在宅ワークについて

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自由な生き方・働き方 個人事業主としての日常をYPPメンバーがざっくばらんに語ります!

2021年4月10日(土曜日)9:45AM~10:35AM
Bナビオンにて、YPPメンバー3名がパネルディスカッションに登壇します。

埼玉から、ピアノ教室を経営しながら、YPPで経理をやっている秋山さん。

沖縄から、宮古島で雑貨店経営をしながら、YPPで経理をやっている大出さん。

福島から、前職のキャリアを生かして様々なプロジェクトで活躍しつつ、YPPではプライバシーマーク研修講師や、資料作成をしている竹内さん。

自分らしい、自由な生き方とは。

個人事業主としての良さと大変さとは。

置かれている状況の中で、何を選択していくか・何にチャレンジできるか等

魅力的なメンバー3名にざっくばらんにお話いただきます。(代表五味渕が司会を務めます)

在宅ワークにご興味のある方
一歩踏みだす背中を押してほしい方
オンラインなので、当日でも後日でも、お気軽にご覧ください。

なおご視聴にはBナビオンの登録が必要です。
ご興味ある方は是非、こちらからご登録ください。

五味渕は、13:40-14:20(40分間)
『活躍する女性の代表と、若手社会人のトークセッション』にも参加予定です。

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【第14回メンバー事務カフェ『経理の仕訳、会計ソフトの特徴、知恵の共有』開催報告】

みなさんこんにちは!
YPPメンバー事務カフェ担当の渡邊です。
厳しい寒さも和らぎ、暖かい日も増えてきましたね。
今年の桜の開花は全国的に早まるそうです。
桜といえば…某コーヒーチェーン店の限定さくらドリンクを毎年の楽しみにしていて、今年も発売して早々にいただいて参りました!
完璧に花より団子派でございます^^;

人生の節目を迎えられる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
春は別れの季節でもありますが、出会いの季節でもありますよね。
みなさんにたくさん素敵な出会いが訪れますように☆“

さて、早速ですが、先日開催された『第14回事務メンバー事務カフェ』の様子をお伝えいたします^^

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第14回メンバー事務カフェ
【テ ー マ】『経理の仕訳、会計ソフトの特徴、知恵の共有』
【開催日時】2月22日(月) 10:00~11:00
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今年の事務カフェは、メンバーの皆様の経理力アップに集中して取り組んでおります。
今回もYPP代表の五味渕が講師として登場し、経理を勉強し始めたメンバー向けにお届けしました。

まずは前回の内容の復習から。
経理とは何をする人?というところから、複式簿記、貸借対照表と損益計算書について。
詳しくはこちらの開催報告をご覧ください♪

そして今回は実務編。
実は、、、
今から50年ぐらい前、経理の記録は全て手書きで書いていたそうです。
現金出納帳にも仕訳日記帳にも総勘定元帳にも…と、それぞれの帳簿に記入していました。
また、数字は電卓を叩いて手計算、数字が合っているかの確認…と想像しただけでもとても大変そうです^^;
(ちなみに電卓の登場も日本では1970年代。それまで計算は全てソロバンだったんですね!)

それを解決するために1960年代から日本でもコンピューターが登場し、80年代の低価格のパソコンの普及に伴い、中小企業でも導入されるようになりました。
ほんの半世紀前の事務の歴史をたどると、まさに画期的なもの。
それが『会計ソフト』です。

この会計ソフトを使うと、あらビックリ!
仕訳日記帳に入力したデータが、預金出納帳に連動して記録されているし、数字を入力すると自動で、さまざまな集計もしてくれる!
なんて便利なソフトなんでしょう!゜o゜
今回はこの会計ソフトについて少しみなさんに紹介いたします^^♪

①YPPのお客様が使用されている主なソフトの種類と特徴

弥生会計
TKC
勘定奉行
A-ssas
ツカエル会計
JDL
MFクラウド会計
freee

この他にもさまざまな会計ソフトが各社から出ておりますが、
事業所の設定、帳簿の入力、貸借対照表と損益計算書までの集計など、必要な機能はどのソフトにもあります。

経理の厳密性を重んじて、一度入力(計上)した伝票を修正する際には「修正」マークをクリックして修正画面を表示させる(修正履歴を残す)タイプと、修正のしやすさを優先して、すぐ科目や金額が修正できる(修正履歴が残らない)タイプがあります。
TKC、勘定奉行などは前者のタイプ、弥生会計・ツカエル会計などは後者です。A-saasは以前は修正クリックが必要でしたが、手順を少なくした後者タイプに変わりました。

何度も修正が発生する経理初心者には、後者の方が扱いやすい反面、修正するつもりがなくても、ふとしたキー操作で勘定科目が変わってしまう危険もあるため、入力には常に細心の注意が必要だと思います。

