おはようございます。
今週はいよいよ桜の見頃を迎えそうな関東です。

さて先週引退会見を行ったイチロー選手の名言が
数々のメディアで取り上げられ、注目されました。

深夜にもかかわらず、生で会見をご覧になった方も多いのではないでしょうか。

野球にそんなに詳しい訳ではないのですが、
私もその人生観や仕事観に刺激を受けている一人です。

インタビュー中、
『生き様』を聞かれて
「生き方なら」と前置きしたあとのコメントが
とても印象的でしたので
転載させていただきます。

イチロー選手：
先ほどもお話ししましたけれど、人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。

あくまでも、秤（はかり）は自分の中にある。それで、自分なりにその秤をつかいながら、

自分の限界を見ながら、
ちょっと超えていく…ということを繰り返していく。

そうすると、いつの日か「こんな自分になっているんだ」っていう状態になって。
だから、少しずつの積み重ねでしか、自分を超えていけないというふうに思うんですよね。

一気に高みに行こうとすると、いまの自分の状態とギャップがありすぎて。
それは続けられないと僕は考えているので。
まぁ、地道に進むしかない。
進むというか、進むだけではないですね。後退もしながら、後退しかしない時期もあると思うので。
でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。
でも、それが正解とは限らないんですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど。
でも、そうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないというか、そんな気がしているので。

そうやって自分なりに重ねてきたことを、今日のゲーム後のファンのかたの気持ちですよね。
それを、見た時にひょっとしたら、そんなとこを見ていただいていたのかなという風に。
それは嬉しかったです。
そうだとすれば嬉しいし、そうじゃなくても嬉しいです。

引用grapee
https://grapee.jp/650175

必ずこれをやれば正解と分からなくても
おそらくそうであろうと思って取り組むことが
振り返ってみると
有用であったり
逆に「間違ったことを続けている場合もある」というのは
本当にその通りです。

だから
「分からないから、やらない」のではなく
「考えながら、やりながら、
答えを探してきた体験」こそが、
振り返って（数々の記録よりも）
「誇りといえるかもしれない」と語らしめたのは
今回本当に学びたい点だと思いながら聴きました。

やる前から
「それで上手くいくんですか？」
「上手くいかなかったらどうするんですか？」と聞く人がいますが
上手くいくかは
『やってみなければ、分からない』。
そして
『やれば、（結果は）分かる』。

結果が出ないと
思い悩み続けるのが
挑戦する人の日常であり、
イチロー選手が述べていた通り
高みを目指して
周囲の期待が高まるほどに
ただ「楽しい」では済まされないプレッシャーを感じることになるのでしょう。

一番は一人しかなれないが
一流は誰もが目指せる
と聞いたことがあります。

世界的な選手とは次元が違うにせよ
周囲の期待がプレッシャーとなる日常は
何かしらチャレンジするとき皆が感じる感覚だと思います。

そのプレッシャーを感じるほどに
いま、挑戦していること
結果が出るまでに時間がかかることを行なっていること自体が
尊いことであり、
振り返れば一番の財産になる日々となることは
心の支えにしたいと思います。

今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子