YPP月曜メール 私の思うことVol.666 【あるものを活かす。マイナスこそ、活かす】
おはようございます。
梅雨らしいシトシト雨の朝を迎えている関東です。
皆様の上空はいかがでしょうか。
さて今日は
ある知人の「生き方」を紹介させてください。
お客様を介して、10年位前に出会った
全盲のヴァイオリニスト 穴澤雄介さん。
facebookで
「全盲の私穴澤が、感覚だけでシャッターを切る恐怖の穴澤写真館」と
時々、写真を投稿しているのですが
毎回驚くほど見事な構図で、見えないまま撮影したとは思えない腕前です。
今日お伝えしたいのは、写真の腕前ではなく
穴澤さんの「考え方」「生き方」です。
「AIと闘って25年の先輩」として
このたび本を出版され、映画にもなりました。
ご著書から少し引用させてください。
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実は私、中途失明で全盲なのです。
視覚障害者である以上、自ずとスピード弱者にもなり、
情報障害者にもなってしまうのです。
つまり私からすると、健常者のみなさんはAIみたいなものなのですよ。
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(引用おわり)
そのAIたちの中で、
視覚障害という境遇以外にも
ご両親の離婚や、お父様の会社倒産による夜逃げ・・・
一体どうやって生き延びたのですか?と聞きたくなる体験の持ち主ですが
その中で
穴澤さんが体得された「考え方の改革」。
苦し紛れ。崖っぷち。苦肉の策。
言葉だけを並べると、大変ハードな文字ばかりですが
(そして実際には筆舌に尽くしがたい体験をなさっていますが)
穴澤さんご本人は大変明るく元気に
本業の演奏や作曲だけでなく、講演・映画・本を通じて
今や、悩めるAI(健常者)に勇気を届ける活動をされています。
マイナスをプラスに変える。
そうすれば
マイナスだって、そんなに悪くない「きっかけ」。
むしろ、プラスだらけよりも発見も多い。
頭でわかっていても、つい
(そして実は恵まれている時こそ)
愚痴や不満が口をついて出てくるのが世の常で。。。
マイナスをプラスに転じて考えるのが
うまく出来ないな、と感じた時こそ
穴澤さんのご著書
「光をみつける」から、彼の生きざまに触れると
「考え方の修正」に役立つのではないかな、と思います。
もちろん、
マイナスをプラスにするのに
目下、大チャレンジ中!という元気な方にとっても
ますます勇気をもらえる一冊です。
https://onl.la/JZdR9nc
最後に「光をみつける」映画の公式サイトもご紹介します。
https://anazawa-cinema.com/
<上映情報>
日 時・2023年6月15日(木)~6月30日(金)[6月21日と28日は休館]
上映開始時間=15:00~
☆6月15日と18日の上映後には舞台挨拶を予定
劇 場・「シネマ・チュプキ・タバタ」 東京都北区東田端2-8-4
TEL&FAX 03-6240-8480(水曜定休)
交 通・JR山手線・京浜東北線田端駅北口を出て、右方向徒歩5分
料 金・1800円(前売り=1500円)
監 督・永田陽介
出 演・穴澤雄介(全盲のバイオリニスト) 舞の海秀平(大相撲解説者)
野田正純(ジャズピアニスト) 木曽保人(陶芸家) 松井雅司(指揮者)他
穴澤さんいわく「映画を観て本を読む」の順番がおススメだそうです(笑)。
近郊にお住いの方がいらしたら
ぜひ映画館にも足をお運びください。
今週も学びのチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。
『一人でも多くの人に、仕事の喜びを』
おまかせ事務代行YPP
五味渕紀子