Vol.221 【言葉を味方につけて】
おはようございます!
今日から12月。YPPは第11期めに入ります。
改めて、全国各地でコツコツと誠実にお仕事してくださるメンバーのみなさまと、
未熟な頃から私達にチャンスをくださり、成長する場を与えてくださっているお客様に心から感謝申し上げます。
この10年間、私達の仕事のメインツールであるインターネット環境は
目覚ましい進化を遂げてきています。
それに対して、「事務」という私達が実際取り組む分野においては、
お客様から「目覚ましい進化」と感じていただけるようなほどの進化は、まだ出来ていないように思います。
いよいよこれからです。
事務代行という分野でも、目覚ましい進化が求められています。
それに応える私達になることで、見たことのない景色を見ることができる日が来ます!
今日はそんな想いを込めて、月曜メールを綴りたいと思います。
私が修行時代に、師匠から課せられたことのひとつに
「難しい」という言葉の封印がありました。
師匠はよく「難しい、というのは、やりたくない、と言っているのと一緒や」と仰っていました。
以来、私は「難しい」という言葉は絶対に無意識に口にしないようになり、
誰かと話をあわせて口に出すときも
心の中で慎重に考えながら、その言葉を扱うようになりました。
すると、周囲で「難しい」という言葉を安易に口にする人も、自ずと気になり始めます。
観察していると、「難しい」とよく口に出す人は、ものすごく深くその物事について熟考の末、その「難しい」という結論を出しているかというと、実はそうでもなく、何となく「難しい」が口癖になっている、そんな人を見かけます。
言葉は「言霊(ことだま)」とも言って、口にした瞬間に魂が宿るという考え方があります。
以前の月曜メールで、「それはちょうどいい!」と口にすると、アイデアが浮かびやすくなるゲームについて書いたことがありますが、
まさに「言霊」が次の発想を生み出すのです。
そう考えると、「難しい」は安易に口癖として使って欲しくない言葉です。
「難しい」とつい、口をついて出そうになったら、私の場合
「うーん、やり甲斐ありますね」と言うようにしています。
そう口にすると、不思議と、なにか糸口を見つけられそうな空気を自分の中に作ることが出来ます。
「難しい」シチュエーションのときは必ず「面白くなってきましたよ!」が口癖の人もいます。
なぜなら、能力は実は未来進行形。
やる前に実力が決まるのではなく、やった上でこそ、力がついていくものだからです。
その真理に気づいている人は「難しい」という言葉で、最初からブレーキをかけることは決してしません。
「面白くなってきましたよ!」
「うーん、やり甲斐ありますね」
「カンタンではないなあ(笑)」
「これは、新しい!初めてのパターンだね」
難しいという言葉を使わないために
新しい口癖を作るのです。
世の中、カンタンなことばかりではありません。
もしも、カンタンなことだけに囲まれて過ごしていたら、なかなか成長出来ません。
カンタンではないことに出会えるのは、自分が成長したいと望んだから。
なのに、日々の生活ではつい、カンタンなことが多ければいいなあと願い、難しいことはなるべく避けたいなあと望むのがふつうの人です。
しかし現実はとても良く出来ていて、怠けたい気持ちはあるものの、成長したい気持ちもある私達に、
ちゃんと成長するチャンス=カンタンではない課題と出会わせてくれます。
それを活かすかムダにするかは、実は、「考え方」とその先にある「行動」。
その「考え方」をより良い方向に持って行くときの強い味方になり得るのが「言葉」です。
インターネットの黎明期から現在、そして未来にむけて
きっと、私達がふつうに考えたら「難しい」と感じることに
果敢に挑み続ける人達がいます。
同じように、事務の分野でも
他の業種の人達からみたら
「難しそう、めんどくさそう」と感じる仕事の中にも
プロであるために果敢に挑み続けるべき、成長のステージがあります。
これからの10年間は、インターネット環境の進化を受けて
さらにさまざまな業種の仕事が進化を遂げていきます。
事務はその最たる分野です。
時代の流れの中で、挑戦できる変化に富んだステージがあるのが、事務の分野です。
ぜひ、新しいこと、カンタンではないこと、やり甲斐あることにチャレンジしていきましょう!
次の景色を楽しみにしながら。
今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕のり子