おはようございます。
昨日、今年初の鱗雲をみました。
暑い日が続く中でも
少しずつ秋の気配がやってきますね。

今週は、
劇作家の平田オリザさんの幼少時代、
幼稚園の園長先生とのエピソードをご紹介します。

温かい土の中で、植物が芽吹く
お母さんの温かいお腹の中で卵が育つ

園長先生からそう教わったオリザ少年は
質問します。

「じゃあ、たまごを、つちのなかにいれたら、ひよこになる？」

翌日、先生は小さな植木鉢に卵を入れてもってきた。
待てど暮らせど、ひよこは出てこなかった。
ダメだったね、と二人で笑った。

そういうエピソードでした。
（引用：日経新聞コラム　こころの玉手箱）

「タマゴは土の中では無理よ」と答えを返すのではなく
試してみる体験を与える。

そんな「答えを教えない」教育が育む大切なものがある、と思います。

自ら考えて、自ら見つける。
やってみる。

それが合っていても違っていても、
その答えを
自分が考え、行った結果として受け入れる。

そういう体験の連続が、自ら判断し、自ら動く力を養うと思うのです。

未来をつくる子どもたちには
ぜひ、そういう教育をしたいなと思いますし
大人だって同じ。


ある先輩に見せて頂いた写真には
「出来なかったことは恥じなくていい。
　やらなかったことを恥じなさい。」とありました。


自分の判断に自信がない時期こそ
見方を変えれば
「自ら考えてやってみる」を試す絶好のチャンス。

自分の考えに自信がなく
つい人に聞いてしまう、という方は
まず今週一つ、トライしてみませんか。


世界は学びと実践の機会にあふれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。

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五味渕紀子

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