おはようございます。

突然ですが、
仕事に入る前に、イメージトレーニングをしている人は
この月曜メールを読んでいる中で
一体どれだけいるでしょうか。

おそらく、イメージトレーニングを仕事でしたことがない
という方のほうが多いのではないかと思います。

私もその一人です。

いつもの通り、通勤電車に乗って
「あれ、嫌だったなあ。これ、大丈夫かなあ」と
ふつうに過ごしていれば
頭の中に浮かぶのは、目の前の困りごと、悩ましいこと
もっと具体的に言うと「過去に起きたこと」ばかりを思い浮かべがちです。

ところが
結果を出しているアスリート達は
10代でも20代でも
「イメージトレーニングがものすごく効果的であること」を知っていて
それを真剣に習慣づけしていることが多く
スポーツの世界では
その効果は、たいへん重視されています。

脳というのは、本当に不思議な機能を持っています。

例えば、、、

ピンクのゾウさんを
絶対に、、、、、、

頭の中に、

一切、想像しないでください。

と言われても

すでに
「ピンクのゾウさん」という言葉を目にしただけで
頭の中には、ピンク色のゾウが反射的に浮かんでしまいます。

「梅干し」という文字を読めば
梅干しを食べて唾を出した経験から
脳は瞬時に指令を出していて、すぐに口の中に唾液が出てきます。

この反射的に働く脳の機能を使わない手はないのですが
日ごろ、よほど意識していない限り、
殆どの人は使いこなしておらず
勿体ないことに「マイナスの出来事」を
知らず知らずに思い浮かべて、
繰り返し、嫌なことを自分に追体験させてしまっていることがあります。

それを止めるには
意識的に、意図的に
「良いイメージ」「うまくいっている自分」を想像してみる行為が一番有効です。

例えてみるならば、
頭の「引き出し」の中に、
先に「未来に起きてほしい良い出来事（良いイメージ）」を沢山入れて
自分の気分が落ち込むようなマイナスのことを考える余地を与えないこと。

昔は、針仕事などの手仕事が無心になれる時間だったらしいと聞きますが
現代は、どこもかしこも情報にあふれていて
悲惨なニュースや腹立たしい出来事
はたまた、嫉妬心をかきたてられることにも事欠きません。

時には、怒りに任せて
だれかを傷つけるような言動があったかもしれません。

せっかくの素晴らしい人生の時間を
もっと自分でコントロールできるはずなのに
自分や周りのの心身の健康に有効でないものに使っているとしたら
なんとも勿体ない話です。

とはいえ
習慣が出来ていないと
ついつい、いつもの思考のクセ
起きても居ない「好ましくない状況」を先にイメージしがちです。

そこで
新しい習慣をつけるには、ひと工夫。

YPPのお客様で「脳」の専門家の方の中には
仕事に入る時に
「さあ、今日もよい仕事をするぞ」とか
仕事が終わる時に
「ああ今日も、いい仕事ができた」と
あえて言葉にして発声して自分の耳に聞かせる、という方もいらっしゃいます。

イメージするのは
例えば、、、
仕事の依頼主が
自分が仕事を納品したことで、助かっている様子や、喜んでいる姿。
（直接会ったことがないお客様だとしたら、勝手な想像で）

誰かから
褒められて、まんざらでもない気分で、笑顔を返している自分の姿。

「妄想」で良いのです。

現実には、理想像をイメージした直後に、ミスをして叱られる出来事があるかもしれません。
でも、めげずに、イメージは続けるのです。

良い姿をイメージすればするほど
脳は、そのイメージに近づく自分をつくるために
いつの間にか行動を変えてくれます。
時間差はありますが、確実に
イメージを全くしない人よりも、日々イメージをした人の方が成長スピードが上がります。

だまされたと思って
人生の素晴らしい時間を
良きことを思い、良きことをイメージすることに
力を注いでみてください。

楽しい時間に笑えるのは当たり前でも
そうでないときにも笑顔になれることをイメージできる術を身に付けたら
その習慣は、
より一層、自分を魅力的な人間にしてくれ
やがて周りの大切な人にも、良い影響を与えることになるでしょう。

いつも私自身に対して
自戒の念を込めて、書いていますが
一人でも二人でも、自分ごととして実践して下さる方がいたら嬉しいです。

今週も笑顔溢れる一週間になりますよう。

YPP
五味渕紀子