おはようございます。
三連休の最終日、
みなさま、ご無事でお過ごしでしょうか。

台風19号は
やはり、大きな爪痕を残し
今日も被災した地域で困難を抱えている人がいる状況です。

そんな折、ふと目に入った本の1ページから
冒頭の言葉を本日はシェアしたいと思います。

私と同じ埼玉県上尾市出身
現在は山口県宇部市にお住いの神父である
片柳弘史さんの本から、以下抜粋です。

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時間を愛に変える

自分だけのために使った時間は、
あっという間に流れ去り、
どこかに消えてゆきます。
誰かのために使った時間は、
愛に変わって、
いつまでも心の中に残ります。
自分のために使えば失い、
誰かのために使えば残る。
それが時間の不思議、人生の不思議です。

（引用：こころの深呼吸　教文館）
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台風の被災地の方に
すぐ何ができる訳でなくても
寄付をする、
少し時間が経つ頃に観光客として訪れる。

そんなことも
自分のために使っているのと同時に
『誰かのために使った時間』にカウントされたら
誰ではなく、自分に「残る」のかもしれません。

「仕事」も、誰かのために使った時間の最たるもの。

犠牲になった、と思えばそれまでですが
誰かのために使わせてもらって
「残る時間」にしてもらえた、と捉えたら
一生の中で少なくない「働いている時間」が
納得できる使い方だと思えてきます。

誰しも実は『納得できる使い方』がしたくて
仕事の中にも、その充実を求めているのかもしれません。

時間を使うことは
大げさに聞こえるかもしれませんが、
生きていること、そのもの。

そして、お金と違って
貯めることが一切できず
刻一刻と、自分の持ち分は減る一方です。

人生百年時代なので
決して焦る必要はないですが
「納得して時間を使う方法」をよくよく考えると
好きなことをしたい、の延長線上に行きつくのが
誰かのために役に立って喜ばれたい、という気持ち。

人の役に立つ喜びが
幸福感に繋がっていることに
人の本来持っているすばらしさ
人の善なる思いの偉大さに
救われる思いがします。

人生は良いことばかり続くのではなく
今回の台風のように
何も悪いことをしていなくても、時に困難に見舞われます。

だからこそ
時間の使い方に思いを馳せることができ、
何か起きるたびに、どう生きるかを問われている、ともいえます。

難しい理屈はわからないけれど
『人のために使った時間は残る』。

そのことを知ってさえいれば、
誰かのために、何かをしたくなる自分の心に素直に従い
充実した人生を送ることに繋がるのだと思います。

このメールを受け取れているということは
おそらく、甚大な被害を免れているということ。
無事であることに感謝します。

そしてその無事な体と心を
自分の為のみならず、誰かのために使う今日にも
改めて感謝します。

今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子