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月曜メール

Vol.359 【時代の変化を積極的に活かす】

おはようございます。
ジッとしていても汗が吹き出る蒸し暑い朝を迎えている関東です。

 

適度な運動と食事と十分な睡眠で
元気に乗り切りたいですね。

 

さて先週は、ソフトバンクが主催するSoftbank World 2017 に行き、AI(人工知能)に関する講演を幾つか聴いてきました。

 

昨年のこのイベントで「シンギュラリティ」という言葉を知って
この月曜メールでもシェアしたと思います。

 

一年経って感じたのは、
もはやAIが人に変わって仕事をするのは
近未来の話ではなく
現在進行形であるということでした。

 

消費者の一人としては
企業の効率化努力の上に
AIの登場により飛躍的なコストカットが実現し、
物が安く買えることは歓迎だと考える方が多いと思います。

 

ところが、一人の働き手として
この現象を捉えると
より効率的な働き方が求められ
激しい競争にさらされ
かつ、勝ち目のない状況に追い込まれているかのような印象さえ感じます。

 

しかし時代の流れは変えようがありません。
課題解決への貪欲な人間の探究心は、
人が処理できないことを代わりに処理してくれるコンピューターを産み出し
そのコンピュータが自ら学習して成長していく「AI」も産み出しました。

 

Softbank Worldの会場では
画期的な技術革新を
静かな口調ながら
大いなる期待と興奮をもって
研究開発中の仕事を語る事業家が数多く居ました。

 

医療も介護も、農業も物流も
人が困っていた分野で次々と
AIによる改善が始まっています。

 

そして登壇された方が口々に言っていたのは
「これで人間は単純作業から開放され、
イノベーティブでクリエイティブな仕事に集中できる!」というAI導入による『メリット』でした。

 

これは人類の『メリット』である筈なのに、
自分の仕事を奪われるような警戒心を感じる人は少なくない気がしています。

 

昨日と同じ今日が安心でき、
今日と同じ明日に安心したい気持ちが
少なからず、あります。

 

変化を好む人ばかりではなく
なるべくなら慣れた日常を繰り返したい気持ちは、
革新的な意見を持つ人でも
ゼロではないと思います。

 

まさに『好むと好まざるとに関わらず』という表現がしっくりくるのですが、
このAIによる現在進行形の技術革新は、
止まることはないどころか
進むスピード自体が
今迄体験してきたどの時代の産業革命より
加速度的に速くなっていくことも特徴です。

 

見方を変えれば
生きている間に存分にその変化を感じることが出来るということ。

 

そして私達、事務代行業
アウトソーシングの業界は
この変化を最も感じられる職業の一つです。

 

よりイノベーティブでクリエイティブな仕事が求められるのは
間違いありません。

 

今日が目の前の仕事がなくなる最終日ではないかもしれないけれど、
それくらいの危機感で
自らの仕事を見直すと
幾らでも改善の余地が見えてきます。

 

その改善の余地に着目して
手を加えていくことが
一見地道に思えますが
「イノベーティブでクリエイティブな仕事」になります。

 

YPPで仕事を始めて
さまざまなクラウドサービスを使うようになったと
実感されている方もいらっしゃると思いますが
YPPが特徴的なのではなく
どこの仕事も(特に事務は)クラウド化が進んでいるのです。

 

焦る必要はないけれど
少なくとも
従来のやり方はあっという間に古くなり、
次々と新しいツールやサービスが出てきていることには
敏感にならざるを得ない状況です。

 

せっかくならば
時代の風を大いに感じ、
積極的に活かす立場で関わっていきましょう。

 

面白い時代に生まれ
面白い職業に就けたのだから、
いろんな出会いと学びを得ましょう。

 

今週も実践と学びのチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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