YPP月曜メール 私の思うことVol.593 【「プログラミング思考」で生きる】
我が家からは、青空のもと富士山の白い山肌がくっきりと見えていますが
みなさまの上空の景色はいかがでしょうか。
おはようございます。
早いもので
1月3回目の月曜メールです。
さて今月(今年)は
すごく刺激的な本を読み漁っているところなのですが
本日はその中から、
私淑するオードリー・タンさんの言葉をシェアさせていただきます。
(以下引用:オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学 著者:早川友久)
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まさに自然災害のように、正解が存在しないような問題に出くわしたら、
どうすればいいのだろうか。オードリーは次のように考えている。
『常に問い続けることです。正解が存在しないのであれば、正しい方法を
簡単に見つけ出すことはできません。だから、自分が最善だと思うやり方を
探し続けるだけです。もし自分だけでいい方法が見つけられなかったら、
ほかの人の力を頼ってもいいのです。
自分だけで正解を見つけなければならないということもまた、
正解ではないのですから』
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この「自分が最善だと思うやり方を探し続ける」を
やり続けていくうちに、
自分なりの解や、
試したいことが出てきて
それに挑戦してみることが、
人生のだいご味ではないかと思います。
けれど、問題が自分の手には負えないように思えるとき
やりたいことを見つける以前に、
やるべきことがあり過ぎて
いつも、何かを心配していて落ち着かない・・・
そんな心境になってしまうこともあります。
そこに対する一つのあり方の解として、
この本の中では
「プログラミング思考」を勧めています。
以下、同著から引用させていただきます。
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プログラミング思考とは、
まず問題を小さなステップに分解し、
それぞれを既存のプログラムや機器を用いて解決できるようにする方法だ。
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プログラミング思考というと、
プログラミングを知らない人間からすると
なにか特殊で、難しく
何年間も勉強しなければ身につかないもののように感じますが
ここはぜひ「いいとこどり」したいと思います。
引用させていただいた箇所によると、プログラミング思考とは
「問題を小分けにすること」と
「すでに存在するものからヒントを探すこと」。
これは
プログラミングそのものは知らなくても、
誰もがやろうと思えばできる、
そして、あまり自覚しなくても日常的に
得意な分野では当たり前のように使っている「手法」と「考え方」だといえます。
なにか手に負えないように感じる問題や
締切が過ぎたものが幾つもあって、逃げ出したくなる時や
その居心地の悪さから、いっそ自分には不向きだったと思いたくなる時があったら
ちょっとこの「プログラミング思考」を思い出してみて
「問題を小分けにしてみよう」
「一つずつ、やってみよう」
「自分一人ではなく、他の人にも手伝ってもらおう」と考えてみる。
そのプログラミング思考を使って物事を解決した「成功体験」は
きっと、次の課題(解決したものよりきっと少し難易度があがっているもの)を
クリアするために、役立つことでしょう。
ロールプレイングゲームのように
映画やドラマのストーリーのように
課題を解決した人のところに、次の課題が待っています。
うーん、これはどうしたらいいかなあ。。。
そんな問いを前に試行錯誤しながら
おおげさでなく、日々そうやって私たちは
「命を活かして」生きています。
今日は、すべてが解決する日ではないですが
間違いなく「解決に向けて動くことができる日」。
学びのチャンスは、身近なところにあふれています。
今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子
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