YPP月曜メール 私の思うことvol.462 【ここに至るまでの道のりを思うこと】
おはようございます。
三連休の最終日
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
世間がお休みの方が多い中、
連日シフトに入ってくださる方々に
改めてお礼を申し上げます。
さて、
例えがよくないかもしれないですが、
街中で配られるティシュを
受け取らず、
そこに立つ人の存在すら無視して通り過ぎてしまったことはないでしょうか。
通り過ぎてしまってから
思うことがあるのですが、
もしも昨日
自分がティシュ配りのアルバイトをしていたら
きっと受け取っていただろうな、と。
最近は減りましたが
掛かってくるセールスの電話を
冷たく切る人も、
もし自分が終日電話かけの仕事をした翌日であれば
もう少しやんわりと断るようになるのだろうと思うのです。
体験してみると
その苦労の一端を知り
無下にはできなくなるもの。
野菜作りやお米作りを体験すると、
残しては申し訳ない気持ちになり、
食べ物を大事にするのも
『知った』からこそ。
さて、来週日曜は選挙です。
休みの日に面倒だな、とか
行ってもどうせ変わらないとか、
自分には関係ないと思って、
そもそも選挙に行くつもりもない人がいるかも知れません。
ただ、もしも
自分に選挙権がない時代に
投票できる権利を勝ち取ろうと戦った体験があったとしたら、
一票を投じることに
不平不満や
無気力感を抱くことは
決してないだろうと想像します。
物が溢れている時代に
自分の上空を戦闘機が飛ばない時代に
もっと不自由な状況を想像するのは
簡単ではないかもしれないですが、
ほんのすこしだけ
当時の状況を必死に伝承する人たちの話に触れれば
今の生活が
「当たり前」であり続けるためには
努力が必要であることが感じられます。
日常に多少の煩わしい出来事や、
憂うつななにかを抱えているとしても、
(少なくとも今日の国内は)平和で、
インフラの整った便利な生活を享受できるまでの道のりには
幾多の壮絶な出来事があり、
ひと世代、ふた世代前の人が文字通り「生き残って」繋いでくれた命を受け継いで
今に至っています。
当たり前だと思っていることの殆どは、
奇跡的な確率で
手に出来ていること。
ここに至るまでに
色々な道のりがあったこと。
これまでのことに感謝し
少しでも応えようと思ったとき
未来や
自分が手助けできることを自覚すること
『自分なりに考える』という行為を怠らないことは
結果的に
誰よりも自分を救う一助になるとも思います。
選挙に限らず
日常的な言葉掛け一つでも
周りを助けるチカラが
実は
誰もが持っていること。
行動は
ほかの人に任せることではなく、
自分が主体的にやると『知る』こと。
煩わしいと感じている「予定」は、
実は挑戦や学びの体験の宝庫であると考えること。
簡単に手に入れているように思えたことが
全ては誰かの努力から繋がって
今ここにあることを感じながら
投票までの1週間
なにが大切かを『よく考える』時間を過ごそうと思います。
今週も笑顔あふれる1週間になりますよう。
YPP
五味渕紀子