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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.610 【3つのシコウで元気になる】

おはようございます。
月曜の朝、健やかに目覚めましたでしょうか?
さて、今日はいきなり本題です。


人に「人格」があるように
会社にも「社格」という、目に見えないものがあるそうです。
だとすると、、、
チームにも「チーム格」があるといえますね。


さて「よい社格」の会社では
主語が「お客様」であることが多いです。
お客様(相手)を思う気持ちが、そこここ(其処此処)の会話の中ににじみ出ています。


「もっとこうしたら、お客様は快適なんじゃないか」とか
「こういうアイデアは、どうだろう。喜んでもらえるんじゃないか」とか
「こうやったら仕事がスムーズになるんじゃないかな」とか。
聞いていても元気が出る会話です。



その反対、「悪い社格」では
主語が
「(社内の)誰誰が、○○してくれない」とか
「(社内の)誰誰に、○○させられた」とか
「(社内の)誰誰が、○○したらいいのに」
「私は誰誰から、○○と思われているんじゃないか」とか・・・
視点が内向きで、自分たちのことばかり。お客様不在のことが多いんです。
(かくいう私も過去、そんな社風の中に居て、自分もそんな台詞を口にしていた時代がありました)


これを、人に当てはめてみます。


「(誰かに)こういうことをやってあげたらいいんじゃないか」と
考えている時が、
人生の中でも、積極的で前向きな心持ちのとき。


その逆が


「誰それに、もっと(私のために)こうしてほしい・ああしてほしい・こう思ってほしい」
「私は、どう思われているんだろうか(私のことダメだと思っているんじゃないか)」と
視点が「内向き」「後ろ向き」になっているとき。


前向きな人と後ろ向きな2タイプの人に分類される、というのではなく
誰しも、
積極的な心境にもなれるし、その逆にもなってしまう
常に揺れ動くのが人間なので
せめて、内向きに陥っているときにハッと気づいて
「おおっと、これは思考の向きを変えてみよう!」と
起動修正するクセを身につけたいところです。



90代の女性が
「昨日まで出来たことが出来なくなった体験」を
コラムに綴っておられました。


70代になったある日(今から20年前ですね)
駅の和式トイレで用を済ませ、立とうとしたら
どうしてもどうしても立てない。
仕方ないので覚悟を決めて、汚い床に(トイレットペーパーを敷いて)
手をついて
ようやく「えいやッ」と立ったとき
先輩方が言っていた「出来ることが出来なくなる日」が
ああ、自分にもきた、と思ったそうです。


長生きをすればいずれ、どこかの時点で
自分の出来ないことを自分に許しながら、
心穏やかに生きる術を身に着ける「修行」が待っています。


今のうちに、少しずつ少しずつ
思考のトレーニングをしておいて損はない、と思うのです。


思考にも
「志向・思考・試行」の3つがある、と教わりました。


まず「志向」・・・こうありたい、と理想や夢や未来を描いて
次に「思考」・・・どうやったら、それを実現できるかを考えて
そして「試行」・・・実際に試してみる、やってみる


誰か大切な人、好きな人のために
やってあげたいことを考えて
やり方をあれこれ想像して
実際にやってみる。


これを繰り返していたら、人生、飽きない気がします。


一人一人が、ほんの少しずつ
そんな3つのシコウのトレーニングをして
自分の目の前にある課題をなんとか解決しようと
明るい心持ちでチャレンジして
日々を過ごす人が増えたらいいなと思います。



今週も、健やかで笑顔あふれる一週間となりますよう。


YPP
五味渕紀子

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