2025年 4月 の投稿一覧

五味渕の思うことVol.764 【手元にある宝物を大切に】

2025年4月28日配信(登録メンバー631人)


毎週月曜日、私の思いを綴っています。
一緒に仕事をする仲間とこんな思いで仕事ができたらいいなと思うことを書いています。
今一緒に仕事をしている方にも、未来にそうあってほしい方にもお届けします。



いよいよゴールデンウイークですね。

遊びに行く予定のある方、
ゆっくり家で過ごす方
様々かなと思います。

さて

目の前の「宝」に気付いていない
ということはよくあるもので・・・

私達、バックオフィスに従事する人も
例外ではなく
自分の「宝」に気付いていないことがあります。

残念なことに
日本は、先進国の中でも生産性がダントツ低い国(参照OECD加盟38カ国中29位)。


「今こそDX!」と、新しいツールを導入するものの
「ツールをいれても楽にならない」という悲鳴も聞こえてきます。(参照:IT導入ツールに約8割が不満

うまくいっていないケースの共通項は
「現場の声」をちゃんと聴いていないこと!

上記リンクの記事では
「ITツールの説明が十分ではないというコミュニケーション不足」が指摘されていますが
(もちろんそれもある)
決まってから説明ではなく
そもそも検討段階で現場の声を聴く機会と量が少なすぎる!!!のです。

具体的に仕事のやり方を改善するのに
一番必要なのは、
「今の現場で困っている」情報。

どんな場面でヒヤッとしたか。
ミスが起きたか。

それが大事な「宝」なのですが
意外なほど、生かされていないのです。

現場で働く人も
自分の気づきが「AIには見つけられない宝だ!!!」とまでは思っていない。

本当は、ものすごい組織の財産なのです。

なぜなら

AIは、インターネット上の情報を
上手にまとめてくれますが
インターネットには
組織特有のローカルルールや手順は公開されていません。

知っているのは、現場で働く人だけ。
とても大事な「そこにしかない宝」です。

「宝の持ち腐れ」は、実に勿体ない。

YPPのミーティングで
「ここが困る」「どうしたらいいかな」ということが
率直に話し合われている時、私はとても嬉しいです。

ありがたいな。

ああここでまた、改善が一歩進むな、と考えます。

「困る」ことは
瞬間的に好ましくない感情が湧きますが
長期的には「みんなの宝」。

働く場所がもっともっと快適になるために
今「やりづらいな」と思うことを声に出すことは、
「大切な宝を大切にすること」。

より快適な働きやすさを追求することは
大切な仲間を大切にすること。

だから

バックオフィスは
一見、地味にみえて
魅力的な「宝の山」なんです。

日本の生産性向上の鍵は、バックオフィス現場にあり!

バックオフィス業務を担う人は
この価値をしっかりと感じていきましょう。

今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。



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五味渕の思うことVol.763 【うまくいくほうの123】

2025年4月21日配信メルマガ(登録メンバー632人)


毎週月曜日、私の思いを綴っています。
一緒に仕事をする仲間とこんな思いで仕事ができたらいいなと思うことを書いています。
今一緒に仕事をしている方にも、未来にそうあってほしい方にもお届けします。


街中の花壇に
色とりどりの花が並ぶ季節です。

植込みのお手入れをしている方に
感謝です!

さて

物事がうまくいくとき(人)と
うまくいかないとき(人)。

それぞれの特徴を並べてみたら
実に対照的だったので
今日はそれをシェアさせてください。

うまくいくとき(人)

1.「自分には出来る」と思っている(心底やりたいと思っている)
2.参考になる良い情報を探している
3.協力者を探している

この真逆が

1.「自分には出来ない」と思っている(心底やりたいと思っていない)
2.参考になる良い情報を探していない
3.一人でやろうとしている

私が過去を振り返って
実にもったいなかったなぁと思うのは
1.「出来ない」という思い込みを、
時々(無意識に)やってしまっていたことです。

「出来る」「出来ない」は
どちらも、思い込みでしかありません。

なので、今より未来を良くしたかったら
「出来る」と思い込む方が断然有効なのですが、
その黄金律を知りませんでした。

いや、黄金律は身近にあって、
2.「参考になる良い情報」には出会っていたのですが
「出来ない」という思い込みから、当時の自分に都合よく、ねじまげた解釈をしていました。