また、弥生会計はナビゲーター画面がありアイコンも大きく見やすく、設定から入力までの順番で並んでいて、、初心者に分かりやすい画面設計です。

[※画像は、弥生会計 製品サポートから引用させていただきました]


JDLは、比較的、記帳業務に慣れている人から、入力画面がシンプルで見やすい、CSVのアップロードもわかりやすい、という声を聞きます。

[※画像は、JDL IBEX 出納帳から引用させていただきました]

MFクラウド会計とfreeeは、当初からデータ連携を想定したクラウド型で、ネットバンキングやクレジットカード決済、請求書発行アプリ、経費精算・勤怠アプリ等との連携に優れています。

Webブラウザからログインするため、ソフトをインストールする必要がなく、インターネット環境があれば、PCでもタブレットでもスマホでも閲覧・編集ができます。複数名での共有もしやすい反面、IDとPW管理は十分な注意が必要です。
弥生会計も初心者向けナビゲーションがありますが、freeeでは、「借方・貸方」という会計用語そのものをなくして、簿記を知らない人でも入力できるように、シンプルな画面設計がされています。

[※画像は、シェアNo.1のクラウド会計ソフト freee(フリー)の特徴は?メリットや導入事例を解説から引用させていただきました]

②会計ソフトができること
先程も少し話に出てきましたが、会計ソフトの大きな利点は
『どのルートをたどって伝票を作っても連動してくれる』ことです。
会計ソフトを使って仕訳日記帳に入力すると、自動的に総勘定元帳など他のところにも必要なデータが反映されます。これなら転記ミスが発生しません。
簿記の勉強では、自分で手作業で仕訳から試算表まで作るので、初心者のうちはなかなか数字が合わなくて苦労するもの。会計ソフトを使うと一発で出力できるので、今まで苦労して勉強してきた方なら、感動しますね。
また、経営分析の様々な指標(前期比較や、取扱高の上位順表示など)もソフトで出力することができます。

ここで便利な小技を一つ紹介します☆

伝票をコピーしたいとき(弥生会計の場合)
コピーしたい伝票を表示した状態→Ctrl+Rキーを押す

日付だけ変えて使いたいときなどに非常に便利ですね!^^
どの会計ソフトにも標準装備されているので、毎月同じ取引については、新しく伝票を作成せずに、コピー機能を活用すれば、手間もミスも軽減できます。

③実際に会計入力を始める前にチェックすべきポイント

・会計年度、取引先情報などの基本情報
・業務フロー(お客様は誰か?どんな部門・どんな商品を扱っているのか?どん
な決済手段があるのか?計上タイミングはいつか?)
・会計処理スケジュール(月単位、年単位で、いつどんなお金の出入りがあるの
か?年間で見た場合、納税や返済など大きな出費がある月はどこか?)

経理のお仕事をする際には、まず過去の仕訳日記帳を見て、毎月1日から末日までのお金の流れを知ることが、とっても大事!。
これから経理の実務をやる方は、まずこれらのことをチェックしてみてください^^*

以上、会計ソフトの使い方の紹介でした♪
とっても便利なソフトですよね^^

お試しの無料版を提供している会社も多いので、 自分の家計簿を会計ソフトでつけてみるのも、おススメですよ☆



最後に、、、
会計業務以外にも、請求業務、給与計算、勤怠管理などを全てクラウド上で行えるようになり、今の時代ペーパレス、テレワークが推進されています。
切手を貼って紙で送る…などの面倒な手間が省け、見積書、納品書、請求書もデータでやり取りできる時代になりました。
これらの時代背景を踏まえ、求められるスキルも変わっていきます。



『1仕訳ずつ伝票を正確に起票する能力』から
『業務フローを理解して、各種データをうまく扱っていくこと』へ

デジタル化に上手に対応していくということですね^^
もっとデジタル化が発達すると、出社なしでオール在宅勤務、やり取りはZOOMやチャットワークで…というような会社が当たり前になっていくのでしょうか。

経理は奥が深いなぁとしみじみ。
まだまだ経理の勉強は続きます^^♪

☆参加者の声(一部抜粋)
■メンバーKさん
前回に引き続き初心者にもわかりやすいよう講義いただきありがとうございます。 弥生会計がどのようなソフトか興味があったため、解説していただきながら目にすることができ勉強になりました。

■メンバーWさん
経理とは何ぞやというところから、経理の仕事内容だけでなく、これから求められる経理の在り方が良くわかりました!経理は企業にとって会社の舵を取る重要なポジションだと思います。五味渕さんの講習はすごくわかりやすいので、私自身もこれから勉強して簿記も取ってみたいなと思いました!

