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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.574 【次はまた違う失敗(体験)をしよう】

おはようございます。
9月に入りましたね。
関東は最高気温が22度
この時期とは思えない、肌寒いくらいの涼しい朝を迎えています。


さて。


「最大の失敗は、失敗しないことだ」という格言があるくらい
人生において、新たな挑戦は意義あることと考えられています。


小説やドラマや映画であれば
主人公の大いなる挑戦(失敗を経ての成功)に共感し感動しますが
自分の日常における挑戦は、
小さな失敗の連続そのものに感じ
ふと「もう失敗したくないなあ」という気持ちが頭をもたげることがあります。



新しいことが次々生まれ、
かつ、人生100年時代といわれる長寿の国において
「もう失敗したくない」
その気持ちが、新しいことへの抵抗感や苦手意識になってしまうのは好ましいことではないと
頭では理解していると思います。


そんな時は改めて
「失敗=今までの実力以上のことに挑戦した結果得られた体験」を
価値あることと思えるような
人生の達人の言葉を思い出してみます。


例えば・・・


本田宗一郎氏の遺した格言は・・・
ーーーーーーーーーーーーー
私の現在が成功というなら
私の過去は
みんな失敗が土台作りを
していることにある。


仕事は全部失敗の連続である。
ーーーーーーーーーーーーー


アインシュタインの格言は・・・
ーーーーーーーーーーーーー
一度も失敗を
したことがない人は
何も新しいことに
挑戦したこたがない人である。
ーーーーーーーーーーーーー



もう失敗をしたくない
と思って
自らに、機械のような完璧さを求めるのは
持てる潜在能力に蓋をするようなものだと思います。



失敗を通じて経験したことを活かしながら
改良・改善を重ね
今よりもっとよいものを生み出し
あとに続く世代のために
知恵と工夫を伝承し続けるのが、人の果たす大切な役割の一つ。



失敗をしなかったら、本来の人の役目は果たせない
ぐらいに
失敗を「大事なもの、必要不可欠なもの」と捉えなおすことが必要です。



天然資源である「人」に、機械のような存在を望んではいけない。


考えて試行錯誤して、よかれと思ってやってみて
予想と違った結果に一喜一憂しながら、成長していく。


人が人らしく、失敗を通じて学んでいく過程を尊いと感じること。


最近は、ネットで色々な人が失敗を叩かれていて
こんな世の中をみて育つ子供たちは
今の大人以上に、失敗したくないという気持ちを抱いてしまいそうで、そこは本当に心配です。


失敗は、人の特権、かつ大事なお役目。


失敗は、発見の連続であり
未来をよくするためにある、大切な体験。


失敗を許さない社会は、誰にとっても生きづらいはず。


「失敗して良かったね。これでまた一つ学べたね」と
歓迎する言葉を発せられる人が一人でも増えて
ポジティブに受け止められる人が一人でも増えて
日々、沢山の失敗(学び)が増えていくことが、
きっと世の中を明るく生きやすくしていきます。


まずは一番身近な存在である自分自身に、
人にとって辛い生き方を強いないように。。。


「失敗=挑戦して得られた貴重な体験」と捉えて
ポジティブに受け止めてみること自体も、また貴重な挑戦です。



今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子

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