『特別な人だけが出来ることで、自分には関係ない』

当然、「出来ない」と思い込んでいる時は
それを証明する行動にでるもので・・・(苦笑)
(無意識に)孤軍奮闘していました。

「良い情報」に、素直ではありませんでした。

ちなみに

発展途上国で学校づくりをしている人が
「子供たちに将来なりたい職業を聞いたら、教師か兵士だった。
 それしか見たことがないからだ」と言っていたことがあります。

人は、今まで見聞きしたものから思考を巡らせます。

それだけ、良い情報を手に入れることも、同時に大事だということです。

良い情報に出逢うコツは、良い志や目的を持つことだと私は考えます。

「ラクしてお金儲けがしたい」と思う人は、そう考える人向けの情報(詐欺まがい)に出逢い、

「世の中をよくしたい」と思う人は、そう考える人向けの情報(価値あるもの)に出逢います。

いま挑戦している貴方が
1.2.3が気持ちよく、前向きに揃っていたら、成功は約束されたようなもの。

もし過去の私のように
有効でないほうの1.2.3を選んでいたら・・・
それでもダイジョウブ
今までの真逆に振り切れば、気持ちよい世界を味わえます。
(苦労した分だけ、喜びもまた大きい!)

そして、本物の自信をつけるには、実績も大事。

あたり前のことをあたり前にできること自体
実は、とてもとても価値の有ること。

目の前のお客様に誠実に、出来る限り誠意を尽くして
最善の仕事をし続けること。

それはやがて、本当に大きな自信につながります。

人生100年時代。

挑戦する大人が、生き生きと働く大人が
一人でも増えることが、幸せな社会につながり

私たちが取り組むバックオフィス支援と
現場での気づきが生む改善は、
健やかに働く人を増やすことにつながります。

せっかく価値ある日々を送っているのだから
うまくいくほうの1.2.3を選んでいきましょう。

今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。



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五味渕の思うことVol.762 【コントロールできること】

2025年4月14日9時配信(登録メンバー632人)


毎週月曜日、私の思いをメルマガで綴っています。
一緒に仕事をする仲間とこんな思いで仕事ができたらいいなと思うことを書いています。
今一緒に仕事をしている方にも、未来にそうあってほしい方にもお届けします。



桜前線が北上中ですね。
ソメイヨシノが終われば、八重桜の出番。

誰かが植えて、誰かが手をかけて続け、育てたおかげで
毎年、大勢の人の目を楽しませている。
人知れず、役に立つ仕事ってたくさんありますね。

最近、社会人になってから勉強している人にその理由を聞く場面がありました。

「お客様に役立つと思って」
「自社をもっとよくするために」と
皆、口々に「誰かをよくすることのために学んでいる」と語ります。

誰かの役に立つことは
それだけ、人にとって、生きていくうえで大事なことなのでしょう。

お世話される立場でもあるけれど
人には「お世話したい」「役立つ自分でいたい」という願望があります。

ところが最初からうまくいくことなんて殆どなく
仕事でもプライベートでも、新しいことに挑戦すればするほど、
思うとおりにいかない、予想と違った、と感じる場面に出くわします。

そこで
「ああ、やっぱり自分はダメだ」とか「向いていない」とは考えず

「ああ、やっぱり行動すれば学ぶものだな」とか
「これができるようになったらすごいな」と
良い方向に考えながら
繰り返し繰り返しチャレンジすると、
やがて、難しいと感じていたことがスイスイとできるようになり、
たしかな成長実感と、自信を育むことができます。

