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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.534 【困ったときに困らない方法】

おはようございます!

11月の最終日
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

本当に一年があっという間だとこの時期は特に感じますね。


さて
日常で『困った!』というハプニングに見舞われたとき
(もっといえば、悲しい、苦しいという体験をしたとき)
心が折れそうになったり、うちひしがれたりするものです。


しかし、長い人生を振り返ってみると
むしろ感謝できる出来事になっていることが往々にしてあります。

私自身、若いころに経験したリストラ・失業も
『あれがあったからこそ、人生の師匠に出会えた』という人生のきっかけで
その体験が無かった方がよいかと聞かれたら
今となっては、間違いなく「あってよかった出来事」のほうに分類されます。


振り返って数えてみると、
(とくに仕事に関するものでは)
『あれがあったからこそ、今がある』といえるものの方が多く
むしろ「あのような体験を経ていなかったら、このチカラは身につかなかった」と実感します。


ところが
落ち着いて考えれば、将来は感謝できることになる体験も
起きた直後には、なかなかそうは思えません。


生涯忘れられないような大きな出来事ではなく、
半年もしたら忘れてしまうくらいの
日常のささいな「困った!」「しまった!」という失敗でも
落ち込んだり、クヨクヨしてしまうのが、人のサガ。


とはいえ
あまりにも困った出来事となると、話は変わってきます。

自分がこの瞬間に受け止めるにはやや大きすぎると感じるハプニングを前にすると
『窮すれば通ず』のとおりで、
もがいてもがいて、その苦しみから脱するために
『この出来事が起きた意味はなんだろう?』などと考え始めます。


そうすると不思議なもので
『この体験にもなにか意味がある』という意味付けを脳が探し始めたあたりから
困った体験による直接的な苦痛よりも、
その先に意味を持たせる「思考の探求」という活動が
前向きな感情を湧き起こさせるのです。

そしてその意味付けの思索から、心底『自分に必要な出来事だったのだ』と思えた時
最初は困ったとしか思えなかった出来事に
最終的には「感謝する」という心境まで手に入れることになります

これは過去体験したことのある方なら、大いにうなづけるのではないでしょうか。


動物にも植物にも自然治癒力が備わっていることを
私たちは時折体験しますが、
思考においても、視点をむける方向によってその「治癒力」が発揮される。

そんな法則を見つけることもまた
前向きな感情、もっといえば「発見の快感」をもたらしてくれます


人生、大きな挫折はそう何度も繰り返しやってきませんが
小さな失敗なら、日常にあふれています。

半年たったら忘れてしまうような出来事であっても
渦中にいるときは、マイナスの感情に支配されることもしばしばです。


そんなときにふと
今日の発見【困ったときにも、意味を見いだすと困ったことで終わらない】を実践しておき、
いざという大きな波がきたときにも、自然治癒力を信じられるようにありたいと思います。




今週も実践のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子

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