YPP月曜メール 私の思うことVol.481 【「掛け算」は人生の方程式】
おはようございます!
久しぶりに濃霧に包まれた月曜朝を迎えています。
物事がスッキリとしていくさまを「霧が晴れる」と表現しますが
まさに、そんな月曜メールになれば嬉しいです。
さて、先週の月曜メールで
「物事は足し算ではなく、掛け算で進む」という話を書きました。
ただ肝心なことを書き損ねたので、
もう少し掘り下げてこの「掛け算の効果」を引き続き、綴りたいと思います。
何らかの経験や努力は、
足し算のように積みあがっていくイメージがあるかも知れませんが
実は、違うのです。
私淑する稲盛和夫さん(経営者であり哲学者であり、禅宗の僧侶でもいらっしゃいます)は
次のような「人生の方程式」を折に触れて説き、その書物などでも広めています。
【人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力】
物事は足し算ではなく、掛け算でその成果が出るものなのです。
よい考え方と熱意をもって取り組めば、
能力があっても熱意が足りない人よりも
素晴らしい結果を出すことができますよ
という教えです。
そしてもしも、「足し算・引き算」であれば
すこしぐらい悪い考え方をしても、多少のマイナスで済みますが
実際には「掛け算」なので
悪い考え方をしてしまうとすべてマイナスになってしまいます。
その能力や熱意が大きいほど
大きなマイナスになってしまう、
その「考え方」の影響力の大きさにぜひ気づいてほしい、と仰っています。
これは、すべてに通じる
とても大きな意味を持つ「人生の歩き方」の方程式なのです。
この方程式を知らずに
日々の小さな一歩では、なかなか前に進まないと感じているとき
もしかしたら、私たちは
自分の行動に「足し算」のイメージを知らず知らずに抱いているかもしれません。
ほんとうの世の中の真理を信じるならば
決して「足し算」ではなく、物事は「掛け算」で進みます。
少しずつ取り組んだことであっても、
誰かのために良かれと思っての行動や
なんとかやり遂げようという熱意が伴うことで
やがてとても大きな成果として現れてくる。
ただそこにはタイムラグがあり
思ったらすぐ叶う、というほど短期間ではないがために
あともう少しで成果が表れるというその直前に
「やっぱり私は向いていない・苦手だ」などと
勝手に見切って
それまでの努力をやめてしまうことが往々にしてあるようです。
そんな失敗体験も、
また次の目標が表れたときに
「前回のように途中でやめないでみよう」と思う発奮材料となれば、
決して無駄な時間ではないかもしれません。
物事は、自分が好むと好まざるとに関わらず
「掛け算になってしまう」ので
マイナスの考え方には要注意。
そして、プラスの考え方なら、
自分の努力を何倍にもプラスにしてくれる、
“自分自身が、自分の大きな味方になれる”という良さを
是非知っておきたいと思います。
今週も学びのチャンスに恵まれています。
笑顔溢れる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子