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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.468 【「今日の決断が人生を変える」と思った日】

【「今日の決断が明日を変える」と思った日】

おはようございます!
8月最後の月曜ですね。

 

暑さの中にも、なんとなく真夏とは違う風を感じ
夏の終わりの曲が似合う季節です。

 

さて
日常のこまごまとしたことはすぐ忘れていきますが、
あの日の決断の瞬間は忘れがたい、ということが
人生において、みな、何回かあるのではないでしょうか。

 

学校や会社を選んだ日や
なにかを辞めると決断した日や、
習い事に通い始めると決めた日も
そういう「忘れがたい一日」の一つかもしれません。

 

今日は私事で恐縮ですが、
十数年前の「忘れがたい日」のことを書かせてください。

 

小・中・高・大・社会人
結婚・仕事の両立に悩みながらも、
社会生活をずっと過ごしてきた私にとって
いったん、出産を機に
社会とのつながりが、一瞬途切れたのは
小さくない変化でした。

 

社会とのつながり。

 

今振り返れば、決して途切れたわけでもないのですが
当時、
いわゆる「仕事」がないこと
そこからまた社会復帰する手立てが見えないことは
強い焦燥感を生みました。
(当時は、在宅ワークもアウトソーシングもまだまだ普及していませんでした)

 

なにか始めたいと思いながら、
無収入の主婦にとっては高額なDVD教材を購入してみたり
目につくタイトルの本を読み漁りました。

 

次の居場所を探している最中は
例えるなら、
球体(地球)の地中に潜っていて
地上に出るために必死に素手で穴を掘っているような心境でした。

 

少し土を掘って進んでみては
こっちの方向ではなかった、と別の方角に進路を変え
また掘り進めては、こっちではなかったかも、と進路を変え
いつまで経っても、日の光は見えてこず
地中にいて、あっちに行きこっちに行き、と
常に苦しそうに、もがいている自分を感じていました。

 

あちこち、堀っている自覚はあるので
もしかしたら、進路を変えずにいたら
とっくに地上に出られたかもしれない。

 

地上に出る直前に、
方向転換して、別の方角を目指したから
いま、背中を向けている方が地上に近くて
掘っている方向は地上まで途方もない距離があるんじゃないか。

 

もがいている自覚満載で
ちっとも前に進んでいるとは思えない時期がありました。

 

そんな迷いに迷っているときに
ある塾のサイトに出会いました。

 

それは、1日あたり2時間、隔週開催で3カ月間
自宅から1時間半かかる場所にある
女性のための起業塾でした。

 

たしか(おぼろげな記憶ですが)
費用は18万円ぐらいだったと思います。

 

収入がない私にとって大変高額で
すぐに決断できる値段ではありません。

 

これを払って、一体、将来いくら稼げるようになるのだろう。

 

なにしろ、土の中にいる(気分の)私には、
元がとれる自信がありません。

 

自己投資は必要という言葉をよく本で目にしていましたが
果たして、これは今の自分に必要なのだろうか。
カリキュラムの中身は良いとしても、自分がついていけるだろうか。

 

ボタンをクリックしないと
他の人が申し込んで、満席になってしまうかもしれない。

 

早く申し込みたい気持ちと
損をしたくない、怖い気持ちが交互に沸く中で
最終的には、目をつぶってエイ!とアイコンをクリックしたのを
今でも鮮やかに思い出します。

 

おそらく、すごく迷ったのと
そのあとに出会った数々の学びのすばらしさとのギャップがあって
いまだに忘れられない「瞬間」なのだろうと思います。

 

今思えば、なにを学ぶにしろ
そうやって必死な心境であったことが、
学習するのに十分な効果をもったのだろうと思います。

 

また自腹を切ったことも、少なからず
熱心に勉強する後押しとなりました。

 

その塾は今はもう運営されていませんが、
当時そこで学んだおかげで、
似たような熱意ある人と出会い
今の事業を思いつくことに繋がり
今のお客様や、いろんな縁と運をつかむことができました。

 

禍福は糾える縄の如し、といいますが
なにが幸いかどうかは、渦中ではわからないことがたくさんあります。

 

不自由だからこそ、思いつく知恵があり
満たされていないからこそ、もっと成長したいという意欲につながっていった。

 

振り返るとそう思います。

 


思い立ったが吉日。
先のことは分かりませんが、
学びは本当に一生ものの出会いをもたらしてくれるもの。

もし今、何かを学ぼうと決意されているとしたら
その決断に、大いにエールを送りたいと思います。

 


今週も、笑顔溢れる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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