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月曜メール

YPP月曜メール  私の思うことVol.528 【できるからやるのではなく、やろうと目指すことが尊い】

おはようございます。

 

すっかり秋めいてきましたね。
私の住む関東では、そろそろコートが必要かなと思う肌寒さになってきました。


さて。


春先からの自粛期間に体を動かす時間を増やしたところ、
少しずつですが、
半年かけて
筋量が増えてきました。


おそらく、、、
このまま運動を続けていけば、
この筋量は落とさないでいられるか、
もしくはもう少し増えるかもしれません。

 

でもここで安心して運動を止めたら
一気に、元の木阿弥になるということは(わざわざ実験しなくても経験的に)分かります。


一方で、、、


「心を鍛える」ということについては
良書に出会い、「ああ、そういう生き方を目指そう」とその時に思っても
読み終わって何日か、
いや、何分か経った時点で、いつも通りの考え方に戻っていることがあります。


心の鍛錬も、体を鍛えるのとまったく同じで
「毎日少しずつ続けること」が、維持できる唯一の道。


よい話を聴いたときだけ、気持ちが高揚しても
すぐに「今までの考え方」で腹を立てたり、起きてもいないことを想像して不安に陥ってしまうとしたら
やはり、それは「日々の心の鍛錬不足」なのだろうと思います。


ただ、自分の心をどうやって日々鍛え続けていったらよいのか…。
今日はその一つの答えを考えてみたいと思います。

 

 

『実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな』


人生の経験でも実績でもはるかに上回る大先輩が先日
日経新聞のインタビューで
「まだまだ一介の書生です」と仰っていました。


おそらく、学べば学ぶほど
自分が「まだまだ知らなかった。知っているつもりであった」ということに
気付くのでしょう。


知れば知るほど、目指そうと思ったことが高すぎる山にみえて
到達するのは不可能ではないか、と感じた時、
『できるか、できないか』の判断基準で、続けるかどうかを考えるとつい
『この努力は無駄ではないか』と止める理由を見つけてしまいがちです。


そんな時こそ、本日の言葉
『できるからやるのではなく、やろうと目指すことが尊い』という言葉を思い出し、
日々、理想を目指して継続している瞬間そのものにこそ、価値を見いだしたいと思います。


理想と現実にギャップがあるからこそ
登っているのであって、目指している間はずっと
「思った通りにはまだ出来ていない状況」にあるのが当たり前。


成長というのは、なにも子供の専売特許ではなく
生涯かけて、人が幸せに生きていくために、潜在的に欲しているものだと感じます。

 


先週の月曜メールでも書きましたが
自分にとって必要なトレーニングをできていない状況は、心の不安を生み出します。

 

いま「理想通りにできているかどうか」が肝心なのではなく
何かしら「(今まで出来ていなかったことを)やろうと目指す時間を過ごせているかどうか」。
心の充実のためには、そこに目を向けるのが効果的です。

 

自分の中でささやかなりとも挑戦する時間を一日の中で感じられたら、
たとえ今日は失敗しても、思い通りの結果でなくても
「目指すことが尊い」と考え、明日も続けるという選択をしたいと思います。


今週も学びと成長のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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