Vol.400 【節目の日に思うこと】
おはようございます!
よく晴れた関東の朝です。皆様の上空はいかがでしょうか。
ゴールデンウィーク明け、
通常勤務に戻るのに
えいやっとエンジンを掛ける人もいれば
家族が出社や登校して
ホッとひと息の方もいらっしゃることでしょう。
さて本日の月曜メールは、
キリよく400号となります。
何事もなく無事に配信できることも
それが400号を迎えられることも、
今まで読んでくださった方々のおかげです。
前回の「批判するより応援する人に」では、
ご感想とともに
早速行動を起こしてくださったメンバーの方がいらっしゃいました。
毎回自分に言い聞かせるように綴っていますが
共感して実際の仕事に活かしてくださるのは
本当にありがたく、嬉しいことです。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
この月曜メールは、
全国に散らばって仕事する方々と
少しでも仕事に対する思いを共有したくて始めました。
私自身、出産後にフリーの在宅ワーカーとして
社会復帰した際に
会社勤めの時には感じなかった
さまざまな変化に
大いに戸惑いました。
勤めている職場では、
相談できる人が目の前に居て
何かあればすぐ声を掛けることができました。
ところが在宅ワークとなると、
連絡をとる相手は基本お客様であって、同僚や先輩の存在なく
自力で判断しなければなりません。
たった一通のメールのやりとりに、
必要以上に気を使い、
些細な指摘に必要以上に落ち込むことも多々ありました。
何より、自分ひとりの時間の使い方ではなく
生後半年の我が子が泣くたび、熱を出すたびに
仕事を中断するので
思うように進みません。
締切が迫る中、泣きたいのはコッチだと思いながら
何時間も子供をあやしたことが
今は懐かしいですが
当時はヒヤヒヤハラハラの連続でした。
だからこそ、
在宅ワークこそ
一人っきりで仕事を抱えず
チーム制にして
同じ仕事を分け合うメンバーがいる状況を作りたいと
そうすれば、働ける人は格段に増えるはずだと
心から必要だと感じたのです。
実際にやってみると、
良い面と難しい面があります。
「一人の方が速いよね」
「申し送りは面倒」
「自分は今まで一人でやって居たので、その方がやりやすい」
そんな意見も沢山ありました。
それでも
在宅ワークという選択肢が必要な者同士、
試行錯誤を重ねながら
次はこういう伝え方がいいのではないか?
たまには顔を合わせたミーティングがあると良いね
など
薄皮を重ねるように
何かあるたびに反省や話し合いをしながら、
うまくやっていくための工夫が培われていきました。
三年以上続けてきた人は
間違いなく
離れて仕事する人同士のコミュニケーション力が、知らず知らず鍛えられています。
たまには口が過ぎる
というか
筆が走り過ぎる
というか
熱心さのあまり、
指摘したことが思った以上の波紋を呼ぶこともあります。
受け止め方も伝え方も
人により
その時の心境により、さまざまです。
また、誰もが最上級者ではありません。
でも離れているからこそ、
時間を空けて考えたり
シフト外の日にリフレッシュしながら思い付く工夫があったり
自分以外の視点による気づきのおすそ分けがあったり、
チームでやって見えてきた利点は数多くあります。
一人でやっていたら
遭遇しないで済んだハプニング。
裏を返すならば、
一見スムーズに見えて
知らないままでいる事が多かったはず。
異なるバックボーンの人と人が何かの目的のために
集い、協力し合い
その協力が大きくなるほど
大きな事が成し遂げられます。
自分一人では受け切れない仕事も
仲間と力を合わせることで
経験することが出来ます。
仕事をして悩み考えた経験の一つずつが
血となり肉となり
仕事観の形成に役立っていると思います。
ソフトやアプリの使い方は
覚えても
いずれ
そのソフトやアプリを使わなくなる日が来ます。
でも
新しいことにチャレンジして
少し難しいことに悩みながら
何かを体得してきた経験は
次の新しい仕事に活かせます。
ちょっと難しいかな、と思ったけれど
目の前に現れたチャレンジの場。
それをご褒美に変えるのは
自分自身の考え方です。
その場では、
うわー、すごい展開になっちゃったな!と思うことも
必ず、向き合ううちに
解決の糸口が見えてきます。
見えるまで諦めなければ
必ず、見えてきます。
今日も新しいことにチャレンジするメンバーさんがいます。
新しい仕事でなくても
それぞれ全国で(海外でも)
目の前にある仕事の中に
課題を見つけることも出来ます。
仕事をしていたら誰しも
うまくいかないことや憂鬱なことも多々ありますが、
頑張っているうちに
物凄く嬉しい出来事にも出会えるものです。
そして間違いなく
自分を形成していきます。
今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子