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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.467 【期待値のコントロールと大らかさの効用】

おはようございます!
長めの夏休みを終えて
今日から仕事再開の方も多いかと思います。

 

元気にエンジンをかけやすい月曜メールになればと
思います。

 

さて、先週あるメンバーさんと話していて
常に新しい仕事を試みている以上、
なんらかのハプニングは付き物であり、
良い意味での気楽さ、大らかさをもって
「期待値のハードル」をあえて下げる必要もある
という話になり、大いに共感しました。

 

誰かに(ときに自分自身に)イライラしている時
勝手に相手(結果)への期待値をあげてしまって
「自分の思い通りでない」ことに
腹をたてていることが往々にしてあります。

 

そもそもうまくいかなくて当たり前
少しでもうまくいったら儲けもの
ぐらいに思っていたら、
多少のハプニングは「想定内」ですが
スムーズにいくことが当たり前だと考えていると
「想定外」ばかり起きていることになります。

 

それを新たな体験や発見と捉え、学びにできれば良いのですが
「想定外」=自分の思い描いたことと違うと
誰かを責めたり、ストレスの原因と考えてしまうと
せっかくの体験も活かされません。

 

昨夜、キングコングの西野亮廣さんのブログで
「よく分からないけれど、やってみる」を許さない村には
いつまでたっても未来は来ません、
『次の時代の正解』は『現代の不正解』
という明快な言葉を見かけました。

 

この「やってみる」に勝る学びはないもので
否応なく激しい変化が起きている現代において
どれだけ気軽に「やってみる」を試して
自分でより良い方法を見つけていくかは
生きる力(稼ぐ力・役立つ力)を得ることに直結します。

 

例えば、スキー場で
初心者が
「上手に滑りたいけれど一度も転びたくない」と言ったら
「それではいつまでも滑れるようにならないよ。
むしろ、沢山転んだほうが早く上達するよ。
転ぶことは怖くないよ」と助言します。

 

初心者がさらに
「あんなにスピーディーに山頂から滑れるわけがない」と
上級者を見て嘆いたら
「最初からそんなことは求めないよ。
まずは平らなところで歩く練習からでいいよ」と言うでしょう。

 

ところが自分の仕事や家庭に置き換えると
「一度も転びたくない」と
失敗を身構えて躊躇することや
自分と経験値が全く異なる相手に対して
「これぐらいは出来るだろう」と勝手に期待して
「なぜこんなことも出来ないの?」とイラつく時があります。

 

自分にも、他人にも
多くの体験をしてもらい、
学びを深めてもらうには
期待値ハードルをむやみに上げて
勝手にがっかりしないことが、
新しいことに取り組む際のコツであることはもちろん
ひいては世の中を明るくすることにも繋がるように思います。

 

大変痛ましいニュースとして
9月1日は子供の自殺が多い日だと聞きます。

 

自分だけ、ほんのちょっと
悪意なんて持たずに発したつもりの小さなイライラの芽が
巡り巡って、誰かの生きづらさを生んでいるかも知れません。

 

失敗したっていいじゃないか。
新しいことを次々やってみようよ。
時間かけてもいいじゃないか。
できるまでやってみようよ。

 

実はそういう言葉に救われて
想定外に、見違えて、人は成長するものです。

 

この時代を生きる大人として
優しさとおおらかさを培いたいと思います。

今週も、笑顔溢れる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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