YPP月曜メール 私の思うことVol.566 【「和を以て貴しとなす」の極意 仲良きことは素晴らしきかな】
おはようございます。
梅雨の晴れ間、
雲間から青空がみえている関東の朝です。
みなさまの上空はいかがでしょうか。
さて。
今から数年前、
Googleで大規模な予算と専門家を費やして
「生産性が高いチームの特徴」を研究した結果が発表されました。
グローバル企業であり、
世界中から優秀な人が集まるGoogle社の中にも
「生産性の高いチーム」と「生産性の低いチーム」が存在していたのです。
その「生産性の高いチーム」の共通項を探るという調査結果が
色々な専門家にとっても、驚きの結果でした。
やや前置きが長くなりましたが
直近の世界の英知とITを駆使して得られた調査結果として
「生産性が高いチームに最も必要とされたもの」
それは・・・
ずば抜けて高い能力を有するリーダーがいることでもなく
日夜同じ場所で寝食を共に過ごすことでもなく・・・
言葉にするとたった6文字ですが
深い示唆に富んだ結論でした。
答えは・・・
「心理的安全性」。
チームに居る全員が、
なにか新しいことに挑戦しようとしても
質問を投げかけようとしても
誰にも「馬鹿にされない」「批判されない」と安心できる状態にいること。
これが様々な要因の中で
一番基礎的に必要とされるものだ、とその研究チームが結論づけたのです。
つまり、テレワークで離れて仕事をしていようとも
そのチームに「心理的安全性」があれば
生産性が高い仕事を成し遂げるということなのです。
これは日常的に自分に置き換えても
すぐ思い当たることがあるのではないでしょうか。
ちょっと批判めいた指摘を受けると
次に発言をしづらくなる。
自分のことを「出来ないやつと思っているのではないか?」と感じる人には
質問をしづらい、などなど。
逆もしかり。
「あの人は仕事ができない」と決めつけている人のアウトプットに対しては
「また何かやらかしていないか」と疑心暗鬼になるなど。。。
人の悩みの大半は、人間関係に集約されると言いますが
人は、一人では生きられない動物であり
いかに、周囲の人と協力することが大事であるか・・・
IT技術最先端を誇るグローバル企業であっても、
「心理的安全性」があるかどうかが、
そこに過ごす人のチカラの発揮に最も関わってくるということが証明されたのは
「人」という動物にとって、行き着くべくして行き着いた回答だと思います。
古(いにしえ)の時代からこの国には
『和を以て貴しとなす』という言葉があります。
「和」があることが、どれだけ尊いものであるか。人にとって貴重なものか。
幼稚園や保育園で、
または、身近な大人から
「仲良くしましょう」と子供のころに教わりましたが
それが、人が健やかに生きて、本来の力を発揮するのにどれだけ大事か
改めて、その貴重さを知っておいて損はないと思います。
できることは一つ。
少なくとも自分は、誰かをバカにしたり、批判するのではなく
関わる人に応援の気持ちや感謝の気持ちで接しながら、
ともに協力関係を築こうと努めること。
少しでも良いチームづくりに貢献する一人であろうと努めること。
人間なので、思い通りにならないことに
ついカッとしたり、むっとすることも多々あるのですが
それでも、「誰かにやられたら悲しくなることをせめて自分は人にしないように努めよう」と思うこと。
オトナになっても、いくつになっても
悟る心境には程遠い日常であるからこそ、
心のありようがもたらす波及効果を知っておきたいと思います。
今週も学びと成長の機会に恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。
追伸
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YPP
五味渕紀子