おはようございます。
台風一過の青空が広がっている埼玉の朝です。
被害もだいぶあったようです。
帰省の足が乱れた方も多かったのではないでしょうか。
さて。
人の生き死にについては、
滅多なことで「すべては必然」と言えませんが
仕事については
ほぼ
「すべては必然」と言えると思います。
最近、YPPでは
お客様にご迷惑をお掛けしてしまう事故やミスが
相次いでいます。
とても恥ずかしいことですが、
事実なので、隠しても仕方ありません。
いま必要なのは、
そのミスや事故が
「起きるべくして起きた」ことを
しっかり理解することだと思います。
ミスをすると
あの時、こうやっていれば、、、と後からなら、思い至れることが多々あります。
「あの時、一言、確認しておけば」と
たら、れば、を考えます。
(そして、次回に生かすべき行動を知ります)
よく勝負の世界などで
「たら、れば、は無い!」といいますが、
その試合自体の判定は覆らなくても
この「負けた時に感じたこと、ハッと思ったこと」が
次の試合こそ、
「これをやっておこう、あれを絶対やろう」と考えること、そして次の行動や日々の姿勢につながれば
決して無駄な負けにはなりません。
むしろ、振り返って
あの時のあの失敗があったからこそ、といえることがあります。
仕事の失敗も
次の仕事でしか、取り返せません。
ごくたまに、新人メンバーの方で
一回め初めての失敗で
「私、向いていませんでした」と
仕事自体を辞めようとされるのですが、
試合放棄は一番よくない結論です。
試合も仕事も
自分一人で成り立つものではなく
ステージに立つまでに
その仕事に着手できるまでに
もっと昔から
それにたずさわり、
その道をひいた人がいて
いま、縁あって自分の手元にお役目をいただきます。
失敗したときは、
それは、カッコ悪いもので
気持ちも落ち込みます。
でも、
多くの人は
失敗そのもので、人の縁を切ったりしません。
失敗のあと、その人がどういう対応をするかを
実によくみています。
そして、自分の至らなかったところを素直に認めて
迷惑をお掛けした関係者に謝り、
すぐ仕事のやり直しをし、
信頼回復に務めているその姿をみて
すでに、
信頼回復の道は開かれ始めています。
場合によっては
失敗をする以前よりも
信頼されることもあります。
いざという時に
平時には目立たないその人の「人となり」が現れます。
それが素晴らしければ
むしろ
その失敗の出来事に
ひそかに感謝する時さえ、あります。
以前の月曜メールでも書きましたが
新しい方も増えたのでもう一度書きます。
仕事で失敗したら、
どんな仕事でも
やることは同じです。
1.素直に認めてお詫びをし、
2.すみやかに事後処理をし、
3.次への改善策をみいだす。
初めての仕事だからこその失敗もあり、
長くやっているからこその失敗もあります。
初めての仕事への挑戦も多いにすべきこと。
一つのことを長く続けることも価値があります。
だから、
生きている以上
働いている以上
失敗とは無縁ではいられません。
ときに
失敗をして、
多いに落ち込み、反省し
次に生かすべき宝を見つける。
これも、仕事の報酬の一つです。
今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。
帰省している方はどうぞ、懐かしい顔に会い
和やかな時間をお過ごしください。
そして、仕事を通じて少し成長している自分を
ふとしたお休みの時間の中で
感じていただけたら嬉しいです。
YPP
五味渕のり子