おはようございます！
埼玉はどんより曇り空の朝を迎えています。

ゴールデンウィーク明け、
月曜日のエンジンをかけるのに気合が必要そうな人もいれば
ようやく家族を送り出してほっと一息、という方もいらっしゃるでしょう。

さて今日のことば「３倍の法則」。

「石の上にも三年」とは聞いたことがあるかと思います。
たしかに同じ仕事を三年やってみると、
初年度と二年目とは違う深さでわかってくることがあります。

YPPの造語ですが「初回３倍」とよく言っています。

初回に取り組んだときの作業時間は、どの仕事でも大概
その仕事に慣れたときにかかる時間の３倍かかる、という法則です。

不思議と仕事の種類を超えて、この法則があてはまります。

初回には３倍、二回目には２倍、そして三回目にやるときに
ほぼ「かかってしかるべき時間内に収めることができる」のです。

あれこれ手順を確認しながら、考えながら動作を行うため
初回に時間がかからないことはありません。

新しい仕事はそんな時間の側面からも「大変そう」につい感じてしまいがちです。
そして、この「初回３倍」を知っているとはいえ
「本当にこれがこの先、三分の一の時間でできるとは思えない」とも思ってしまいます。

しかし振り返ってみると（仕事に限らず）
初回は３倍ぐらい、場合によってはもっとかかったことが
繰り返すうちに難なくスラスラとできるようになっているはずです。
そして初回にかかった苦労は思い出そうとしても、大抵はそんな苦労はすっかり忘れてしまっています。

そんな「３倍の法則」があることを新しい仕事のときにどこか記憶の端にとどめておいて
「今はそうとは思えないけれど、これが縮まるのだろうな」と考える人が増え
新しいことへの挑戦のハードルが少しでも下がったらいいなと思っています。

それからもう一つ、
勝手に私が感じている「３倍の法則」があります。

それは何か新しい習慣なりを身につけたいとき
例えば、野菜中心の生活にしたら体調がよくなる
運動を続けていて、筋力の変化を感じる、など
何かしら「効果が出てほしい」と期待するとき
自分が「その効果が現れて始めてほしいと感じる期間」と
実際に「その効果が現実のものになってくる期間」のギャップも
また３倍ぐらいありそうだと感じています。

なので、始めてみて思ったより効果が出ない、と感じるときの大半は
効果が目に見えては出ていないけれど「蓄積中の期間」であり
その時点で「効果がない」と結論付けてしまうことは勿体ないことで
実際、「期待通りに出ない時のあともうひと粘り」こそが必要だと思うのです。

この二つの「３倍の法則」は
科学的根拠を知っているわけでも何でもないのですが
仕事を通じて感じていることであり、
周囲で実直に成果を出し続けている諸先輩方をみていると確信することでもあります。

この「３」という数字は、根拠はなく私自身の体感ですが
「閾値（いきち）」として、物事が表面上に現れるまでにはある一定の運動量が必要
という科学的な値は確かに存在しています。

参考URL
ウィキペディア　https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%97%E3%81%8D%E3%81%84%E5%80%A4
コトバンク　https://kotobank.jp/word/%E9%96%BE%E5%80%A4-30100

一緒にお仕事をするYPPメンバーの皆様とは
お互いこのような法則を知っておいて
新しい仕事に挑戦するときに
未来を少し楽観的に想像していけたらいいなと思っています。

今週も学びのチャンスにあふれています。

笑顔あふれる一週間にになりますよう。

YPP
五味渕紀子