YPP月曜メール 私の思うこと vol.461 【比べるのではなく、違いを活かす視点で暮らす】
おはようございます!
先週は、2年ぶりの海外で
ベトナムに5日間ほど行ってきました。
あまり知られていないですが
いま、日本国内に来ている外国人2位がベトナム人です。
(1位は中国人ですが、ここ2年で急激に減っています。
なぜなら日本まで渡らなくても国内で稼げるようになったので)
親日家も多いと聞くベトナム人とビジネスを始めたい
経営者130人が乗るチャーター機で視察に行ってきました。
少子高齢化の日本と違い
若い世代が多く、就労意欲も大変盛んで活気に満ち、
経済成長中であることが十分伝わってくる国でした。
日本の高度経済成長の頃と違うのは
IT化もグローバル化も進んでいるため、
成長スピードが年単位というより、月単位のように感じられます。
日本の3分の1の人件費で、仕事への意欲は3倍以上。
大げさにいうと、それぐらい
YPPとして「危機感」も感じる5日間でした。
(事務代行は世界規模で進んでいます)
経済では上位であったはずの日本が抜かされそう
という意識が働くのか
ツアーの日本人同士で
「まだ日本のほうが上だな」といった会話を
何度か耳にしました。
日本語がわかるベトナム人が側にいるのに
日本語はわからないだろうとタカをくくっているのか、
現地の方が聞いて心地よい内容ではないときもありました。
(この現象は国内でも時々感じます)
過去に培われた競争意識、
一面しか知らないからこそ持っている先入観が
ともすると、私たちを「感じの悪い人間」にしてしまいます。
「思い込みのイメージを自分が持っているという自覚」と
「自分にはない良さや違いを肯定的に受け取る視点」を
意識的に持つ必要を感じました。
海外にかぎらず、
自分の中にあるフィルター、先入観は
ときに誰かを不愉快な思いをさせ
それに気づかないことがあります。
こう書いている私自身、いくら自戒したところで
過去の経験則から培った価値観、フィルターを通して
日々物事を見ています。
フィルターを取り去ることはできなくても
フィルターを通しているという自覚を持つために、
自分以外の視点でみる想像力を養うためにも、
幅広い世界をこれからも積極的に見続けたいと感じます。
幸い、世界は急速な速度で繋がっていて
多様化という言葉に触れない日はないほど
今までとは違う価値観を知る機会にあふれています。
YPPでも国外から繋がっているメンバーさんもおり
お客様も国外からビジネスに来た方も増えてきました。
知れば知るほど、
さらに知りたい世界が広がります。
そして日本の良さ、自分の良さも自覚できるよう
多様性を享受する視点でいたいと思います。
今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子