■メンバーHさん
20年以上前に携わっていた時は、ルール通りに機械的に処理をするのみで楽しさを感じたことはありませんでしたが、出口戦略によって純資産の好割合が変わってくるというお話から、財務諸表が読み解けるようになると経理が面白く感じられるようになりそう、と思い嬉しい気持ちになりました。

それから、会計ソフトの無料期間を解約前提で申し込むことを考えたことがなく、無料期間を利用して勉強された方のお話が参考になりました。 求められる会計ソフトの使用実務経験があるのがベストなのでしょうが、 ないものは仕方ないので体験だけでもして使用感を確認しておきたいと思いました。


各ソフトは30日間無料期間など、お試しができるのでいくつかダウンロードして、自分が会社の社長になったつもりで色々売り上げや経費を計上してみたり、また、家計簿などをつけてみるのも、お薦めします♪

☆次回のメンバー事務カフェは下記の日程・テーマでお送りします!
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第15回メンバー事務カフェ
【テ ー マ】『これからの経理に求められるもの~クラウド会計時代の勘所~』
【開催日時】3月25日(木)10:45~11:45(質疑応答含めて60分を予定)
゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚

次回の事務カフェもYPP代表の五味渕が、経理についてお伝えします。
たくさんの会計ソフトが世に出ており、データ連携により入力の作業は劇的に減っています。
それでも機械ではなく人がやらなければならないことが、経理にはあるんです!
『これからの経理に求められるもの~クラウド会計時代の勘所~』というテーマで、今後勉強していくべきこと、仕訳を起こしていく際の注意点、ミスの防ぎ方などについて深く勉強しましょう!
詳細はメールにてぜひご覧ください♪
経理初心者の方はもちろん、現場で活躍している方の声もお聞きできれば嬉しいです^^*
たくさんのご参加、お待ちしています^^

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なぜ、Excelの「表記ゆれ」は放置されるのか?

こんにちは。おまかせ事務代行YPP 五味渕です。

お客様のシステム変更に伴い、
従来使っているExcel資料一式がどっさりと
(本当にめちゃくちゃどっさりと)届きました。

嬉しい。。。。。

お客様の資料を開く時は
いつもドキドキとワクワクが交差します。
♯毎回、めちゃくちゃ勉強になる

さて、おなじみのExcel資料を大量にみていくと
やはり、いつもの「表記ゆれ」に出会います。
♯確率ほぼ100%

すごく大きな会社でも、そこそこの規模感でも
Excelを使っていて
それだけ「便利=自由度が高い」からなのですが、
データをシステム移行する際には
必ず整理しなければならない「表記ゆれ」問題に、ぶち当たります。

以前のブログでも書きました。『意外とあなどれない表記ゆれ問題』

今回はこれが放置される理由として
思い当たるものを考えてみました。

例えば全角カッコ()と半角カッコ()
カタカナ表記と、ひらがな表記
はしご髙と、ふつうの高

両方あるとソートをかける際にも面倒だし
集計する際にも面倒だし
二度手間が絶対に起きているはずなんです。

でも、毎月(もしくは毎週?毎日?)作業している人が
「これはこういうものだ」と思っていたり
「誰かに言っても変わらない」と思っていたり
「そもそも誰に言えばいいのかわからない」と思っていたり
毎回やっているうちに「必要な手順」であり、
面倒だとさえ、感じていないことがあります。

そういうことが散見される要因の一つとして・・・

『なにかを改善をするのは、自分の役割(任務)ではない』という作業担当者の意識かもしれません。

権限がある・ない というほど大げさなことではなくても
なにかを「設定する」「作る」という作業に携わっていないと
「与えられた状況で一生懸命に処理をする」ということが、習い性になっていることがあります。


一方「それぐらい気づいた人が直して工夫してくれたらいいのに」という管理者の声もめちゃくちゃよく聞きますが
過去にどこかで「変えるなら先に言っといてよ」みたいな一言を
「ありがとう。助かったよ」よりも先に発してしまい、
現場のやる気を知らないうちに削いでいたり。。。

♯言った方は忘れていて、言われた方は何年も前のことなのによく覚えている

なにか一発で有効な手段があるわけではなく
改善には地道な複数の作業が積み重なっていくわけですが

「改善」は一年に一度の大掃除みたいなものではなく
気づいたときにサッと誰もがするべきこと 
というカルチャーの醸成が、遠回りに見えて有効なのかなと感じている次第です。

弊社も常にトライアンドエラーを繰り返しつつ、
たまにクリーンヒットの発言や発見があると
ものすごく嬉しかったりして、
そんな時に、仕事の喜びをかみしめています。

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共有しているExcelで、知らないうちに数字が変わっている?!

