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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.592 【「なりたい姿」を想像する力を養う】

おはようございます。

七草も過ぎ、お正月の空気もとれて
この三連休が過ぎると
「いつもの一週間」が戻ってきますね。

年頭の抱負をあっという間に忘れそうになるのも
このころ以降です(笑)。

今年は「得意を伸ばす」を意識した一年にしたいと
先週の月曜メールで宣言した私ですが、同時に
「得意を伸ばしながら」何を成すのか、が大事だと思っています。

何を成したいかというのは
今や、若者の特権ではなく
むしろ、ある程度社会人生活を経験してきた中高年こそ
これからの健康寿命をどう生きるか
多くの選択肢が用意されています。
(これは世界共通ではなく、日本をはじめ
 先に高齢化を迎えている、医療とインフラの発達した国の『特権』ともいえます)


そんな折
もしかしたら、今まで鍛えることが少なかったかもしれない
「未来(起きていないこと)を考える力」が必要になってきます。


「心配事の9割は起こらない」という本がベストセラーになった国なので
起きてもいないことを心配する、ということには、全般的に長けているようです。

が、欲しいのは、起きてもいない『未来を心配する想像力』ではなく
「こうあったらいいな」「こうありたいな」という
『理想の世界を想像する力』です。


私は、こういう「妄想」が大好きなのですが
以前からこの力が強かったわけではなく、
仕事がない中で、自分で仕事を作っていくことを迫られる中で
次第に鍛えられた感覚があります。

【青春とは人生のある時期ではなく、 心の持ち方を言う】とは
ドイツ出身のアメリカの詩人  サミュエル・ウルマンの言葉です。



(サミュエル・ウルマン「青春の詩(うた)」でネットを調べると
 日本語訳もあるので、ぜひ全文をご覧ください)



人生100年時代
何歳からでも、これからありたい姿を描くことは自由!です。



理想の自分を思い浮かべようとするとき
邪魔をするのは「現実の自分とのギャップ」です。

なので、理想とは
「ありたい姿とは程遠い今の自分にクヨクヨするため」に
描くわけではなく
「ありたい姿に向かう姿こそが、とても尊いもの」だと
自覚しておくことが大事かなと思います。

想像力は、鍛えれば鍛えられる後天的なもの。


どんな自分でありたいか。



昨日よりちょっとユーモアのある優しい自分に
誰か傷ついている人に寄り添える自分に


こういう友人、家族がいたらいいなと思う姿に
自分が近づけたら…。


日常をやり過ごすだけでなく
ふと、そんな役に立つ自分の「ありたい姿」に
思いを巡らせてみる。



人間の特権であり、
世界の先陣を切って高齢化社会に突入した社会に生きる人の「役得」。



時間を巻き戻すといった
ないものねだりは、小説やドラマの中で味わいつつ
日常では、
あるものを生かす視点で、
「自分の得意」を探しながら
「ありたい姿」を思い描くことにも
少しずつ少しずつ、年齢を重ねるほど上手になっていきたいと思います。



学びのチャンスは、身近なところにあふれています。
今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。




YPP
五味渕紀子

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