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月曜メール

Vol.297 【聴く力】

 

おはようございます!
やや曇り空の埼玉の朝ですが、
このあと晴れてくるようです。


さて昨日のこと
我が家に、住居に関する専門家の方に来ていただきました。

家の課題についてまずは家族それぞれからヒアリングしてもらい、
見積や提案は後日もらうことになっています。

 

たっぷり2時間
その方はヒアリングして間取りなどをメモして写真を撮り、帰られたのですが
そこで、なるほどと会得したことがあります。

 

それは「聴いてもらうこと」は、
とても人を満足させるということです。

 

家に関する課題は頭の中にあったものの
誰かにジックリ話す機会はありませんでした。
話したとしても世間話に上る程度で
解決するために時間をとってそれについてのみ話すということはありません。

 

ところが
その課題についてどう解決したいかを改めて聞かれると
それまでしっかりと自覚していなかったものの
「出来ればこうしたいな」と「実は自分で持っていた答え」にたどり着く瞬間があります。

 

一人で考えている時よりも
人と話しながらの方が
思い浮かぶことに拡がりが出るのです。

 

私やYPPの営業が、お客様先にご訪問して
お困りごとを聴くときも、似たような体験を(逆の立場で)します。

 

お客様も日ごろから溜まってしまう事務作業を何とかしたいと思いつつも
それをジックリ誰かと腰を据えて議論する時間もなく、
課題山積となっています。

そこに私達プロが出向いて
ジックリ話をお伺いしていくうちに
まだ何も作業には着手していなくても
お客様が晴れ晴れとした表情になることがよくあります。

 

「あー、なんか見えてきた!」と
解決し終わっていなくても、
解決の道筋が見えた段階で

気持ちはすでに変わっているのです。

 

訪問した会社の応接室でお客様にはジックリ向き合えるものの、
家事を済ませながら子供の話を聴くときなど
どうしても中途半端になりがちです。

 

身近な人ほど、
自分より目上より目下の人ほど
ジックリ話に耳を傾けるのは
難しいものです。

自分の方が経験値が上だという思い込みがあるために
全部を聞く前に
「それはこうだよ」と結論やアドバイスを言いたくなります。

 

しかし話をしている方は
話を遮って結論を出されて嬉しい筈はありません。
ジックリ話を聴いてもらうことから
自分で新しい閃きを得る方が
ずっと満足し、納得し
その解決に向けて行動したくなります。

 

「今年は聴く力を鍛えていきたい」と
年頭に言った友人がいました。
今年と半分近く過ぎていますが、
今からでも今年の目標に加えようと思います。

 

聴く力、
鍛え続けて損はないチカラの一つだと思います。

 

とくに
部下、後輩、子供、おばあちゃん
自分より弱い立場にいる身近な人の話を
ジックリ聴ける自分になりたいと思います。
とても出来ていないからこそ、
気をつけてみると
効果を実感出来そうです。

 

今週も学びと挑戦のチャンスに溢れています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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