vol.247 【新しいことに出会うときの出会い方】
おはようございます。
今日から6月ですね。
埼玉は梅雨空を思わせる白い雲がかかっていますが、予報ではこれから晴れだそうです。
月のあたま、新鮮な気持ちでスタートしたいと思います。
さて、昨日のこと
近所のスーパーで、ある商品の売り場をたずねたところ、
店員さんが
ほんの一瞬、嫌そうな顔をしました。
こういう場面に遭遇したことは、何回かあります。
おそらくあまり売り場の商品を熟知していない新人さんだったのでしょう。
苦手なことが
そのまま顔にあらわれてしまったのです。
すぐ近くの別の店員さんにたずねると、
その店員さんは慣れた感じで笑顔で教えてくださいました。
その嫌な顔をしたほうの新人さんもホッとした表情に戻りましたが、
お客とはそういう一瞬の表情を見逃さないものです。
翻って、自分たちの仕事に置き換えたとき
新しいことに出会うとき
知らなかったことを聞くとき
お客様からたずねられるとき
やはり、不安になると思います。
しかし、内心の動揺を隠して落ち着いた「フリ」が出来るかどうか。
「えー、そんなの、ムリ」
とハナから思ってしまったら
折角の学びの機会は活かせません。
お客様との会話でなくても
仕事の指示メールでも
メーリングリストのお知らせでも
「未知のもの」に触れる瞬間
反射的に「嫌な顔をしているか」
今一度振り返ってみたいと思います。
私自身、思い当たるのは
新しい仕事の説明を受けている最中に
お客様から
「そんなに難しいことではないです。慣れたら簡単です」と
言われてしまったことがあります。
本人(私)は無自覚なのですが、
さぞかし不安そうな表情で聞いていたのでしょう。
こういうことは、あまり自覚されず、
でも仕事の場面しょっちゅう起きています。
日頃は気持ち良い笑顔ができるのに
慣れている仕事の時は平常心なのに
新しい話しを聞くときは
つい不安げな顔になる
こわばった表情になってしまう。
もしかしたら、私もそうかもしれないと思う方は
試しに鏡に向かって
やっているかもしれない「不安そうな表情」と
それと正反対の「相手を安心させる表情」をやって
見比べてみてください。
(こういうことをお勧めしたとき
殆どの人は読むだけですが
稀に実践する人は、とても伸びる方です)
身体から入る。
形から入ることも、実は有効で
重要です。
商談や打ち合わせの最中の姿勢をよくする。
相手を見送るときのお辞儀をていねいにする。
書類を受け取るときの仕草を気をつける。
在宅ワークであって、お客様や仕事仲間からの視線はなくても
「仕事モード」になるとき
働く自分のキリッとした表情を作ってPCに向かう。
漫然と始めるより
1日ずつの心がけが
思わぬヒントや知恵に出会えるきっかけを生んでくれます。
昨日のスーパーで
図らずも「真似たくないお手本」に出会えたことから
今日は「新しいことに出会うときの出会い方」について
共有させていただきました。
今週も実践のチャンスに溢れています。
うまくいかないことが起きた時ほど
トライのチャンス。
けれど独りで問題を抱える必要はなくて
困った時は隣人に声を掛けるのも大事なこと。
ぜひ仲間を信頼して、声を掛けるようにしてください。
今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕のり子