Vol.215 【日々挑戦を習い性に】
おはようございます。
二週にわたって台風縦断がありましたが、
今週月曜は、とてもおだやかに晴れ渡っている埼玉の朝です。
災害をみれば心を痛めて何かできることを、という考えになりますが
こうやっておだやかに晴れていると、気持ち良い青空のもと、ゆっくり過ごしたくなるものです。
お天気も、人の日常も、晴れの日もあれば雨の日もあり。
お仕事においても「晴れ」の舞台の日もあれば、「晴れ」に向けて仕込みの日があります。
「晴れの日」は人により仕事により様々ですが、
うまく仕事が納品できて、
お客様やパートナー先に「お疲れさま」とか「ありがとう」とか「さすがだね」と言われた日が
「晴れ」だとすると
「雨の日」は、うっかりミスをして叱られたり、周囲に迷惑をかけた日、となるでしょうか。
仕事では、うっかりミスは決して起こしてはならないもの、失敗は悪、と考えられがちですが
日常を顧みて仕事のシーンが「晴れ」ばかりというのは、実はあまりよくありません。
なぜなら、「そこそこの努力で、できることしかしていないから」。
今持てる力よりも少し上のことに挑戦をしていたら「晴れ」ばかりではなく
しょっちゅう「雨」や「曇り」、時には「台風」のような出来事に遭遇しているはずです。
そして、叱られながら、プレッシャーの中で学ぶことがたくさんあります。
仕事が天候と違うのは、新人にとっては「台風」になるようなことが
ベテランでは「曇り」程度であったり、
中には「雨」にみえたものを「晴れ」に変える芸当が出来たりします。
今、自分が土砂降りの中にいる、と感じる人はそれだけ現在のステージが「日々挑戦中である」と思うと良いと思います。
そして「やまない雨はない」。
いつか、晴々とした空を拝む日がきます。
今、自分が晴れの日であるとしたら、過去に土砂降りを経験したことがちょうど実って
生き生きとした収穫の日を迎えているのだと思います。
それはそれで、とても喜ばしいこと。
けれどそれもずっと続くのではなく、また一段高い挑戦をすると
新しいステージの中での雨や曇りの日を体験します。
そうやって晴れたり、雨に降られたりを体験しながら
いつまでもみずみずしく成長を続けていくと、やがて大きな揺るがない
一本の筋のとおった木のような存在になれる気がします。
仕事では天候や季節のような変化を感じたことがない、としたらそれは少し寂しいこと。
仕事が「単なる作業」になっているかもしれません。
この月曜メールで私が伝えたいメッセージは常に
「仕事とは単にお金をもらうための手段ではない」ということ
人生において、人を成長させてくれる貴重な場所である、ということです。
同じ「作業」をしていても、その価値を自分から信じて取り組んでいるかどうかで
仕事の持つ「栄養」「エネルギー」を自分のものにできる量がきっと違います。
せっかく出会った人や仕事は、自分ではそんなに意識していなくても
実は、自ら望んで「出会いたいと願って手に入れたご縁」。
自分が成長をしたいと思った気持ちから端を発して出会えたものばかりなのです。
だからこそ、雨の日もやってくる。とても貴重な雨に打たれる日があると思うのです。
今日の上空はとても気持ち良い晴れのお天気。
仕事でも、こんな秋晴れのようなすがすがしい気持ちが味わえる一日でありたいと思います。
けれども、急転直下 雨に降られたとしても、その雨をまた栄養にかえて
次の晴れの日を目指して進んでいきましょう。
今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕のり子