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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.665 【受容と対話で、一歩ずつ】

おはようございます。


日本列島の半分が梅雨入りしましたが
今日は全国的に晴れているところが多いようです。
みなさまの上空にも、青空が広がっているでしょうか。



さて
世の中には便利なツールが次々と生まれていますが
「これはみんなのためになる!」と
良かれと思って勧めたところ、思わぬ反応に驚く、という経験をした方は多いかと思います。



先週、飲食チェーン店「スープストックトーキョー」に関して
「スープストックは誰のもの?」というタイトルの記事が出ました。


同社が「全店舗で離乳食を無償提供」とツイッターで発表したところ、
想定以上に賛否両論が飛び交い「炎上」したことについての記事です。


以下、引用します。


「実にソーシャルグッド(社会貢献)に満ちた行動であったが(中略)
好意的な声以上に届いたのは
狭い店舗に子連れ客が増えることへのネガティブな意見だった。」


『おひとり様を大事にしない店だ』
『子供が苦手なのでしばらく行くのをやめます』


記事には、
同社が与えてきた「お一人様を大事にする」ブランドイメージや
3200万を越える閲覧件数となった「炎上」の背景について
その分析が書かれていました。


引用を続けます。


「なぜ炎上してしまったのか。
一部の顧客とのコミュニケーション不足ギャップが横たわっていたからに他ならない。
ヘビーユーザーの中には『私たち働く女性に静かで優しい居場所』の
変化を【異変】に感じてしまうケースがある」


この「炎上」を受けて、同社がとった行動が
またネットで反響を呼んだので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。


「離乳食提供開始の反響を受けまして」と切り出し、
なぜ無償提供を始めるのか
特定の顧客を優遇する考えではないことなどを丁寧に説明したのです。


よくある炎上後の対応として
反応があったら「取り下げる・お詫びする」という火消し方法がありますが
そうではなかった同社の姿勢に
ネガティブな声はおさまっていき
益々ブランド価値があがった
と評価するネット記事が、目立ちました。



これらのことは、決して珍しいことではなく
チームにおける提案への「反応」など
実はさまざまな場面での共通項のように思えます。


そして
この「思わぬ反応」が怖くて
提案そのものが、なかなか世に出ないこともあるのが、今の日本。


「前に言ってみたら、それは意味がないと言われてしまったから」
「あなたの意見することじゃないと言われたから」


コトバそのものでなくても、
提案したときに感じた「空気」や「表情」に傷ついた経験など。。。


そんな体験者に(声を大にして)
「良かれと思っているなら、もう1回トライしようよ!」と
言いたいです。


「周りの負担を減らそうと良い想いで始めたこと」であったなら
「動機が善」であったなら
取り下げたり、お詫びをするのではなく
スープストックのように「丁寧に説明をする」
そして
反対意見も「その理由を聞いてみる(想像する)」。



この「あと一歩、踏み込んだ対話」をもとうと努めることが、すごく大事で。


時間がかかるようにみえて
この「あと一歩」をどちらに踏み出すかが
結果を大きく変える気がします。



面倒なことは避けたい。
もめごとはなるべく起こしたくない。


そんな気持ちは、(私自身)常にあります。


でも「よかれと思って」行動すると
必ずと言って良いほど「反応」は一つじゃないので
そこで「あと一歩の説明」や「対話」にトライすること。


これも
繰り返すうちに磨かれていく「人生の生き方スキル」だと思います。



行動したことは(反省点はあっても)後悔せず
また一歩、踏み出していきましょう。



今週も学びのチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。



『一人でも多くの人に、仕事の喜びを』
おまかせ事務代行YPP
五味渕紀子

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