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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.611 【これは要注意。自分の脳を味方につけるために】

街中の花屋さんの店頭が
カーネーションから一気に紫陽花に変わりました。


まだ梅雨入りには少しあるのに
季節の先取り感に、ちょっと急かされてしまいますが
あと少し続く、一年で一番爽やかな五月の空を楽しみたいと思います。



さて。


この月曜メールは出来るだけ
読んでいただく皆さんが元気になる話題をお届けしたい、と
思いつつ
昨夜から読み始めた本が頭を離れず、
ついついその話題になることをお許しください。



遅ればせながら
「スマホ脳」(新潮文庫 アンデシュ・ハンセン著)を
読み始めました。


YPPで仕事をしている方なら
何か他のことをしていても、チャットの通知が気になる、という経験を
少なからず、されているだろうと思います。


もしかしたら一番私が「チャット中毒」かもしれません。
望んだわけではなくても、
この「スマホ脳」を読むと
自分にスマホ依存の傾向があるのを認めざるを得ません。


iPhoneを発明したアップルの創業者、スティーブ・ジョブズや
もとfacebook(現在はメタ)の創業者、マーク・ザッカーバーグが
我が子には、スマートフォンを与えない教育方針であったことは
有名な話です。


また、この本によると
Facebookで
「いいね!」機能を開発した開発者本人も、
自分がFacebookの利用時間を制限することを決め、
その依存度は「ヘロインに匹敵する」と考え
スマホ使用のブレーキをかける(本来は親が子供に行う)使用制限アプリを
自らにインストールした、とのこと。



どうやら、、、
私たちが連絡がくるLINEやチャットの通知に敏感なのは
責任感の強さや仕事熱心なだけでなく
脳の作用 『新しい情報という刺激への期待をがまんできないこと』が大きいようです。


その弊害として
本の中では、
集中力・記憶力の低下が指摘されていました。


まだ「スマホ脳」を3分の1しか読んでいないですが
(本の中で、睡眠がすごく大事だと書いてあったので、
昨夜は一気に読みたいところをあえて我慢しました)
私は、スマートフォンを寝室に持ち込むのは昨夜を最後にしよう、と決めました。


今まで、スマホが目覚まし時計がわりでもありましたが
本日、目覚まし時計を買いに行こうと思います(笑)。


チャットの通知に早く気づかないと
仕事にならないんじゃないか、
チームメンバーやお客様に迷惑をかけるんじゃないかと
心配になる方も多いと思います。


世の中は、スピード重視で
それが「良いサービスだ」とされているからです。


でもその弊害として
長く生きれるのに、幸せに生きれない人が増えたら
元も子もありません。


このあたりは、今日結論が出ていることではないですが
YPPも、チャットを使って仕事をする会社として
健康な働き方を真剣に考えているところです。


脳というのは、素晴らしく
扱い方によってとても有用にもなり、その逆も非常に強い作用をもたらします。


良い質問をすれば、素晴らしい答えを導き出しますが
悪い質問をすると、堂々巡りやマイナスの答えも(瞬時に)はじき出す
やや、やっかいな存在でもあります。


その脳がいま、
スマホからの情報に「ハッキングされている状態だ」と
「スマホ脳」の著者は警笛を鳴らしています。


年齢を重ねるほど、身体には何かしらの老化現象が出ますが
心のもちようは、
年齢を重ねても、ぜひ瑞々しさを保ちたいと思う時
「脳」の使い方についても、充分に注意を測りたいと考えます。


もし、私のように
料理のレシピを検索しよう、とスマホを手に取ったのに
つい、その時に目に入るチャット連絡に気を取られ
その返信をしている間に、
レシピ検索のことをすっかり忘れて
次に目についたスマホニュースを読んでしまって
時間を使ってしまった、という経験がある方は
今日一日どこかで、スマホを別の部屋に置く時間をつくってみてはいかがでしょうか?


唐突な話に聞こえるかもしれませんが、
スマホのなかった時代に戻れないなかで、
スマホの影響をうけない時間(五感を活かす時間)を意図的につくる大事さを痛感しています。


来週の月曜メールでは(冒頭ご紹介した本を読み終わっているので)
もう少し何か、共有できることがありそうです。
次週をぜひお楽しみに(という煽りも、脳に影響しちゃうんだそうです。とほほ)。



今週も、ぜひ、健やかで笑顔あふれる一週間となりますよう。


YPP
五味渕紀子

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