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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.527 【お願いしたいことは一つ】

おはようございます。

 

薄曇りの空がひろがる関東の朝です。
みなさまの上空はいかがでしょうか。

 

いつになく爽快感を感じる空の下に居る方も
雨の月曜朝を迎えている方も、
この月曜メールを読んで少しでも
「ようし!今週もがんばるぞ」と思っていただけたら嬉しいです。


さて。


今年の2月に独立開業した美容師の知人がいます。


開業した途端にコロナ禍に見舞われ
さぞかし大変かと思いきや、
一人でやっているプライベートサロンは、常に予約が満杯で
ずっと忙しく過ごしています。


そんな彼の元に「修行させてほしい。一緒に仕事をしたい」と申し出る若者がいて
サロンの一角を使わせてあげるために
彼が出した条件が、次の言葉でした。


「お願いしたいことは、一つ。

 それは『いつもご機嫌でいること』。

 これが守れるなら(一緒にやっても)いい」


彼曰く
『いつもご機嫌でいること』の大切さを、ある著名なラグビーの監督から学んだそうです。


その監督が言うには
『いつもご機嫌でいる』ためには、次の3つのことが満たされていなければならない。


その1.十分な食事をとること

その2.十分な睡眠をとること

その3.十分なトレーニングを積むこと


この3つの一つが欠けても、『いつもご機嫌』ではいられないのだそうです。


そしてその3つが一つでも欠けた選手は、
自分のやるべきことをおろそかにしたまま、
本来は監督の仕事であるはずの「戦術や、フォーメーションを考え始め」
ロッカールームで監督への不平不満を口にするのだそうです。


それを聞いた美容師の彼も、
これこそ、プロフェッショナルの要諦だと感じ
以来、一緒に仕事をする若手に必ず、

 

『いつもご機嫌でいるには、どういうことをしたらよいかな』と投げかけ
自分自身にも、
常にコンディションを整え、自分が本来やるべきトレーニングを積んでいくために
日常を律する工夫をしているとのことでした。


なにも若手に限らない話だと、とても共感しました。

 


そして、あまりに感銘を受けたので、
その直後に会った先輩経営者の方にこの話をしたところ、
なんとその方も、同じ言葉を自分の手帳に書いて、実践しておられました。

 

『いつもご機嫌であること』


充分な食事と睡眠が、育児や介護している家族がいて難しいこともあるかと思います。


それでも、できるかぎり自分の食事や睡眠にも気を掛けてあげつつ、
肝心の「3.自分に必要なトレーニングを積むこと」に注力することで
余計な不平不満にフォーカスせず、より健やかな心境を手に入れることに繋がるでしょう。

 

その美容師の彼いわく
常に「ご機嫌でいる」という状態がなくなり、
「人の悪口を言う」という状況になっては絶対ダメだよ、と。


お金をもらって仕事をするプロとして、
自分をちゃんと自分でコントロールできるように工夫しよう、と。


おそらく、
ロッカールームで不平不満を言うのは
新人ではない気がします。


新人は、新しい環境への挑戦で精一杯ですし、
自分が至らないことも、よくわかっています。


気を付けたいのは、ある程度「仕事に慣れた時」ではないかと思います。

 

なので、この話は何も「若手」にむけたものではなく
むしろ、中堅以上(私自身含む)にこそ、改めて大切な教えではないかと考えました。


ご機嫌でいること

悪口をいわないこと


一見、小学生に話すような言葉にみえますが、奥が深い言葉だと思います。


心を健やかに保つ工夫が、より必要とされる2020年。

良い教えに出会ったので、月曜朝にシェアさせていただきました。


今週も学びと成長のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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