YPP月曜メール 私の思うことvol.490 【相手に求めず、自分に求めるのが幸せに生きるコツ】
おはようございます!
暖冬の2020年ですが、今日は例年並みの寒い朝を迎えた関東です。
さて、世の中には少子化やAIに仕事を奪われる話や、
長寿で年金が持たない話など
先行きを不安に思う材料には事欠かないと思います。
ただ、そんな中にあっても
比較的幸福感を醸し出しながら暮らしている人と、
不安いっぱいで現在恵まれている環境さえ
目に入っていない人がいるようです。
時代や産業構造が変わりつつあるのは事実ですが、
生き方のコツは
時代や環境を超えて
普遍的であるのも真実。
身近な仕事仲間やお客様を見渡してみると、
「人に求める」タイプの人は
比較的、悲観的で不安を口にしていることが多いように思えます。
「誰それが◯◯してくれない」
「お客様に予算がない」
「世間が厳しい」
相手に求めてもキリがないですが、自分の力の及ばないものにばかり目を向けて
文句を言う人がいます。
一方で、話せば話すほど
こちらを楽しい気分にさせてくれる人もいます。
「誰それさんに◯◯してあげたい」
「お客様にこんな工夫をお伝えしたらきっと喜びそう」
「◯◯を次は勉強してみたい」
自分で出来ることで周りの誰かを喜ばせようとしている人は、
見ていて好ましいですし、応援したくなります。
相手に求める「くれくれ星人」になるか
自分に求める「あげたい星人」になるか
という記事を見かけたことがありますが、
どんな時代のどんな立場であっても
『相手の喜ぶことに自分の喜びを見出せる人』が
幸せに満たされることになるのだと思います。
中には「条件が揃ったら出来るけれど、条件が自分一人のチカラでは変えられないから無理」という人がいます。
それは「自分の出来る範囲」外をみているからで、
やはり「自分の出来る範囲」に
何かしら工夫の余地や
周りを動かすことにつながる言葉かけがあるはずなのです。
もちろん、相手のことを思ってやったからといっても
「失敗=思った通りの結果とは違うこと」はあります。
先週の月曜メールで書いた通り、挑戦の中で安打より凡打の方がずっと多いのは、
野球選手に限らず
どの職業であっても同じです。
もし日常が安打ばかりだとしたら、ものすごーーーく簡単な、打てる球しか打っていないのだと思います。
最近も「失敗したので仕事を辞めた方が良いのではないか」と悩んだ話を聞きました。
誰かのためを思って動き、
結果として思いがけずミスをした。
これは尊い体験だと切に思います。
失敗そのものは問題ではなく、
相手を思って自分に出来ることを精一杯やっているのか、
自分のために相手に何かを求めているのか
その「天と地の差」に気づけるかどうかが
問題だと思います。
仕事や環境が変わり続ける中で、
周りから愛されて
重宝される人はいつの時代でも
『思いやりのある優しい人』で
『人のために自分の力を惜しみなく出す人』。
そんなに完璧に出来ないからこそ、
そういう努力を出来ているかを
自分に問いかけてみる時間を意識的に持ちたいと思います。
今週も学びのチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子