YPP月曜メール 私の思うことVol.623 【自分の1万時間を意識する】
おはようございます。
終戦記念日の月曜日です。
ご自身の壮絶な体験を語って下さる先輩方の言葉に
耳を傾けたい日です。
さて
ある女性起業家の方が「すっごく面白くてハマった!」とYouTubeで語っていた
「#GIRLBOSS」という本を読んでいます。
本の帯には
“万引きやゴミあさりをしていたギャルがたった8年で
100億円企業を作り上げた話”と。
古着販売のオンラインショップで大成功をおさめた
NASTY GALの創業者、ソフィア・アモルーソ社長が書いたものです。
色々ユニークなエピソードと、
情熱溢れるメッセージが多数入った本なのですが、
注目したのは
『1万時間』という言葉でした。
ソフィア社長が聴いた言葉として紹介していたのですが
『ある分野のプロになるには、1万時間の体験が必要』というのです。
1万時間。
なんともキリの良い数字です。
1日(家庭のこともあるとして)5時間働いたとして
1カ月20営業日×5で、月に100時間。
100時間が100カ月で、1万時間になります。
100カ月とは…8年と3.333カ月。
おや?
意外と、、、10年もかからない。
学校を卒業したての若い頃なら
10年の継続は途方もなく先のことに感じるかもしれませんが、
30代、40代、50代、60代、70代、、、
年齢を重ねるうちに
「10年はあっという間」だと痛感します。
既に「○○という分野なら1万時間を超えている」という方が
この月曜メールを読んでくださる方の中にも
多数、いらっしゃるように思います。
そう。
事務でなら、1万時間を超えて
「プロ」といえるだけの経験値を積み重ねていたりします。
もしくは、あと2-3年で
到達しそうな「手に届く位置」に「1万時間」があったりして。
一つずつの仕事はこまごまとした種種雑多なもので
転職先ごとに違うルールであったかもしれませんが、
「事務」というくくりで、積み重ねた「1万時間」。
なかには、穴があったら入りたい!
タイムマシンがあるなら戻ってやり直したい!と
叫びたくなるような赤面のミスも含めての「1万時間」。
きっと「1万時間を経たプロである」と自覚しなおすと
過去の赤面ミス体験は
次の仕事に、確実な警笛を鳴らせる自分に繋がっています。
過ごしてきた時間を決して、自分自身が軽視しないこと。
貴重な「1万時間」を改めて見つめなおしてみると
過去の体験を活かせる視点が
内側から、湧き上がってきます。
前述のNASTY GAL創業者のソフィア社長も
決して、楽ではなかった
大変だったと書いています。
これを書いている私も読んでくださっている方も
ソフィア社長と体験の中身は違っても
「思ったことと違った!」とか
「もっとこうすればよかった!」とか
「ああ!ごめんなさい!」と自分の未熟さに赤面したり腹を立てた経験が
1万時間の中に入っているのは間違いないです。
いつの間にか、達成しかけている「1万時間」や
達成している「1万時間」を
これからの「1万時間」に生かしていっても
日本で暮らす私たちには
まだ健康寿命が残っているはず(凄い!)。
プロとして、
誰かの役に立つ喜びを感じられる日常のために
先週やらかしてしまった失敗を、是非糧にしていきましょう。
今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子