YPP月曜メール 私の思うことVol.472 【『閾値(いきち)』を愚直に積み重ねる】
おはようございます。
二週連続で、三連休の月曜朝ですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
関東は夜半の強めの雨があがりました。
今日はお客様の屋外イベント最終日なので
曇り空でも(雨予報が外れ)手を合わせたいぐらい、ありがたい気
一方、中国地方には台風が近づいており
千葉では今も停電が続いているお宅があります。
せめてできることは
Amazonでの支援物資寄付(1クリックで本当に簡単です!)
次の災害への備えをしておくことでしょうか。
さて、本日は
私が人生の師匠(メンター)から教わった『閾値(いきち)』とい
何度も月曜メールで出ている言葉をシェアしたいと思います。
人生で「師匠(メンター)」と呼べる人に出会ったことで
私の仕事人生は、大きく変わりました。
それまでは、
世の中に普遍的な法則があることや
人生を真剣に生きている達人たちの「教え」を学ぼうともせず
(その存在も気づかず)
自分が置かれている世界が日々変化していることを知らず、
(一見)うまくいかないことがあれば
永遠に解けない難問のように感じていました。
しかし
実際には、永遠に同じ状況は一つもなく
物事は常に変化を続けていて
一見うまくいかない仕事上のミスや現象は
見方を変えれば、自分の言動を考え直す絶好の教材であり
学びの宝庫にあふれた(実に幸せな)日常なのでした。
(人の力ではどうしようもない、抗えない出来事も時にありますが
そして学習を続けるのに有効な言葉として
『閾値(いきち)』を教わりました。
『閾値』という言葉自体はビジネス用語的な意味はなく
物事がある境目(臨界点)に達するまでの物量を指します。
例えば
地震が起きるまでにたまるプレート移動の量であったり
水がお湯になるまでに必要な熱など
何かしらの量を指す言葉ですが
師匠は「ものの見方・捉え方」として
人が学習をして
できるようになる「臨界点」までの
“積み重ねるべき努力の量”を『閾値』で説明してくれたのです。
師匠いわく
人が成長していく「進度」をグラフで表すと
決して直線ではなく、
最初はほぼ動かない。
(自分では成長しているようには決して感じられない)
けれど、定期的に練習を積み重ねると
『閾値』が貯まっていき
ある日、成長カーブは大きく急上昇し「できる」段階に到達する。
成長グラフはアルファベットのSのようにカーブを描いて昇ってい
今すぐ変化がないからといってやめてしまうのではなく
急に成長する臨界点を信じて
『閾値』を貯めなさい、と教わりました。
そして
『閾値』にはプラスもあればマイナスもある。
マイナスを積み重ねれば
ある日、ドカーンと良くない結果をもたらすから
それも気を付けるように、とも教わりました。
(ハインリッヒの法則が有名ですが
建設現場などで、
1の重大事故の下には
29の軽微な事故が存在し、その下には300の異常が存在すると
師匠の『閾値』で考えると
マイナスの行為が溜まってしまった結果という見方もできます)
ともあれ
今日、共有したいのはプラスの閾値のほうです。
勿体ないのは、
『閾値』が貯まって臨界点に達する直前あたりで
「こんなことを続けて本当に成果がでるのかな」と
やめてしまう人が多いそうで
私も数多く、その失敗をしてきたように思います。
自分が継続してきたことに
勝手に黄色信号を灯してしまったとき
ちょっとサボってしまったときは
『閾値』を貯めるイメージを思い出したいと思います。
日本でも世界でも
大きな天災やままならない出来事をじっと耐えている人もいる中
平穏無事であることに心から感謝しつつ、
学べる時間を大事にしたいと思います。
今週も笑顔あふれる一週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子