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月曜メール

vol.322 【最初は、目算からして下手っぴなのです】

おはようございます。
朝の冷え込みが厳しくなった関東の朝です。

 

北海道の友人宅はすでに雪だと聞きました。
皆さまの上空はいかがでしょうか。


さて、自転車や自動車の運転を習い始めた時のことを思い出してみると
最初は、見るべき位置に視点を置くことがなかなかできませんでした。

どうしても見るべき位置よりも手前を見てしまうのです。

 

仕事においても似たようなことが言えます。

 

初心者であるときほど、視点が見るべき位置より短めになってしまいがちです。

 

どの仕事も全容把握をするとやるべきことも見えてくるのですが、
慣れない業務に着手した途端
この全容把握から遠ざかり、
近視眼的に物事を見てしまいがちです。

 

そして「こんなに難しいことをやらなくてはいけないなんて(無理だ)」とか
「いつまで、これが続くのだろう(これ以上無理だ)」と感じてしまいがちです。

 

ではサッサと全容把握をすればよいのか、というと
そう簡単に出来ないからこそ苦労をします。

 

1つの解決策としては、自分よりも先輩に聞く、という方法があります。

 

しかし一番の解決策は、とにかく量を重ねて習熟していくこと、これに尽きます。

 

先輩に聞いたとて、すぐにそのように出来るわけでもなく
試行錯誤の時間はある程度かかります。

 

でもその試行錯誤の中にいながら
「いままで自分が考えてきたこと、経験してきたことが全て」ではなく
「これから学ぶことの方が多いから、いまはまだ全部が見えていない」と心得ておくことは、

何かを継続させるコツかもしれません。


初心者なので
目標の立て方や、比べる相手も、達成できるまでの目算もそんなに上手には出来ません。

 

大抵は目標の立て方からして本当に下手っぴです。

 

下手が悪いことではありません。

高い理想を立ててそのギャップに悩むのも、初々しい体験をしていればこそ。

 

仕事において自分の未熟さに悩みがあるというのは、
挑戦の証に他なりません。

 

むしろ、仕事が全てスムーズであれば
その方が悩んだ方が良いかもしれません。

 

次第に目標の立て方も上手になり、
いまは出来ないことであっても
未来には出来るようになる自分を思い描けるようになればしめたものです。

 

けれど、1つのことを極めない限り
なかなかその境地は訪れてくれません。

 

目の前に現れてくれた仕事や課題に向き合う中で
自分の下手っぴさ加減を味わいながら
「こんなに下手なのに、やらせてもらえるのだから頑張ろう」と
めげない人には、やがて(金銭的なものだけではなく)大きな仕事の報酬が得られるだろうと思います。

 

一人でも黙々と我が道と決めた道を歩める人もいますが
大抵は、一人では長続きしないものです。

 

何かに挑戦するときに
頼りになるのは、同じように何かに挑戦している仲間。

 

在宅ワークであっても、住む土地が離れていても
繋がろうと思えば繋がれる時代です。

 

ぜひ時代の「利点」を生かして
挑戦の日々を楽しくしていきたいと思います。

 

今週も学びと実践のチャンスに溢れています。

笑顔あふれる一週間になりますよう。

 

YPP
五味渕紀子

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