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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.503 【脳の機能=誰にもあるバイアスを心得て、うまく付き合う】

おはようございます!

 

みなさま、色々なストレスや不自由はありつつも
このメールを読めているということは、無事にお過ごしでしょうか。

 


さて先週の月曜メールで「良い言葉・良い質問を」ということを
シェアさせていただきましたが、
今週も引き続き、脳=人の習性にまつわる話をご紹介したいと思います。

 


脳科学者の岩崎一郎さん・岩崎クレアさんご夫妻のメルマガを購読しているのですが
先週届いた話が「ネガティブ・バイアス」についてでした。

 

少し転載させていただきます。

 

以下転載ーーーーーーーーー

 

私たちの脳は、ネガティブ・バイアスと呼ばれる、
いわば「物事を後ろ向きにとらえるクセ」
「悪いこと・できていないことに意識を向けるクセ」を持っています。

 

この脳のクセは、例えば、初めて会う人の、「良い噂」と「悪い噂」を
事前に聞いていた場合、「悪い噂」のほうを重視して、
その人を見てしまうというものです。

 

予め、その人の「良い噂」を聞いていたとしても、
「悪い噂」を聞くと、その人を見る目がネガティブになったり、
逆に、「悪い噂」を予め聞いていて、後から「良い噂」を聞いても、
その人を見る目は、思いの外、ポジティブにはなりにくいものです。

 

これは、脳の特性である「ネガティブ・バイアス」によるものです。

 

もともと自分を守るために生じた人間の脳の特性なのですが、
ネガティブ・バイアスがあることによって、ネガティブなことに過剰に反応し、
世界を歪めて見てしまうのです。

 

無意識に、物事のネガティブな面に目が行きがちになるのは、
私たちの脳がネガティブ・バイアスの特性を持っているためです。

 


ーーーーーーーーー転載以上

 

誰しも思い当たるフシがある、防衛本能だから仕方がない、と放っておいてよいかというと
さにあらず!

 

今日シェアしたいのは、このメルマガの続きです。

 


以下転載ーーーーーーーーー

 

しかし・・・

 

このネガティブ・バイアスが、厄介なことを引き起こします。

 

米国の研究から、ネガティブ・バイアスが強いと、
脳の働きが悪くなることがわかってきたのです。

 

悪いこと、できていないことなどに意識がいくと、
ネガティブな感情を司る脳の部分(扁桃体)の活動が激しくなり、
脳のいろいろな活動が停止しやすくなります。

 

脳は素晴らしい柔軟性を持っているにもかかわらず、
ネガティブ・バイアスが強いままになっていると、
その柔軟性が使われなくなってしまうということです。

 

ーーーーーーー転載以上

 


せっかくの潜在的な力が活かされないなんて、勿体ない!!!

 

このネガティブ・バイアスを軽減するには、
「悪いこと・できていないことに意識を向けるクセ」の修正として、
【意識的に良い面に目を向けること】をし続けることをメルマガでは薦めていました。

 


はて。そこで自らに質問です。

 

先週の私は、意識的に自分や他人の良い面に目をむけていたかしら(笑)

 


岩崎博士いわく『楽観して物事を甘くみる』ということとは別で
しっかりと『良い面を見つめる』ことが大事なのだそうです。

 


出来ていないことの言い訳が上手なのは自覚していますが
「自分や他人の良い面を見つめる」となると、意外と習慣づいていないかもしれません。

 


色々なことを考える転機となっている今こそ、
家で出来ること、お金をかけずに、時間をかけずに今すぐできることとして
【物事の良い面をしっかりとみる】ことも
筋トレに匹敵する、健やかに生活するために有効なトレーニングだと思います。

 


こんな風にトレーニングしようと思えるのも
「ネガティブ・バイアス」を教えてもらったおかげ。

 


「〇〇のおかげ」というマジックワードを今週もたくさん使いつつ、
今まで以上に、今週は『自分も含め、周りの人の良い面探し』に充ててみたいと思います。

 


学びと実践のチャンスにあふれてます。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 


YPP
五味渕紀子

 

※文中で転載させていただいた
国際コミュニケーショントレーニング 岩崎一郎さん&岩崎クレアさんのメルマガは下記より申し込めます。
http://kctjp.com/mm/

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