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月曜メール

Vol.241 【失敗を恐れないことの大切さ】

おはようございます。
関東は曇り空で月曜日がスタートです。

ゴールデンウイークももうすぐですね。
曇り空でもワクワク感とともにスタートしたいと思います。

さて、先週金曜日は
日本初、障がい者が主催する音楽イベントGCグランドフェスティバルがありました。

イベント開催のコンセプトは
「同じステージで」。
健常者、障がい者ともに、同じステージで働く社会を。
そんな想いを込め、
ある一人の筋ジストロフィーの青年の思いから、この活動が始まりました。

障がい者が主催でありがちな「お涙ちょうだい」ムードは絶対イヤだという主催者の考えがあり、
イベントはプロのミュージシャン4組を招聘し
ステージに立つ人も
観客席にいる人も
障がい者以外で構成され
ごく普通のエンターテイメントを提供するため
障がい者側が裏方の様々なスタッフとなり、仕事をするスタイルにしました。

障がい者だけで運営は難しく
いわゆる健常者という人たちも一緒には参加していますが、
一般的な興行よりずっと大勢の障がい者が関わりました。

しかし、いかにも障がい者が問題提起をしているというカタチをとりたくない、と決めたために
イベント趣旨が「わかりにくい」「伝わらない」という声も寄せられ、
関係者の試行錯誤は続きます。

チケットもなかなか売れず
開催直前まで試行錯誤しながらの準備に追われ
開催自体が危ぶまれた感覚に
きっと主催者は何度も陥ったはずです。

初めての試み、
だれもやって来なかったことは
動き始めてみて実感する幾多の困難があります。

でも開催当日、
ライブ会場に詰めかける人々、
ロビーで笑顔で写真に収まり
ステージを待つ間の談笑があちこちで見られ
そして、本番の幕が開き
熱く盛り上がるステージが実現したとき、
主催者の胸にどのような想いが駆け巡ったことか。

当日会場にいて、改めて感じたのは
成功する、という確信があるから
物事が始まるのではなく
すべてのことは
「やろう」と決めたことにより始まり、
成功するまで諦めずやり続けた結果として
何かの成就があるのだということ。

「成功するとどこで確信しましたか?」という問いがありますが、
それは、最初からでもあり
最後の最後までわからないものであると感じます。

「成功するとわかっているからやる」のではなく
「成功させるつもりで始める」のであり
「成功させるまであきらめない」。

仕事にも何事にも失敗は許されない、という側面もありますが
失敗を恐れないで飛び込むこと、始めるということもまた必要なことと思います。

何かを始めるときに必要なのは、
成功の確信よりも
失敗を恐れない、飛び込む勇気。

この4月、何かをスタートしようとしている方に
この活動で感じたことが応援になればと思います。


今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。

YPP
五味渕のり子

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