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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.618 【健やかであるために。「解釈」より「事実」で考える】

おはようございます。
参院選から一夜あけた月曜
関東は曇天で、やや涼しい朝になりました。
皆様の上空はいかがでしょうか?

さて
いろんな経営者の先輩方に教わったABCの法則、というのがあります。

A…当たり前のことを
B…ばかみたいに
C…ちゃんとやる

言葉にすると「そりゃそうだ」という感じですが
これがなかなか。。。当たり前のことがきちんとできているって
現実には、かなりスゴイことで
やろうと思って出来ていないことのオンパレードだったりします。

そんな「やろうとしていることが出来るようになるには」というお題にぴったりの内容が
私が購読している
脳科学者 岩崎イチローさんのメルマガで先日紹介されていました。

「モチベーションを上げるには」という実験で
わざと難しい単語テストを受けてもらい、
その後次のようなグループワークをします。

グループ1:「自尊心を高める」
グループ2:「感謝の気持ちを持つ」
グループ3:何もなし

しばらくして2回目のテストを行った結果
難しいテストなので、点数自体はどのグループも変わらなかったものの、
勉強時間には、大きな違いがあったのだそうです。

3:何もなし のグループの勉強時間を100とした時、
1:自尊心を高める のグループは、110
2:感謝の気持ちを持つ のグループは、150
なんと、1.5倍も多い時間、勉強をしたという結果が出ました。

岩崎博士いわく
たった1回のテスト結果は変わらなくても
「この勉強時間の違いの積み重ねは、やがて大きな差につながるはず」。

またひとつ、
「感謝の気持ちを持つことが実際の行動変化につながること」が証明されたわけですが
ただその「感謝することが大事」と言われても
例のABCの法則と一緒で、
その「当たり前が出来ていないこと」が往々にしてあります(苦笑)。

自分の日常を振り返るに、
物事を素直にみることが出来ていないとき
勝手に自分で色眼鏡をかけてしまっている、思い込みのフィルターをかけているときに
「感謝」どころか、まったく違う感情になっているように思います。

人間関係の悩み・トラブルの中ではよく
「あの人はこう思っているはず」や
「みんな、そう思っている」などの決めつけ台詞がよくありますが
では、確かめてみたのか?というとさにあらず(笑)
「思っている」枠を出ないことが往々にしてあります。

よくよく確認してみると
自分の思い込みこそが、物事が進むのを阻んでいたことに
気付かされたのは、一度や二度ではありません。
(ほんと、何度もある(笑))

なにかうまくいかない事象があったとき
「そう感じる」という解釈(感情)は、どうしたって生まれてくるものですが
長年生きてきた知恵として
「ちょっと待て。解釈はそうだけど、事実はどう?」と
自分に問いかけてみるのは、解決へ向けたけっこう効果的な質問だと考えます。

手前味噌ですが、私たちのやっている事務シゴトは、
数字を扱い、事実を扱います。

各自の思い込み、さまざまな解釈が飛び交う職場で
「事実」を示せるのは、数字を扱う人たちができる
大変意義のある仕事だといえます。

どの商品が儲かっているのか、どの商品が利益が出ていないのか
そんな大事な(当たり前に知っておきたい)ことが「解釈」ではなく「事実」で分かります。

大事な仕事の一翼を担いつつ、
「事実」を扱いこなす達人になれたら
私生活でも、「解釈」に苦しみ過ぎず、健やかに暮らせるのではないか。

そんな仮説に大いに期待をしている月曜です。

今週も学びと実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子

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