こんにちは。おまかせ事務代行YPP 五味渕です。

昨日のこと
あるメンバーから『集計の数字を間違えたかもしれない』と
焦った声で電話がありました。

『土曜日なのにすみません』と恐縮しつつ
でも間違っていたら大ごとなので、電話をかけたとのこと。
早速、ZOOMの画面共有を使って、二人で検証を始めました。

ある販売実績データ(Excel)を部門・住所・顧客番号順に並べなおし
購買日と金額を毎月集計している[年間推移表]があるのですが
お客様から届く毎月の販売実績Excelのうち
過去2カ月だけ、2名の顧客番号が違っていた月がありました。

顧客番号が変わることはあるのですが、
3か月目から従来の番号に戻っているので、
2カ月だけ変えるとは考えにくく、今回のケースは
【意図して変えた】のではなく
【間違えていた期間があった】と考えるべき。

この番号違いに発生当時に気づいたYPPメンバーは
番号が異なった状態で並び替えをすると正しい集計にならないため、
問題の2カ月に関しては
正しい顧客番号に修正したのち並べ替えをして、正しい年間推移表を作成していました。
が、今月分を更新しようとして
ふと【間違った番号のまま並べ替えをしたとしか思えない、過去の数字のズレ】に気づいたのだそうです。

メンバーと二人でデータや作業履歴を調べていくうちに
お客様側で、どうやら間違った顧客番号のまま並べ替えをして作業を行い、
データを上書き保存していたことが判明しました。

共有ファイル「あるある」の一つです。

何かミスが起きる際は
【大事なことほどお伝えいただけていないもの】。

幸いにも納品控えのファイルがYPP側にあり、正しいデータを上書きすることで
さほど時間をかけずに修復出来ましたが、
自分以外の人が触る可能性のあるファイルは
取扱いのあり方や、どのタイミングで誰が何を行うか
【運用ルールを明確にしておくこと】がとても大事だと改めて痛感しました。

また、①Sheetやファイルを保護して「編集不可」にする、②元データはExcelをやめて(kintoneや受発注システムなど)書き換えにひと手間かかるようにする
など「脱エクエル」も、一案です。

ミス発生リスクが残ったままのExcel共有は
必ずと言ってよいほど、
再調査や修復の手間(=余計な事務コスト)が、かかります。

Excelは、データの一覧表示や集計・グラフ化には大変便利ですが
一つのタイプミスでデータが変わってしまう脆弱性と表裏一体。
特に【確定版データ】は保管用に徹して
なにか追加作業する際は、必ず別ファイル名保存をしてから使うなど
共有時の運用ルールを徹底したいですね。

以上、現場のヒヤリハット事例からの共有でした。

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意外とあなどれない『表記ゆれ』を直す作業

こんにちは。
おまかせ事務代行YPP 五味渕です。

緊急事態宣言も続いており
テレワークを推進したいものの、
色々な(社内の)障壁の前にうまくいかず、悩んでいる方も多いと思います。

システム導入は上司や他部署がやっていたとしても
今のうちに現場で出来ることがあります。

その一つが『表記ゆれ』を直しておくこと。

たかが表記ゆれ、されど表記ゆれ

Excelでフィルターをかけてグルーピングする際に
いくつもチェックをしないと、欲しい情報が集約できないとしたら、
『表記ゆれ』による手間が発生している証拠です。

よくあるのが、数字やカタカナの半角全角交じり。

「1期」と「1期」のように全角半角が混ざったデータをよく見かけます。

また「長﨑・長崎」「斎藤・齋藤」など、同じ音での漢字違いも
殆どの会社のデータに潜んでいると思います。

そして大きいのが、会社の会計システムの「補助科目」での取引先名と
受発注処理や顧客管理システムでの取引先名の『表記ゆれ』。

新しいシステムにデータ移行する際は必ず、
『これを機に表記ゆれをなくしましょう』とデータを精査するステップがやってきます。

システム移行期間は、新旧のシステムを使う二重作業が必要なことも多く
現場の負担は一時的にかなり膨らみます。

一つでも事前に減らせる作業が、小さいようで大きい『表記ゆれ』の修正です。

今日使っているExcelの『表記ゆれ』を一つ直すところから
始めてみてください。

あとできっと感謝されます!

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テレワークを一歩ずつ進めるために

こんにちは。
おまかせ事務代行YPP 五味渕です。

緊急事態宣言が出ていますが、
前回ほどテレワークに戻っていない企業が多いようですね。

どうしても対面でなければならない業務はさておき、
技術的にはできるけれど
『運用ルールが整わないから』という面があるようです。

運用ルールを決めるには
様々な角度の検証があって、一朝一夕にはいかない職場もあると思いますが
一つずつでも「できること」「決めていくこと」を積み重ねて
整備していくのも手かと思います。

例えば。。。

退職者が出た時に社外からログインできないように
利用しているツールの全パスワード(以下PWと表記)を変える

こんな基本ルール一つとっても、
なかなか徹底できていない職場も、実はあるのではないかと思います。


1.退職者が出た時にPWを変える「担当者」を決める


2.「1」の担当者が、PWを使ってログインするURLを一覧表にしておく
(PW一覧はかえって危険なので、ログインURLのみが良いです)

