YPP月曜メール 私の思うことVol.673 【「少数派」に目を向けてみる】
おはようございます。
明日から8月ですね!夏本番です。
さて
日本では「和を以て貴しとなす」という言葉があるように
合意形成を重んじる文化があります。
お国が違えば
「全員が賛成したらその結論は疑え」という格言があるそうで
意見は異なるのが自然、という文化もあります。
「多様化」と言われる昨今ですが、
実は、「みんな同じ」ではなかったことのほうが多く
より正確な事実に目を向けられるようになったのかな、と思います。
「平均値」だって、全体の真ん中の数値であり
むしろ「平均値」に当てはまる人は「少数派」。
「それ、みんな、やってます!」は果たして本当か?
やっていない人も、少数派ながら、確実にいます。
「いつも、うまくいかない!」は果たして本当か?
うまくいった日のことを忘れているだけ、だったりします。
「みんな…」や「いつも…」や「絶対…」は
よく耳にする言葉ですが
事実を丁寧にみてみると、
大概は「必ずしも、みんな(いつも・絶対)ではない」。
むしろ丁寧に考えると
「みんな…」
「いつも…」
「絶対…」は、安易に使えなくなります。
「みんな・いつも・絶対」で、一括りにして
「少数派」の存在を見ないようにするのは、
【思考の怠慢】かもしれません。
あるドラマの中で主人公が
「辛いことばかり起きるね」と言われて、少しの沈黙の後
「いいこともあるよ」と答えていました。
仕事のモチベーションが上がらない日に
「初心に帰る」という行為で
自分の中にある「少数派」を利用する人もいます。
実は「少数派」は、役に立つことが多いです。
記憶や体験や社会の「少数派」について考えてみることが
物事をより丁寧に捉えることに繋がると良いなと思います。
今週も学びのチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。
『一人でも多くの人に、仕事の喜びを』
おまかせ事務代行YPP
五味渕紀子