YPP月曜メール 私の思うことVol.519 【持たない幸せを考えてみる】
おはようございます。
お盆休みあけ、いつもと違う過ごし方の夏に
ちょっと消化不良の方も、
少ない連休でもリフレッシュされた方も
いっそのこと仕事にまい進された方もいらっしゃるかと思います。
いずれにしろ、75年前の戦時下と違って
(感染症対策はあるとはいえ)
工夫次第で、楽しいことも見つけられる平和な日常があります。
感謝して暮らすのはもちろんなのですが、
とはいえ、、、
日常で悩ましいことは次々とあるもので。。。
この連休中にファーストフード店に行ったところ
1店目は、椅子1つおきに×印をつけて座れないようになっており
店内は混んでいないのに食べられる席がなく断念し、
2店目に行ったところ、テイクアウトのみに切り替わっていて
店内では食事ができませんでした。
食事できなかったことが不満なのではなく
職業柄、席数と単価と、お店で働く人の人件費や光熱費・家賃・食
「休日のランチタイムにこれでは、大赤字だ…」と悲しい気持ちに
そんな折、ふと思い出したのが
日本初の「かたづけ士」小松易さんの言葉「もたない幸せ」でした
日本初というぐらいですから
ご自身で、この職業を自ら命名して、
かたづけを通じて、人を幸せにする会社をやってこられています。
この小松先生のコラムで見かけた言葉
「もたない幸せ」について、今あらためて、考えてみます。
学生の就職人気ランキングは
いまだに大企業が上位にきていて、
有名であること・大きいことが「安定している」イメージが長らく
今の時代、
大きな集団であればあるほど、
従来もっていた設備やさまざまなコストの負担から抜け出すのは容
翻って
この月曜メールを読んでくださっている方々はおそらく、
大きな組織に所属せず、
自分自身が「個人事業主」として、一人分の仕事をコントロールし
これから先、
どんな仕事を選んでいくのか、どんな分野を探求していくのか
何を基準に仕事を選ぶのか、全部を自分が決められる立場です。
お伺いを立てなければならない上司も、説得しなければならない部
(ご家族に相談はあるかもしれませんが)
出会う仕事を1つずつ、自分が、自分の心に聞いて選んでいくこと
もちろん、望んでも採用されないこともありますが、
どういうジャンルの仕事に応募していくか
(そのためにどんな勉強をするかを含めて)
誰がどういおうと
今、大きく変化する時代に
自分の意志だけで、次の仕事を決められる・選べる。
このアドバンテージは、
自覚している以上に、実は大きくて
「もたない幸せ」の一つと考えてよいと思います。
「安定していない」という不安は当然ありますが、
それは、大企業なら抱かないで済む不安ではありません。
就職していれば安泰かというとそうでもなく
一種類の仕事に長く従事し、自分が判断・決断する機会をさほど得
定年後に初めて変革する社会への対応を迫られるほうが、大変だと
先日読んだ本に「思考体力」という言葉がありましたが
まさに、考えるチカラ・判断してみる体験こそ、
どんな専門分野を選ぶにせよ、伸ばしていきたいチカラです。
自分で判断する機会を重ねることが「判断する力を磨く」唯一の道
組織に属さないことで、つまり「持たない幸せ」として
私たちは、身近に日々判断できるアドバンテージをもっています。
そんな中で、小さなチーム単位では
身近にお客様や、仕事仲間と、テレワークという今の時代に即した
コミュニケーション能力を磨きながら、日々経験値を上げています
ほどよく「もっているもの」と「もたないことによる幸い」をうま
漫然とではなく、力をつけようと意識しながら過ごしていると
今まで以上に、自分のアドバンテージが浮かび上がってくるように
所属がないこと。
後ろ盾がないこと。
保証がないこと。
生きるチカラをつけるのに、絶好の環境といえます。
「持たない幸せ」をかみしめて、今週を元気にスタートしたいと思
今週も学びと成長のチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子