3.退職者が出たら、「2」でリストアップしたログインPWを次々と変えて、社内に周知する

実際にやってみると、変更漏れがある箇所に気づいて
一覧表がつどバージョンアップされていきます。

会社のカルチャーとして慣れていないうちは、
PWを変えるとログインできなくなる人が続出して
現場からブーイングが出ることもあるでしょう。

ただ、実際に漏洩が起きた後の負担と天秤にかけてみて
実践あるのみ。

「情報システム部」みたいなシステム専門の部署や
ITに明るい人材がいなくても
長年勤めてくれていて信頼おける人が、
「パスワードを変える係であれば」と
堅実に務めてくれるケースもあります。

何回か経験すると(最初はブーイングだったのに)
「やらないと気が済まない」(笑)習慣になるはずです。

一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)では
頻繁なPW変更は、似たようなPWの使いまわしとなるため
定期的な変更をむしろ【推奨しない】ですが、
定期的に変えるのが悪いのではなく
PWが使いまわしになったり、推測しやすいものになることがNGなのです。

なので、外部から侵入できる余地を残さないためにも
退職者が出た際にはPWを変更するというルールを作ることから
(いろいろな整備ポイントが見つかり)
会社全体のリテラシーを上げることに繋がります。

まず一つ、テレワークの整備を進めるとしたら
自社のPW管理担当を作ってみてはいかがでしょうか。

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自信をつけて再就職をした 北海道Fさんの話

今からもう5~6年前の話です。

子育てや介護中の女性登録者がメインのYPPに
Fさんという中高年の男性から登録がありました。

ある事情で退職したものの、
なかなか次の職が見つからない間
在宅ワークをしたいというご希望でした。

Fさんの履歴書を拝見して、
たしかにその年齢だと、簡単に再就職先が見つからないことは
想像に難くありませんでした。

年齢や経済的なことを考えれば
一刻も早く再就職したいことは明らかでしたが、とはいえ再就職が難しい状況で
YPPで登録し、個人事業主としてお仕事をスタートすることになりました。

在宅ワークを始めたてのFさんに
最初からボリュームのある仕事はなく、
まず1つ、週3日程度、一日2時間ぐらいの業務を担当してもらいました。
収入は微々たるもので、
潤沢にあるのは、シフトに入らない「働かない時間」。

Fさんは、このシフトに入っていない日に
熱心にチームのことを考えてくれ、
『いつも使っている管理表(Excel)をこう改善すると、
皆の間違いが減ると思うのですが・・・』と色々提案してくれました。

もちろん、YPPやお客様からオーダーしているわけではないので、
考えたり提案のためにExcelをいじっている時間は、お金になりません。

ただ、そんなことを繰り返すFさんに対して
チームメンバーは、感謝の言葉を述べ
チーム全体の雰囲気もとても良くなっていきました。

そんな生活から1~2年ぐらいでしょうか。

Fさんは一念発起して就職活動を再開します。
在宅でも個人事業主でも、
まわりと協力して働く中で
仕事への熱意や意欲が、自信に変わっていったのだと思います。

結果、Fさんは5社から内定をもらいました。

いずれも前職とは違う業界です。
びっくりするような大手企業からの内定もありました。

一つはAIを使う分野の仕事でした。

AIなんて使ったことも、見たこともありません。

でもFさんは、面接までの1週間にAI関連の本を
数冊ほど読み込んでいき、面接に臨みました。

その勉強熱心な姿勢が、採用の決め手だったそうです。

経験者だとかえって『過去の経験則や業界の慣行』に捉われて
やる前から「それは難しいと思います」と出来ない理由ばかり述べて
挑戦しないことが往々にしてあります。

どの業界にとっても今は変革期。
採用側は
新しいことを勉強する、やる気がある人と仕事がしたいと考えます。


面接をした会社の多くがFさんを採用したいと考えたことは、その頃には
私にとっては驚きではありませんでした。

Fさんは自分が勝ち取った選択肢の中から
大手企業ではなく、
自分が十分に活躍できそうな小規模な会社を選びました。

嬉しいことに
YPPで在宅ワークをする中で、
自分が感じる「仕事の喜び・やりがい」は何か
仕事において、自分にとって大切なことを
改めて知ったのだそうです。

いま、再就職にむけて
(就職活動していなくても将来に向けて)
学び直しをしている方も多いと思います。

再就職がすぐにできなくても、
少しずつ働くという選択肢もあります。

もちろん、新しいことを勉強するのは
簡単ではないことも沢山あります。

ただ、新しい分野は常に人手不足で
学び直しをすれば、いくらでもその先に
もっと働けるチャンスはめぐってきます。


Fさんの体験をぜひ一人でも多くの方に知って頂きたいと思います。

『一人でも多くの人に仕事の喜びを』
YPPが一番大事にしたいことです。


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2021年明けましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

 

