YPP月曜メール 私の思うことVol.601 【自分の内なるエネルギーを呼び起こすコツ】
おはようございます。
今朝も穏やかに晴れている関東の朝です。
気温が上がってきて、
冬場より富士山も霞がかって見える日が増えてきました。
さて先週は東日本大震災の発生から11年目を迎え
新聞には、当時のことや
いまだ復興途中にある現実について記事が掲載されていました。
日々なにかと戦っている人ばかりですが
それが、
自分の行いのせいではなく
天災や戦争など、
自分ではどうにもならない大きなものにより
翻弄されてしまう人生があります。
翻って自分の生活を見直してみると
朝起きれば、蛇口から温かいお湯が出て
最寄り駅に行けば、いつも通りの時刻に電車が来て
行きたいと思う場所に行ける日常があります。
今日も、やるべき仕事があり
協力しあえる仲間もいて
毎月銀行には定期的な入金があり
大きな贅沢をせずにやりくりすれば、
今日あす食べるのに困る、ということもありません。
こんなに幸いな、平和な生活を送れているのに
先週言われた誰かからの一言が頭を離れなかったり、
締め切りに追われる仕事があったり、
コロナがあったり戦争のニュースがあったり
「幸いな状況にいても、気分爽快とはならない」という
なんとも贅沢な?心境になります。
心の中にしめるユウウツなことは
どうやって追い出して、
できるだけ清々しい気分であったらよいのか
いろいろなことに解を求めてみます。
人によっては、
じっくりと時間をかけて一番の課題に取り組むことで
スッキリ解消させることもあるかもしれませんが、
ちょっと現実逃避で、違うことをしながら気分転換をはかるのも
多くの人が実践している「解消法」の一つだと思います。
コロナで集まることとの制限が増えて
自分にとっての気晴らしや雑談が少なめである人は
案外、その「減少」が見落とされがちですが
大事だった生活の一部で
それを補うための「工夫」が必要な時期かなと思います。
唐突ですが、ちょっと私の話をさせてください。
今から18年前、、、
0歳児を抱えて家にいた当時、仕事が一切なく
話ができる相手といえば、夜遅く帰ってくる夫のみ。
社会とのつながりがなくなったように感じて
何不自由なく暮らせているのに、鬱々としていた時期がありました。
当時の自分の症例に、名前をつけるとしたら
「ありがとう欠乏症」。
産後にやや体調を崩し、実家の母と夫の母に交互に面倒をみてもらい
「すみません」とか「ありがとう」を自分から言うことはあっても
人のために何かをして「ありがとう」と言われることがない時期でした。
過ぎてしまえばほんの一時の出来事ですが
その「ありがとう欠乏症」の中にいて過ごしているとき
心がふさいでいたのを記憶しています。
以来、「ありがとう」は心のビタミンであり
一週間に誰からも言われないと「欠乏症になる」と知りました。
誰もが「ありがとう」を言われるよう
仕事がしづらい環境にある人が仕事が得られるように、、、と
今のYPPを創ってきた経緯があります。
私の場合、このような原点に立ち返るとき
目の前のユウウツな出来事に立ち向かうエネルギーが湧いてきます。
だから、やるんだ。
だから、必要なんだ。
一時の映画やドラマや本の中に解を求めることも多々あるものの、
やはり
自分を動かす原動力の解は、自分ですでに持っているもの。
そこを見直す時に
ちょっとユウウツだった何かを乗り越える
一番のパワーが出てきます。
原点に返る。
初心に戻る。
自分が大切にしていることを思い出す。
そんなことからも、自分の内なるエネルギーに気づいて
自分の力を誰かのために使おう、という
外向きの視点になれるといいですね。
今週も、健やかで笑顔あふれる一週間となりますよう。
YPP
五味渕紀子