YPP月曜メール 私の思うことVol.640【ルーキー・スマート】
おはようございます。
関東地方は、綺麗な晴天の朝を迎えています。
みなさまの上空はいかがでしょうか。
人材育成の第一人者 リズ・ワイズマンという方が書いた
「ルーキー・スマート」という本があります。
「ルーキー」
つまり「新人」ならではの思考と行動の「強さ」を
書いた本です。
ルーキーは
過去の経験則を知らないので、それに縛られない。
素朴な問いかけができる。
失いたくない資源がない。
重荷を背負っていないので自由に前向きに考えられる。
などなど。
対するベテランは
守りたい実績、傷つけたくない評判、失いたくない資源がある。
守るべき資源や応えたい期待から
自己防衛の意識が働く。
勝手に限界を決める。
同じ道を歩き続ける。
地位に固執する。
などなど。
とはいえ、ルーキーでも
「新人だから自分には何もできない」と
消極的な思い込みをする人もいるし
ベテランでも
過去に縛られず、前向きな思考をもつ人もいます。
やりたくない人もやりたい人も
自分に都合の良い理由を見つけてしまうもの。
本著では
ルーキーは、ルーキーならではの良さを生かし、
ベテランも、ルーキーの思考を手に入れれば鬼に金棒 と説いています。
「ルーキー・スマート」にある通り
知識があるということは決定打ではない、ということですが
一方で、
AIが導き出した、上位5%のできる人の唯一の共通項は
『月平均4.2冊以上の読書の習慣』です。
これをどう考えるか。
私の個人的な感想ですが、
『読書という習慣』は、知識を得ること以上に
自分はまだまだ知らないことがあるという意識
『学び続けるという姿勢のキープ』に効果があるのではないかと思います。
ネットで検索すれば、いくらでも詳しい解説が出てくるのに
時間をとって本を読んで、
誰かの経験を追体験するのは「学びたい」という欲求そのもの。
年齢を重ねるごとに
「ルーキー・スマート」に磨きをかけるために
「学ぶ習慣」を持っておくのは、とても大事だなと思います。
そして今日は「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」。
一粒の籾(もみ)をまけば、万倍の籾を持った稲穂になる
ということで
何かを学び始めるのに縁起の良い日とされています。
ぜひ1冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
今週も学びのチャンスに恵まれています。
笑顔あふれる一週間になりますよう。
『一人でも多くの人に、仕事の喜びを』
おまかせ事務代行YPP
五味渕紀子