2021年が始まりました。

今年は丑年。

丑2
粘り強さと誠実さが丑の特徴なのだとか。

大変な状況だからこそ、
想いを込めて祈る人が増えて

生活を大切にする人が増えて

丁寧に生きる人が増えて・・・

 

万事塞翁が馬(丑年ですが)という中国の故事のとおり
“良いもの探し”をするのにピッタリな2021年の幕開けです。

 

「不便」は「不幸」ではなく
幸せは、これから「なる」ものではなく、感じた今この瞬間に「ある」もの。

 

今年は、何はともあれ『今までで一番幸いなお正月なのだ』と、
そう思うところからスタートです。

謹賀新年2021

 

元旦もシフトに入っているメンバーさんに感謝
元旦もお仕事くださるお客様に感謝
このブログに訪れてくださった方に感謝です。

没入できる仕事がない日は、勉強できる時間があることに感謝
勉強する暇がないくらい忙しい日は、求められていることに感謝感謝です。

 

YPPのメンバーは、子育て中・介護中・療養中など
フルタイムで働くことが叶わない“多忙な”人が多く
求められる役割は一つではありません。

もっと仕事や勉強がしたくても時間は限られる生活の中で、
何役もこなしながら、
日々奮闘するからこそ鍛えられる「あり方」や「考え方」は
仕事にも、ふんだんに生かされていると確信します。

 

社会の一員として節度ある行動をとりつつ、
世の中の「必要を満たす」一人として、
在宅で仕事ができることを幸いに、
求められる世界で、限られた時間を最大限に生かし、
思いっきり挑戦したいと考えています。

牛

地道に一歩ずつ、着実に。

新しいことを体験する幸いを噛み締めつつ、
お客様のお役に立てるよう
YPP一同 研鑽に努めてまいります。

 

2021年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

YPP代表 五味渕紀子

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第12回メンバー事務カフェ『会社で行う経理とは何?』開催報告

みなさん、こんにちは!
今年も残すところあとわずかとなりました。income-tax-4097292_1920
時間が経つのは早いですね。
今年は感染症の流行で今までとはガラッと変化した一年になりました。
来年は季節を感じることのできる年になったらいいなぁと思います(^^♪

さて先日開催された第12回メンバー事務カフェの様子をお届けします!


■第12回メンバー事務カフェ
『会社で行う経理とは何?』
■開催日時:12月11日(金)10:00~11:00


今回はYPP代表の五味渕が講師として登場!
会社の経理が行っている仕事とは何か?をテーマに初歩的な経理処理から経理の果たす重要な役割についてお話しました。

講座はPowerPointの資料を画面共有しながらスタート。

そもそも経理とは何をする人なのでしょうか?
簡単に言うと、会社のお金を管理・記録している人のことです。
会社の取引が発生した都度、正しく記録することは実は「会社法」で定められています。

具体的には

・品物を発注し、お金を支払う義務(債務)が生じたとき
・サービスや商品を提供して、お金をいただく約束(債権)が生じたときなど
取引の成立時点での記録や、
品物を受け取って
・もらった請求書の支払は、滞りなく出来ているか?
サービスを提供したのち
・きちんと請求書を発行し、入金されているか?など
お金の出入りに関することを、遅滞なくすべて正確に記録し、お金の状態を正確に把握することが、経理の重要な役割になります。
そして事業に関わる取引とお金の出入り等を記録する方法が「簿記」になります。

では、どのような方法で記録されるのかというと、「複式簿記」という2つ(以上)の科目の組み合わせで記帳する方法になります。
■複式簿記とは…
1つの取引を2つの側面から記録する方法のこと。

例えば、「25万円の売上があり、普通預金に振り込まれた」という場合には「会社の売上が25万円計上され、普通預金残高も25万円増えた」ということになります。
これを左(借方)と右(貸方)に一対で記録します。

 

借方 貸方
普通預金/250,000 売上/250,000

複式簿記で、どのような理由でお金が増えたか、減ったか、取引の内容と決済手段を左右対称で記録することで、正しい金額で会社の業績(損益)とお金の内容(資産)を集計することができます。

複式簿記で記録するときには、勘定科目と呼ばれるもの(家計簿でいう項目)と金額をセットで記録します。
■勘定科目
勘定科目には現金、売上高、売掛金など様々なものがありますが、資産、負債、純資産、費用、収益の5つの科目に分類されます。
勘定科目はこの5科目のいずれかに属します。

■貸借対照表と損益計算書
会社の取引をすべて記録したを、勘定科目ごとに集計した結果は、貸借対照表と損益計算書で表されます。
分かりやすく言うと、会社の成績を表すものです。
ここで算出された「利益」に基づいて税金を納めることが必要なため、貸借対照表と損益計算書は正確であることがとても重要です。

貸借対照表・損益計算書

それぞれどんなことが書いてあるのかというと、

 

・貸借対照表
持っているお金やお金と同等とみなされるもの(資産)と、これから支払うお金(負債) と、調達した資本金+累積の利益(純資産)を示しています。
・損益計算書
売上-経費=利益を示しています。

