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YPP月曜メール 私の思うことvol.476 【時間を掛ける価値があることに時間を使う】

おはようございます。
日本ラグビー、南アフリカに敗れましたが
感動をくれましたね。
チームで一丸となることの素晴らしさを感じます。

 


さて月曜日、
今朝は『時間を掛ける価値があること』について
考えてみています。

 

例えば、卵焼きを作るとなれば
卵を割って出汁とあわせて
熱したフライパンに落とせば
ものの1~2分で完成します。

 

材料と手順が分かっていて
過去にやったことがあることは
考えることなく
自然と
むしろ他のことを考えながらでも
完成させれます。

 

仕事も、
過去に何度もやったものは
時には
やや注意が欠けていても
身体が覚えていて出来てしまうこともあります。

 

ところが
新しいことや、
選択肢が沢山ある場合は
そうはいかなくなります。

 

そして
『考える』という行為自体は
すぐに成果があらわれたり
なんらかの答えを選んでも
その場で成否が分からないときもあります。

 

そこで
『考える』こと自体が
どこか苦手なものに感じて
誰かにハッキリ答えをもらいたい、と思ったりもします。

 

ただ
これが『◯◯さんを喜ばせよう』みたいに
楽しい目的を伴っての思考であれば
違ってきます。

 

好きな人へのプレゼントを考えるとき、
親孝行をしようと旅行を企画するときは
まだ実現していなくても
その人の喜ぶ顔を想像するだけで
嬉しい気持ちになったりワクワクします。

 

そう。
「実現したから嬉しい」ではなく
実現する前でも
「想像出来たら、そこから感情は動いている」のです。

 

そして誰しも
未来を想像する力
もっというと
想像する『自由』を持って良いはずなのです。

 

仕事になると
答えや成果がすぐ出ないものに対して思考を巡らすときには
先に
どうしても
『失敗したらどうしよう』
『お客様のオーダーと違ったらどうしよう』と
上手くいかない想像を先に巡らせてしまいがちです。

 

きっと『失敗したくない』という
大事な防衛本能や、
『迷惑をかけてはいけない』という責任感がそうさせるのだと思います。

 

そこで使うべきは
『想像の自由さ』。

 

お客様が喜ぶ顔。
もっと言えば
お客様がその先のお客様を喜ばせている姿。
それを想像しながら、
そのシーンを実現させるには
どんなことを準備してあげたら良いだろうかと考えを巡らせる。

 

その『考える』は
誰かを幸せにしようとしている行為そのもので
そういう時間の使い方は
巡り巡って
自分の幸せにつながっていきます。

 


すぐに成果が出ない
選択肢が多い
決断には勇気がいる

 

考えれば考えるほど
難しいとも感じることに向き合って
思考力を磨く時間。

 

そこに時間を使うことは
実はとても価値があると思います。

 

近くをはかる者は貧し
遠くをはかる者は富む
という金言があります。

 

堂々巡りのように思考のワナに陥って
マイナスな感情のまま
クヨクヨしそうになったときこそ、
あれ?これって
誰を喜ばせようとして考えたら良いのだろう?と
視点を変えてみることも一手だと思います。

 

諸行無常。

 

未来も同じ状況という思い込みがありますが、
実は常に状況は刻々と変わり続けているのが真理です。

 

意識的に外にも目を向けて
変わる世の中を感じながら
今日も仕事で誰かを喜ばせよう、と心に思えば
素晴らしい日常が待っている。

 

もちろん
その「喜ばせたい誰か」に
自分を入れることも自由です。

 

想像することの自由、チャンスを感じながら
誰かの喜ぶ顔を想像しながら
『すぐに成果が出ないことに向き合って考える時間』を有り難く使う。

 

そうすればきっと
今よりもっと
上手な時間の使い方ができる大人になれるように思います。

 


今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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