おはようございます！

今年は梅雨がなかなか明けませんね。
いろんな面で、想定外のことにいかに明るく対応するか
そんなお題をいただいたゲームか、クイズ番組に出ているかのようです。

さて
ライフネット生命創業者（還暦からの創業として著名）であり
現在は、立命館アジア太平洋大学学長としてご活躍の出口治明さんと
3年前にパネルディスカッションでご一緒したことがありました。


新聞で書評を書くほどの大変な読書家で、
どんなジャンルの質問にも、わかりやすく的確な答えを言ってくださるので、
とにかく、お話を聞いていて飽きない方です。

そんな出口さんの持論が
「縦横に学びなさい」でした。

縦軸とは、歴史です。
歴史の中に、現在のヒントが確実に、あります。
歴史から人は学ぶべきです。

横軸とは、世界です。
これだけインターネットで世界中の知恵を探すことが出来る時代。
自国の知恵だけなんて、勿体ない。
そう出口さんが仰っていました。

出口さんの教えを思い出しつつ、
週末に、哲学者のフリードリヒ・ニーチェの教えを
わかりやすく、やさしく書いた『超訳 ニーチェの言葉』を読んでみました。

論語などでもそうなのですが、
昔の方の教えを読むと
「今の時代のことを言っているのか？！」と思うぐらい、
今も十分通用する格言、名言に出会えます。


ニーチェについては大変不勉強で、初めて読んだのですが
面白かったのは
『一日の終わりに反省しない』
『疲れたらたっぷり眠れ』
『自分をだめだと思ったり人に対して憎しみを覚えたりしているときは、
　疲れている証拠だ。
　そういうときは、（反省をするのではなく）
　さっさと自分を休ませなくてはならない（食事をしてたっぷり睡眠をとることだ）』

といった、まさにコロナ禍に通用する、日常的な生活態度に言及している点でした。
（著者と本の名誉のために付け加えると、、、上記以外にも実に幅広い示唆に富んだ
教えが詰まっていました。
ご興味ある方は是非「超訳　ニーチェの言葉　フリードリヒ・ニーチェ著　白取晴彦訳」
ご一読ください。）

難しい局面にあると「答えがない」とつい思いがちですが
歴史にも、世界にも、学ぼうと思えば
いくらでも参考になる考えや、元気が出る・明るくなれる言葉と出会えるものですね。

もちろん、世界に目を転じると
悲しいニュースも飛び込んできます。
少しでも、世の中のためになる活動ができるように
そのためにも、自分が元気でいられる「コツ」をもっておくのも大事な「処し方」だなと思います。


長い梅雨ですが、梅雨があけたら
また暑さも厳しくなっていくでしょう。
いろいろと疲れが出てきて不思議ではない夏なので
ぜひ、幅広い世界にアクセスして、元気に過ごせる言葉や時間をみつけていきましょう。　

今週も、学びと実践のチャンスにあふれてます。
笑顔あふれる一週間になりますよう。


YPP
五味渕紀子