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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.565【心境は、螺旋階段のように登っていく】

おはようございます。
梅雨らしい小雨がぱらつく関東の朝です。


今から二十数年前でしょうか。
あれは、私がフリーライターをしていた三十代前半
まだ、次の仕事が見つかっておらず
不安定な中にも、あれこれ模索中のころでした。

ある研修会に参加したところ
五十代半ばらしき女性(会社経営者)が自己紹介で
「仕事は私にとって、もはや『道楽』」と仰っていました。

仕事が楽しくて仕方がない。

そんな世界があるのか、と不思議でした。

なぜなら当時の私にとって、
仕事は生活のためにしなければならない
お金を稼ぐ行為であり
出来れば、沢山休みが欲しいし
仕事の日より休みの日の方が断然楽しく
仕事は「つらいもの」「たいへんなもの」という刷り込みがだいぶあったのだと思います。

もちろんやりがいを感じる日もありましたが
基本的には、緊張するし、疲れるし・・・
仕事が「楽しい」と思える「域」に到達するのは至難の業と思えました。

あれから幾年月…

『道楽』といえるほど余裕の表情を浮かべるには
まだまだという感はありますが、
それでも、、、
たしかに
仕事は「楽しいもの」でもあると
感じる場面は増えました。

とはいえ、どの仕事も最初はド緊張するものです。

まずは、
仕事が「ふってきた!!(わあ、たいへん!!!)」と感じるような出会いがしらがあります。

最初は、不明点が多すぎて、怪物のように感じます。
どこからどう手を付けたらよいか、自分の手に追えないのではないか

その時の感情はまず、「怖い!」(逃げちゃう?)

ところが、怖いと感じていた仕事も
手順や流れが把握でき、難なくこなせるようになってくると
「平常心」で出来るようになります。

そしてさらに
自分なりに工夫できる点までくると「面白い」「楽しい」となります。

そしてそしてさらに
その仕事の全体が及ぼす「価値」「意義」がみえてくると
「素晴らしい」と感じ、その仕事に出会えたことを「ありがたい」と感じ
そこに取り組むことを「尊い」「愛おしい」とさえ思える瞬間を知りました。

そしてそしてそしてさらに
「尊い」「愛おしい」と感じられるほどの感情を
仕事の場面で抱けるようになった時は
仙人のように平常心で仕事に向かえるようになるのだろうと
若いころに想像したのとは違い、
実際は幾つになっても「挑戦」は続き
内心のハラハラドキドキも、繰り返し、やってくるのだと知りました。

余裕でやっているフリは上手になりましたが(笑)
「愛おしい」と感じた次の瞬間に
初体験の、びっくりする場面に出くわして
「怖い!」と感じることもあるのです。

人の成長は一直線上にあるのではなく
螺旋階段を上るように、プラスやマイナスの感情が行きつ戻りつしながら
次第に少しずつ高いところを登っていく。

そんな気がしています。

そして嫌なこと、大変なことをつい避けたい気持ちにかられつつも
実際は、嫌な場面、大変な体験からこそ学べているのも事実です。

もし今、逃げ出したいくらいの心境になるほどの挑戦をしているなら
その時点で「正解」だと思おう。

挑戦中の仕事仲間には、そう呼びかけたいと思います。

今週も学びと成長の機会に恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。

追伸
先週の月曜メールで予告したExcelの勉強会を7月13日10時半より行います。
オンライン(ZOOM)なので是非お気軽にご参加ください。
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YPP
五味渕紀子

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