 
取引は、必ず一対で記録し 左右の合計額は常に一致します。

貸借対照表と損益計算書には、何にどれだけ費用が掛かっているか、預金がどれだけあるか、これまでにいくら稼いだか、これから支払わなければならない負債はいくらあるのかなど、会社の成績と経営状態が示されているので、簿記を理解した上で、この2つの表を読み解けるようになると、経理の大切さ、奥深さが分かるようになってきます。

上場企業であれば、公開が義務付けられているため、貸借対照表と損益計算書をホームページからダウンロードすることが可能です。
同じ業界で決算書を見比べてみると、人件費に掛けているところ、店舗に掛けているところ、原価に掛けているところなどいろいろ戦略に違いがあることが分かります。
また日経新聞で同じ業種で黒字を出しているところと赤字を出しているところを見比べてみるのも面白いとのことでした。
興味のある方は一度、自分が興味ある業界のホームページや日経新聞を見てみてください^^

■正しい数字を出すために必要なこと
・適切なタイミングで、遅滞なく記録されること
・正確な数字で、記録されること
・どの売上に対して、どの経費がかかったかが、「一対一対応」で記録されていること
・修正があった際は、いつ・どのような理由で修正となったか、履歴が残っていること
などが必要になります。特に修正する場合には、消しゴムで消すような感覚でデータを安易に削除したりせずに、ちゃんと修正履歴を残すこと、これは重要になります。

ポイントをピックアップしての紹介になりましたが、「簿記は仕事をする上での大事な心得」として学んで損はないので、少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです^^*

さいごに…
五味渕代表の「一万円を稼ぐ重みを知っている人が本物の経理」という言葉を聞いて経理の重要性が経理を勉強したことがない私にも分かったような気がします。
今からでも全然遅くありません!
まずは簿記の勉強からはじめてみませんか?^^*


☆参加者の声☆(一部抜粋)
■メンバーOさん
経理とは何か、一万円を稼ぐ重みを知っている人との言葉にドカーンと衝撃を受けました。代表の話を聞いて経理の奥深さを改めて感じました。自分で勉強していると検定に受からなければ仕事につながらないと思って、プレッシャーになって本を開くのが億劫になります。五味渕さんの情熱のある講義は本当にわかりやすくて勉強になります。お忙しいところありがとうございました。

■メンバーYさん
先月の検定で、簿記3級に合格しましたが、まだまだ知らない事が沢山あると痛感しています。やっとスタート地点に立てたような感じです。今日の講座で、流れを再確認でき、簿記の勉強する事は、価値あるとさらに思えて、また自己資本比率という言葉も知れて良かったです。
身近な所から、今日教えて頂いた色々なカフェなども調べて見てみたいと思います。貸借対照表、損益計算書が読めるようになりたいです。

■メンバーEさん
経理を知らない私でも、会社での経理の役割が分かる内容でした。みんなが経理を知ったら日本の景気はきっと良くなるという言葉が印象的で、無知なために失っているものがあるのだと思いました。少しずつでも知識を付けていきたいです。ありがとうございました。

■メンバーSさん
経理は昔々に会社で携わっており、そのころに簿記の資格も取っておりました。でもあれから何十年も過ぎると経理の仕事自体がとても変化してるし、今はPCソフトを使用しているので、私もなかなか追い付いていけないのが現状ですが、五味渕さんのお話を聞いて改めて経理の仕事の重要性を再確認しております。
会社はとかく営業ばかりが前に出て、営業があってこそ会社が成り立つ。。。。と言われがちですが、やはり経理の土台があってこそ、営業が動けるのだと思います。
簿記もすっかり忘れてしまっているので(とくに決算業務のところ)もう一度テキストを見ながら、まずは3級のところを復習しております。なんとか思い出せるように頑張っているところです(-_-;)

 


次回のメンバー事務カフェは今回と同じテーマでお送りします。

■第13回メンバー事務カフェ
『会社で行う経理とは何?』

■開催日時:2021年1月19日(火)10:00~11:00

次回は今回と同じテーマ「会社で行う経理とは何?」となります。
YPP五味渕が会社における経理の仕事について、お話させていただきます。
お時間が取れず参加できなかった方、これから、経理の勉強を始めようといる方から、経理って何やっているの?
全く知識のない方から、既に経理のお仕事をされている方まで、幅広い層にむけてお届けします。

初心者の方は、経理の仕事って何だろうというところから知っていただき、
中上級者の方は初心に戻り、経理の重要性を今一度確認する機会になれば嬉しいです。
(前回参加した方の再受講もOKです)

YPPでまだお仕事をしたことがないメンバーさんももちろん大歓迎です!
沢山のご参加お待ちしています^^

<YPPがLINE公式アカウントに登場!>
お得な情報を受け取るには、以下のリンクから友だち追加してください。

フローは生き物。知らないうちに変わっていく

こんにちは。
おまかせ事務代行YPP 五味渕です。

 

