YPP月曜メール 私の思うことVol.575 【繰り返し、繰り返し、学ぶ時間が尊い】
おはようございます。
相変わらず関東は涼しい朝が続いています。
酷暑も困りますが、
8月下旬から涼しいままで夏が終わるとなんだか寂しい気がします。
さて。
日々穏やかに暮らしたいと思いつつ、
予期せぬ出来事や
自ら招いた失敗で
心は千々に乱れるというシーンは多々あります。
ただ
慣れている仕事であれば
多少の予定外は「想定内」であり、
「ちょっとしたハプニングへの対応」も心得たものとなります。
得意なことを行うことで
周りから頼りにされ、感謝され
自分が役立ったという実感が十分に感じられたら
一日が充実したものとなるでしょう。
ただ、同じことの繰り返しは
覚えることが何もかも新鮮だった頃とは違って
マンネリや、惰性となり
やりがいも今一つ感じられない時期がきます。
そして、内なる新たな成長欲求が
次の新たな出会いや仕事に自分を向かわせ
不慣れなことに格闘しながら
必死に覚えるサイクルに入るのです。
そんな出会いと学びを繰り返し
さまざまなハプニング、自分なりの「想定外」への対応の経験値を重ねるうちに
仕事の実力、キャパシティー、周りへの気配り
いろんな能力(筋力)が知らず知らずのうちに鍛えられていきます。
これを何巡サイクルか、繰り返して学んでいる方をみると
みな、ハプニングへの耐性がついていらっしゃいます。
傍から見たら大変だなあと思うような場面でも
愚痴もこぼさず、
黙々と取り組んでいるだけでなく
周りへの感謝の言葉も口にします。
一方で
まだまだ経験値が浅い人に限って
些細な「想定外」に
「(自分ではなく会社が、相手が、世間が)ダメだ!」とか
「(この仕事は、このやり方は)向いていない!」とか
腹を立てたり、安易な結論を出す場面も目にします。
同じ環境にずっと身をおく必要も
同じやり方に固執する必要もなく
物事は柔軟に考えて、次々と工夫をしていくほうが
この変化の時代を楽しく生きやすいと思いますが
その分、ハプニングへの遭遇が多い生き方になります。
変化を享受する過程で
不本意ながら起きた出来事の中に意味を見いだして
「これを乗り越えるにはどうしたらよいだろう」と考えられると
一つの体験が、いくつもの学びに繋がっていきます。
色々な体験をすればするほど
自分の中に引き出しが増えて
いずれ周りに還元できる力がつくのだ、と思えたら
不本意な出来事も不本意なだけで終わることは無くなります。
むしろ感謝できるぐらいの体験だと思えたら
その時、自分は大きな学びの中にいるのだと、
そこは大いに安心してよいと思います。
そして
「自分もそこそこできるようになったな」と思った時には
次の新たなお題が降ってきます。
成長したいと望む人には、ずっとその繰り返しが起きるのです。
プレッシャーも、ハラハラする出来事も
思い通りにならないことも
全ては、
より心豊かに生きるために出会えた貴重な体験。
必ずその学びは
未来の自分と誰かに役立てる日が来ます。
今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子