おはようございます。
今日は全国的に雨模様とのこと
関東も冬らしい、白い空です。
どうぞ暖かくしてお過ごしください。


先週、東京台東区で、昔ながらの道具店がひしめくエリア合羽橋（かっぱばし）で
とても注目されている（テレビ出演など多数）「飯田屋」さんの5代目店主　
飯田敬子さんとご縁をいただきました。

敬子さんが事業継承した6代目店主　
飯田結太さんが書かれた本を読んでみると
そこには、店舗経営をこえて
人が幸せに生きるためのヒントが沢山ありました。

今日はその中から、素敵な言葉をシェアしたいと思います。


飯田屋さんは100年以上つづく老舗の料理道具専門店なのですが
6代目店主が行き着いたのは「３ない経営」。
「売上目標・ノルマ・事業計画書」がない代わりに
面白いルールがあります。

「月間160時間（1日8時間×20営業日）ルール」と
「2万回ルール」

「月間160時間までは、一人のお客様に集中して関わってよい」
「2万回までは、同じことを質問してよい」
というルールです。

会社の売上目標に
日々プレッシャーを感じて仕事をしている人は全国に多数いると思いますが
お客様にまるまる一ヵ月を使っていいよ、と言ってくれる会社は
中々ない。

同じことを聞いたら叱られる、とビクビクする新人は全国に多数いると思いますが
確認したいことは何度でも聞いて、と言ってくれる会社は
中々ない。

一見変わっているけれど「本当は大事だよね」ということを
実践している飯田屋さんの6代目店主が
本で書いていたのは
『優秀というのは、優しさに秀でること』。

人より早く作業出来るとか
多くを知っている、ということではなく
『大切な人が大切にしていることを大切にできること』。

これが大事だと書いていらっしゃいました。

言われてみれば、「これに尽きる」と思います。

「あなたが大切にしていることは何ですか？」と問いかけ
自分にも「私が大切にしていることは何？」と問いかけてみる。

パッと即答できないとしたら
まず「何を大切にしたい？」という問いを抱いてみる。

その繰り返しが
周りを幸せにするだけでなく、
自分自身を満ち足りた気持ちにすることに繋がると思います。


いま
トルコとシリアには、沢山の助けが必要です。

テントを集めてすぐ送った登山家　野口さんの行動は
本当に素晴らしいと思います。

地震大国に住む私たちだからこそ
おそらく、他の国よりも他人事ではなく、
何が必要かを感じることが出来るはず。

直接の知り合いではないけれど
「大切な人が大切にしていることを大切にできるようにすること」として、
コンビニの募金箱にお釣りを入れることも、ひとつの優しさ。


「大切な人が大切にしていることを大切にする」
これを毎日続けていきながら
去年よりも健やかで穏やかな心境で過ごせるようになる。

人生100年時代
優しさに秀でることをみんなで目指したいと思います。


今週も学びのチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。


『一人でも多くの人に、仕事の喜びを』
おまかせ事務代行YPP
五味渕紀子