新年あけましておめでとうございます。

お正月、少しのんびりと過ごせたでしょうか。
年末年始もシフトに入ってくださった方々には
改めて御礼申し上げます。


我が家からは三が日とも天候に恵まれ、
美しい富士山を拝むことが出来ました。
今朝はやや雲がかかった朝を迎えています。


今年ほど、
ささやかなことに幸福感を見いだそうと
心のあり方に注目しながら過ごしたお正月はなかったのではないかなと思います。

誰もが「去年より良い年にしたい」と切実に願っているであろう2021年。

心から清々しい気持ちで、一点の曇りなく過ごしたい、という希望とは裏腹に
感染症との闘いは続きます。

「これから先は大丈夫」と感じられる明るいニュースが欲しいし、将来への希望が欲しい。

現実には
「対策が甘い」と医療への危機感を募らせる人もいれば
「騒ぎ過ぎだ」と経済への危機感を募らせる人もいます。

いずれにしろ、いつか終息は迎えるでしょうし
1年があっという間に過ぎるように、
終わってしまえば、マスクをしない日々が当たり前になるでしょう。

今できることはシンプルで
１．自分にできる感染対策をする。
２．自分にできる経済への貢献をする。
３．コロナ差別をしない。

そしてコロナがあってもなくても、
やはり将来不安をなくして心健やかに生きるには、
「学び続けること」が、
とても大切だなと感じています。


コロナは終わりますが、高齢化社会は加速します。

2060年には、平均年齢が
女性90.93年、男性84.19年になる予測です。

※（内閣府）将来推計人口でみる50年後の日本より



今、50代の人はあと40年。
今、40代の人はあと50年。
今、30代の人はあと60年。

賢者も偉人も、
お金以上に大切な財産が「時間」だといいます。

その「時間」という財産が、どうしよう（笑）
思っていた以上に、あるらしいです。

コロナよりむしろ怖いのは、
本来嬉しいはずの「時間」という財産を
最期まで健康に享受できる未来像が、そう簡単に思い浮かばないこと（苦笑）。

90歳、100歳まで生きる自分が
簡単には想像できないのですが、
落ち着いて世を見渡せば、
すでにお手本となる、生き生きとした90代、100歳代の先輩方がいらっしゃいます。

みなさん、チャーミングで
ユーモアを持ち、良く笑い、他人を楽しませ
そして、「生涯現役」で仕事をされている方が多いです。

そう、仕事こそがアンチエイジング　
若さを保つ秘訣だと私は思っているのです。


なぜなら、昨今の脳科学の研究で解明されている通り、
『人は他人に役立つ目標に向かっている時、幸福感を感じる』生き物だから。

まさに、「仕事」がそれにあたります。

仕事のプレッシャーに日々さいなまれ
寝ても覚めても、憂鬱な気分になる案件があって
その問題がなくなったら、さぞかし楽だろうと思う時があったとしても、
不思議なことに、、、
やはり、仕事が全くない生活になるよりも
結局は、他者とのつながりを求め、他者に貢献できる自分であることを求め
その達成の「過程」が「成長実感」となるようです。

何より、ある程度のお金がないと生活が成り立ちません。
稼ぐことは、生きていくうえで、とても大事な活動です。

実は、初夢は仕事をしている夢でした。

起きた瞬間、ああやっぱり、そうだったな、と一瞬がっかりしたのですが
（夢の中では、現実にはありえない冒険をしてみたかった！）
「他者に貢献したがる自分＝成長を欲する自分」を温かく受け止めることとしました。

コロナがあってやや難易度の上がった状況下、
仕事を求め、勉強をしていくこと
日々の仕事で、学んでいくこと
それが、ものすごく地道かつ確実に、稼ぐ力をつけていく方法です。

生涯にわたって、奇策を講じる必要はなくて
シンプルに
「目の前の人の役に立とうと努めることの連続」が、幸福な日常を運んでくれます。

2060年の平均寿命から逆算した年月。
それが、お金以上に自由に使える、自分の「財産」です。

そう考えると、日本は、豊かな人がとても多い国ですね。
どう有効に使っていくか
そこを一生懸命考えていきたいと思います。

笑顔あふれる2021年をつくってまいりましょう。
本年もよろしくお願いいたします。


YPP
五味渕紀子