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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.591 【得意なことを伸ばす一年に】

新年あけましておめでとうございます。
三が日の関東は良く晴れて、富士山の真っ白な山肌が美しい
2022年最初の月曜です。
みなさまの上空はいかがでしょうか?

お正月の間も、シフトに入ってくださり
連日お仕事してくださっている方々に
改めて御礼申し上げます。
(是非、ひと段落したときに、休息のお時間をとれますよう)


さて昨年末に
恵まれていることに目を向けたいと月曜メールに綴りましたが
思い出すのは中学生時代の自分です。

クラスでも一番二番を争うぐらい身長が低かった私は
クラスで一番身長が高い友達と、大の仲良しでした。

背の高い友人に憧れて、
大柄の服が着こなせる彼女にいつも「いいなぁ、羨ましい」と言っていました。

かたや、その友人は
「自分は背が高く、花柄などの小柄なタイプに似合う服が似合わない」と
低身長の私を羨ましがっていました。

お互い無いものねだりをしていたのですが、振り返ってみて
若いうちは、そういうことが実に多かったなあと思います。

おしゃべりな私は寡黙な同僚に憧れ
寡黙な同僚は多弁な私を羨ましがりました。


いま、平均年齢が若い国を「経済成長できていいなあ」と羨ましがり
高齢化社会の日本を「課題(ばかり)先進国だ」と悲観しがちなことも
ないものねだりの一つだと思い至りました。



人生100年時代を
「なかなか死ねなくて大変だ。年をとっても稼がなくてはいけなくて大変だ」と
感じた時期もありましたが、
「一通り人生を生きた経験値のうえで
もう一つ、二つ、新しい職業を体験できるなんて
世界でも類を見ないレベルで恵まれている」
と驚異的に発達した医療を一般市民が受けられる、
その絶大な恩恵に目をむけてみると
「では、これから先、一体何をやってみようか」とワクワクしてきます。


この物事を「恵まれているところから眺めてみる」を自分レベルにも当てはめると
自分自身の長所をよくつかむことも、
自分にとって、まわりにとって、社会にとっても、すごく大切だと思います。


「自分には取り柄がなくて…」という社交辞令は
謙虚を美徳とするこの国で便利に使われてきましたが
それを心底真に受けてしまってはいけません(笑)。


心臓がない人がいないように
得手不得手がない人もいないので、
必ず、誰しも「人より上手くできること」「得意なこと」が存在します。

たとえ
体力や記憶力が若いころと比べたら衰えるとしても
体験によって得られた知恵と豊かな心は、間違いなく積み重なっています。

単なる知識のアドバイスよりも
似たような経験をした人の「わかるよ」の一言のほうが
身に沁みて救われることも、
大変だった出来事があったからこそ、知ることが出来ました。


多様性を受け入れる受容力には、きっと、小さなことにこだわった若いころより長けています。


365日をできるだけ、健やかに、晴れやかな心で過ごしたいので
ぜひ今年は、「苦手克服」に目を向ける以上に
「得意を伸ばす」習慣をつけたいと思います。


みんなが得意を活かしながら、伸ばしながら
周囲の人を助けて、明るく生き生きと働く世の中にしたいですね。


人生100年時代、
そのチャレンジの時間は(平均寿命を見る限り)たっぷりあります。

今年は私の周りで、誰がどんな得意に目覚めていくのか
本当に本当に楽しみです。

この月曜メールを読んで下さっている皆様も
ご自身の得意を伸ばすことに、身近な人の得意を伸ばすことに
ワクワクしていただけたら嬉しいです。

2022年、ぜひ明るい一年にしていきましょう。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

YPP
五味渕紀子

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