作ってしまうくらいのExcel初心者の私でも、先生の講義は大変分かりやすく、これなら私もできるかも!?と胸が高鳴りました!
また、ピボットテーブルは私にとっては少しハードルが高いのですが^^;、教えていただいたことを復習しつつ使えるようになりたいなぁと前向きな気持ちになりました☆*


☆参加者の声(一部抜粋)

■Bさん
このように新しい知識を学ぶ機会をいただけて非常に貴重で有意義な時間を過ごさせていただきました。
知らなかった事がたくさんでしたので非常にためになりました。
色々と教えていただきましたので、少しでも実務で活用しマウスを触る時間を減らしてキーボードで作業し効率よくお仕事できるように実践していきたいと思います。

 

■Sさん
榎本先生の穏やかな話し方ととても分かりやすい解説。
参加できてとても勉強になりました。
覚える方が大変と思い、ついついマウスを使っていましたが、ショートカットキーを使うとあんなに時短になるということに驚きました。
なるべくショートカットキーを使う努力をして時短目指すよう頑張ります‼
興味が沸いたピポットテーブル。早速私も試しに家計簿を作成してみました。

 

■Kさん
ショートカットキーはアクションより範囲選択がより重要なことやクイックアクセスツールバーの利用法などの具体例など、すぐに実践したいことばかりでした。
テーブルとピボットテーブルについてもわかりやすいご説明により、欲しいデータが簡単に加工でき、修正が容易なことがわかり、実践へのハードルが下がりました。
教えていただいたことを身につけられるよう取り組みたいと思っています。

 

■Sさん
私はExcelはまだまだ初心者のレベルで、まったく使いこなせていなかったので今回のブートキャンプは参加してとても良かったと思っております。
ショートカットの重要性は理解していても、いざ使う段になってどのキーかを忘れてしまって探すのも時間が掛かってしまって、結局マウス操作になってしまうことが多々ありましたが、榎本先生からの「そこをぐっとガマンして、最初は時間が掛かってもショートカット操作を続けてください」の一言に励まされた気持ちになりました。
改めてショートカット操作を頑張って覚えていこうと思うところです。
ピポットテーブルも全く未知のことだったので、教えていただいて本当に良かったです。
今後何か集計のお仕事など対応するときに使えるように、今から練習しようと思います。

 

■Eさん
ショートカットキーもテーブルもすぐに使える&使ってみたくなるもので、大変ためになりました!
実務としては、テーブルで作業した方がいいのか、関数を組んだ方がいいのか、または別の方法があるのか、現場で迷うことが多々あります。
そういったところは経験を積むしかないのかなと思います。
エクセルの直感も磨けるように、日々の作業を頑張りたいと思います。


今回の第1回YPPワンデイブートキャンプExcel編。
参加者からも大変好評だったので、第2回も開催できたらなぁと思っております。
詳細等決まりましたら、メンバー向けメールにてご案内いたします☆
本で読むだけでは続かないし、分からないと挫折してしまう…
そんなあなた!(私もそうです^^;)
みなさんで一緒に勉強してみませんか?
たくさんのご参加、お待ちしています^^

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