最近、製薬メーカーが水虫薬に睡眠導入剤成分を混入させてしまった事故で、
多くの健康被害が出ているとの報道がありました。

コロナ禍報道と比べるとニュースの扱いは小さいですが、
当事者のいる会社や関係先では
大変な騒ぎになっているだろうと想像します。

新聞記事の中で
製薬会社の代表者が深い反省の意と共に謝罪し、
『ダブルチェックは名ばかりだった』とコメントしているのを見かけ
思わず、息をのみました。

ダイレクトに人命を預かる現場はもちろん、
これを対岸の火事とは考えられない仕事は数多くあると思います。

残念ながら、YPPでも
過去何度も、お客様や関係者にご迷惑をお掛けする事故を起こしてしまっています。

今日は恥を忍んで、事故からの学びを共有したいと思います。

 

長年担当していたらミスをしないかというと
ベテランでも、新人がなし得ないような大きなミスをすることがあります。

日ごろ、研修を担当している講師職でさえ
自分が指導していたことを、
なぜか今回やってしまった、というケースもありました。

実行者は「悔やんでも悔やみきれません」と言い、
本当に落ち込みます。
出来ることなら時間を巻き戻してやり直したい、という気持ちになりますが
起きてしまった以上、できることは

1.迅速な謝罪

2.修復対応

3.再発防止策を講じる

しかありません。

 

3の中で発生経緯を探っていくと、必ずと言っていいほど
『ダブルチェックではなくセルフチェックでやっていました』と
基本が守られていなかったことが判明します。

 

なぜ、そんなことが起きるのか。

今月起きたミスを探るうちに思い至ったのは

『フローは生き物。現場で変わっていく』ということです。

 

教える側は、必ず守って!と強く思いながら教えているルールも
教わる側が、同じように大事に思い、ずっと守ってくれるとは限らない。

むしろ教えたそばから
『このやり方よりもっと良い方法に変えよう!』と内心は
すぐ変えたがっていることも良くあります。

こう書いている私自身も、毎週の研修で
口を酸っぱくして
『同じことを繰り返すより、少しでも創意工夫を』と指導しています。

 

日進月歩という言葉が古臭く感じるぐらい
ものすごいスピードで技術革新がなされている今、
こと仕事の手順において
(人命を直接的に預かる医療や公共運輸でなく私たち事務の現場なら)
変えることは「善」であり、変えられないことは「悪」ぐらいの認識です。

 

とはいえ、現場の創意工夫のなかで
従来からのやり方を変えた結果、
本来の安全性や確実性を担保するために行われていた作業が
欠落してミスにつながることも、現実には起きてしまいました。

「効率化を求め過ぎた結果」と単純に言えるものではなく
良かれと思って改善した新しいやり方を
充分に検証する「複数の目」が足りていなかったことが、敗因です。

 

小規模法人では、総務経理は一人がオールマイティに担当することが多く
グループやチームを組んで、総務経理を行っているところは
殆ど無いと思います。
(もともと相談できる人が存在しない、という問題も)

その課題を解消すべく
YPPではチーム制を基本にしていますが、
細かな作業単位では、セルフチェックで十分と判断される業務もあります。

セルフチェックで事足りる業務であったとしても
フローを改善する際に、単独で考えたアイデアを
誰かしら別の人間と「新しいやり方に移行して、危うくなる点はないか」と
相談するステップがあるかないかで、大きな違いが生じます。

この一言声をかけて、確認をとる。

「声をかける」「呼びかける」「自分以外の考えを聴く」

この「ひと手間」がすごく大事なのですが、
日常のおしゃべりとは異なり、
横断的に関係者に声をかけミーティングを呼び掛けるとか
積極的に自分の改善を会議で披露するなどは、
忙しさも相まって、なかなか実践できていない人も多いのではないかと思います。
特に弊社はテレワークで、離れた環境で仕事をすることが基本ですから
つい自己完結したくなる状況下、
「相手も忙しいから、手を煩わせては悪い」と遠慮しがちです。

ただ、だからこそ意識的に
手順は変えつつも「果たすべき目的」が抜けてはいないか
ぜひ一言、仲間や上司に声をかけて確認をしてほしいと思います。

そしてマネジメントする側は
「現場では自分が知らないうちにフローは変わってしまうもの」という現実を理解して
定期的なチェックや声かけが欠かせないと心得ておくべきでしょう。

 

起こしてしまったことをどれだけ深く省みて、
次の改善につなげるか。

その繰り返しを粘り強く続けることが
より精度の高い仕事ができるようになる
唯一の道だと考えています。

 

そして他業界の事故であっても
自分ごとに置き換えて、ヒヤリとする感覚をもっていたいと思います。

ナンテン

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