その繰り返しが、また次に挑戦することに繋がる「好循環」を生み
成長する人ほど学び、人生の幅を広げます。

ところが、
うまくいかない要因を、自分以外の誰かに転嫁して
「あの人が悪い」と決めつけると
相手に変わってほしい、という願望が出てきてしまいます。

コントロールできるのは、自分の受け取り方や行動だけなのに
相手をコントロールしたい気持ちが出てきてしまう。

実際、この感情を経験したことのない人は、いないんじゃないでしょうか。

そんなときの効果的な言葉があります。

「自分にできることは、何だろう」

コントロールできることにフォーカスするのも、
トレーニングで鍛えられる、大事な人間力。

脳は、口に出した言葉に瞬時に反応してくれるので
口癖のように
「自分にできることは?」を発していると
コントロールできることを探し始める時間が増えます。

もっと深く、コントロールできることと、コントロールできないことを
しっかり分けられるようになりたい。
そう考える人には、おススメの本があります。

Little Book of Choice Theory あらゆる人間関係がうまくいく選択理論の魔法

イラストや写真が多くて、薄い小さな本なので
読書がニガテな方にもお勧めです。


もっと本格的に学びたい、という方には
分厚いですが、こちらの本もおススメです。

グラッサー博士の選択理論

健やかな日常は、健やかな心のもちようから。

自分発で、
ささやかでもできることを愚直に積み重ねて
機嫌よくあることも、きっと周りへの貢献になります。

今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。




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五味渕の思うことVol.761 ロールモデルを見つける


毎週月曜日、私の思いを綴っています。
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私の住む埼玉は、土手沿いの桜が満開を過ぎ、
今週は、美しい散り際を見せてくれそうです。

さて
先週は、アメリカ大統領による関税引き上げで
世界に激震が走りました。
無縁ではいられず、どこも大騒ぎですが
そんな時こそ、落ち着いて出来ることを探したいもの。

可愛い子供たちへ
少しでも明るい社会をつないでいくためにも
健やかな大人が必要です。

世界を一気に変えるチカラはないものの
まず身近な人から幸せにするために
やれること、少なからず、ある!

そして課題が大きいときこそ、
小さく分け(できることを見つける)
長い目で考えるのが、解決へのコツ。

私は歴史にヒントをもらいたく
津田梅子さんの生涯をたどり始めてみました。

津田梅子さんは、
日本初の留学生で、女子教育の先駆者です。

江戸時代末期に生まれ
明治3年、たった6歳で親と離れて海を渡り
アメリカで初の留学生として10年間過ごします。

帰国する頃にはすっかり日本語を忘れて
まず、日本語と日本文化を覚え直すところからスタートします。
また留学した経験を活かしたくても
男性と違い、女性は要職につけない現実があり
アメリカでの女性の活躍とのギャップに大いに悩みます。

歴史を振り返れば大変な偉業をなした津田梅子さんですが
最初は、すべてが暗中模索の状態でした。

日本へ戻ってすぐの頃、
アメリカのホストファミリーに宛てた手紙の中で
「この現実を変えるまで私の情熱が続くだろうか」という不安を吐露しています。


「やり遂げたい」という希望と同時に
「できるだろうか」という不安と葛藤している姿に
勝手ながら、親近感を覚えました。

そして

AIと共存する時代だからこそ
不安や葛藤を経て成長することが
人ならではの魅力となり、誰にも奪われない大きな価値になる、と感じます。

今、ふとこのブログを訪れて
「できるだろうか」と「やってみたい」の間で
揺れ動く心境の方がいたら
ぜひ
その活動の後押しに
自分ならではのロールモデルを探すことをおススメします。

元立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんがよく仰っていたのが
「タテ・ヨコ思考」。
タテとは歴史、ヨコとは海外。
タテとヨコをみて学びましょう、と。

ロールモデルは、歴史の中にも、いまの国内外にも
きっと探せば沢山いるはず。

そして、良いお手本を知ると
「やってみたい」と思う世界も広がります。

ロールモデルを知ることで
挑戦することも、学ぶことも
きっと、ますます人生の楽しみになっていきます。

いろんな挑戦者で集まって
お互い、誰をロールモデルにしているか
語り合うのも楽しいですね。

今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。

全然盛れていない写真ですが、たまには自分で撮影したものを。
昨日の夕方に撮った市内の土手の桜と菜の花です。
適度に人がいて、適度に田舎な暮らしが気に入っています。



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